京都北山・細野の神主、中村さんと出会ったのは、三重県飯高町の水屋神社でした。
かれこれ10年くらい前になるでしょうか。
奈良県の【青葉仁(あおはに)会】に請われて3年間お務めされていたときにも会いに行き、いろいろ教えていただいたりしました。
が、今まで一度も本拠地である京都北山に行ったことがなかったのです。
中村さんとも4〜5年お会いしてなかったし、お言葉に甘えて立ち寄らせていただくことになりました。
方向音痴のわたし。幸いなことに道の駅【
ウッディー京北】から約8kmだったので前泊し、心に余裕を持って行くことができました(^o^)
ご自宅の隣に山小屋風の囲炉裏小屋があり、そこでしばし歓談。
ご自宅も山小屋も草庵も、みんな神主さんの手づくりです! うちのおとーさんみたい(笑)
写真を撮らせていただけばよかった〜。
数えで傘寿(80歳!)というのに相変わらず精力的に活動されていて、そのバイタリティには本当に驚かされます。
中村さんのブログはこちらです→【
京都北山細野の神主】
健康の秘訣は運動にあるのか、現役の草野球選手でもあります!
身につまされます…。

お昼は和食レストラン【
けいほく】で蕎麦をご馳走していただきました(*^人^*)
おろし蕎麦+納豆もち。
納豆もちは道の駅にもあって、気になってたんです。京北の郷土料理らしいです。
東北の納豆もちのイメージで「柔らかいお餅に納豆があえてある」と思い込んでいたのですが、出てきたのを見たらまったく違う。
なるとのように納豆を餅で「の」の字にくるんで、焼いてありました。
うっすらタレがかかった表面がカリっと香ばしくて、もっちりお餅と納豆が合う! 納豆の配分もちょうどいいです。
関西では納豆を食べないって聞いてたけど、これは美味しくて病み付きになりそう。
次回も来たら食べちゃうな♪
お蕎麦は細切り、シコシコとした歯触りで蕎麦の風味も上品でした。
大根おろしと鰹節、お揚げ、椎茸の甘煮がトッピング。
そば湯もトロットロで美味しかったです〜(´ω`*)
隣の北山里山料理【
京蕪庵(キョウブアン)】と同じ店舗だと思ってたら、繋がってませんでした。(経営は同じみたい)
こちらの方が眺めはいいです。

ご自宅に戻って、また色々と歓談したあと、お宮さんに参拝させていただきました。
山間の集落にひっそりと佇む【九頭神社】。二本の杉の巨木が門番のように神社を守っています。
神主さん不在の神社が多い昨今、おひとりでいくつもの神社を兼任している神主さんもたくさんいらっしゃいます。
中村さんも同じく兼任されていますが、九頭神社へは毎朝身を清めて神饌(しんせん)を準備し、祝詞を奏上しているそうです。雨の日も雪の日も。
現在は特に「難病平癒」の祈祷をされています。
治療法も特効薬もない難病に罹った方々が最後にすがるのは神様しかない。
その思いからはじめられたそうです。

写真:左=神楽殿は倒壊の恐れがあるためつっかえ棒で支えられていました。
修復するには多額の費用がかかるので、しばらくこれで持ちこたえてくれることを祈るばかりです。
以下、案内板より↓
九頭神社の創建は不明だが、近世の祭神は九頭大明神で、享保4年(1719)に吉田社の卜部兼敬から正一位の宣旨を受けている。
現在の本殿は安永7年(1778)の造営である。
大工棟梁は地元 余野村の市瀬伊兵衛、福井源蔵、坂口紋次郎の三名、木挽も同じ余野村の忠次郎で、胆煎は若狭国大飯郡日置村の市瀬清右衛門が務めた。高欄の擬宝珠は鋳物師の村田國久が製作している。
建物は、こけら葺きの一間社流造で、内部は前後二室に分かれる。屋根の正面に軒唐破風と千鳥破風を付け、縁の下を組物で飾るなど、豪華な造りになっている。装飾彫刻も、龍・麒麟・獅子など多種にわたり見応えがある。
この本殿は、早い時期から覆屋に収められていたようで、棟札や設計図である板絵図などとともに保存状態は良好である。
保守的な様式の建物が多い京北地域にあっては珍しく。構造や装飾が派手で凝った造りになっている。

写真:左=九頭神社本殿は、京都市登録文化財に指定されています。
覆屋で囲われていますが、開けていただいて参拝するとともに、素晴らしい彫刻も目にすることができました(*´▽`*)
写真、撮り忘れた〜〜〜(笑;)
写真:右=中村さんが、神主としてではなくNPO法人【ごっこ屋本舗】代表として奉納した絵馬。
以前から【日本野あそび協会】としてスティックトンボ、ブンブンゴマ、リボン細工、折り紙細工などなど、昔ながらの野あそび(伝承あそび)体験をイベントなどで普及してきた経験を活かして、NPO法人【
ごっこ屋本舗】を立ち上げられました。
特定非営利活動法人 ごっこ屋本舗 | NPO法人ポータルサイト - 内閣府より抜粋↓
疲弊する地方農山村を中心とした国内事業者に対し、消費者との橋渡しなどの各種支援と、消費者に対する健全な生産消費活動の啓蒙を行います。
その過程で得た様々なノウハウを元に、地方と都市の商業ネットワークに不可欠な都市部小売業者の育成や、いわゆる「田舎」が自立した経済発展を遂げるための方法を模索・研究するとともに、次世代を担う子どもたちにも実体験を含む学習の機会を設けます。
地方の過疎化・高齢化などの問題を含め、現在の日本が抱える問題点を、将来にわたって解決する方法を蓄積・発信・実践することで、活力あるよりよき日本の姿を取り戻す一助となすことを目的とします。
こう書くと難しくてアタマに入ってきませんが(笑)、「お店屋さんごっこ」をして楽しもうというのが原点だそうです。
ざっくばらんに考えるとマルシェでワークショップやってるのと似たような感じかな?
【ごっこ屋本舗】のパンフレットもガリ版誌!
「手」から「手」へ、「手づくり」の暖かさと楽しさと笑顔あふれるひとときを共有し、その経験を活かしてもらえたらなお嬉しい。そんな人たちの集まりです。
北摂にある【千里ニュータウン】の氏神さま、千里天神(上新田天神社)の一角で【ごっこ屋本舗】が例月の集いを行っています。
毎月第二土曜日は千里の天神さんの日、ということで毎月第二土曜日開催。
お近くの方は覗きに行ってみてください(´ω`*)
撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)※魚眼レンズ着用

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