

茨城県にある筑波山/筑波山神社に行ってきました!(筑波山 - Wikipediaの解説)
写真(左)随神門(市指定文化財)
写真(右)“観光”案内図
古くは『万葉集』にも詠まれ、日本百名山、日本百景、関東の富士見百景、日本の地質百選に選定されており、古代から山岳信仰を集めた“聖地”であるハズなのですが…。
この著しい観光地化はいったいどうしたことかΣ(´Д`lll)
先日訪れた三峯山も観光地っぽくてビックリしたけど、その比じゃない。山道の途中にラブホまであったよ…がっくし。


写真(左)筑波山神社拝殿
写真(右)渡神社(ご祭神は蛭児命/ヒルコ)
筑波山縁起によれば、筑波山神社の創祀は遠く神代に始まります。
↓以下、ちょっと解りやすくしたコピペ
天地開闢(てんちかいびゃく/世界の始まり)のおり、諾冊二尊(イザナギ・イザナミ)が天祖の詔(みことのり)をうけて高天原を起ち、天之浮橋に並び立ち、天之瓊矛(あめのぬぼこ)をもって滄海(あおうなばら)をかき探ったところ鉾の先よりしたたり落ちる潮(うしお)が凝(かたま)って、一つの島になった。
二神は東方霊位にあたる海中に筑波山を造り降臨し、天之御柱を見立て、左旋右旋して東西御座を替え、相対面なされて夫婦となり大八洲国(本州・九州・四国・淡路・壱岐・ 対馬・隠岐・佐渡などの「八つの島」の総称)および山河草木をお生みになった。
次に日神(アマテラス)、月神(ツクヨミ)、蛭児命(ヒルコ/水蛭子、蛭子神、蛭子命)、素盞鳴尊(スサノオ)を生み八百万神をお生みになった。
記紀に伝える「おのころ島」とは筑波山のことで、そのため筑波山は日本二柱の父母二神、皇子四所降臨御誕生の霊山であり、本朝神道の根元はただ此山にあるのみと伝えている。
男体山=筑波男大神(伊弉諾尊)、女体山=筑波女大神(伊弉冉尊)、つまり国産み&神産みの神イザナギ・イザナミをご祭神として祀っているにも関わらず、明治維新後に社格は県社になりました。
おそらく観光地化したのはその後ではないでしょうか。“格式”ひとつで信仰心さえ下落してしまうものなのか…。
(ちなみに、この社格制度は第二次世界大戦後、GHQによる神道指令によって廃止されています)


写真(左)境内にあるさざれ石
写真(右)拝殿の左後ろあたりにあるご神水
ご神水の後ろ側にチラっと赤い鳥居が写っていますが、その先に朝日稲荷神社(通称:出世稲荷)があります。


写真(左)筑波山ケーブルカー乗り場
写真(右)御幸ヶ原からの眺め
筑波山神社拝殿横の宮脇駅〜山頂近くの御幸ヶ原まで筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー)で登りました。往復¥1,020。


写真(左)男体山(標高871m)
写真(右)女体山(標高877m)
それぞれ、本殿に後光ちっくなマルをつけてみました。
女体山の方からは、筑波山ロープウェイでつつじヶ丘駅まで繋がっています。
御幸ヶ原から男体山まで約300m、女体山まで約600mで、女体山山頂までの道すがらには弁慶七戻り、母の胎内くぐり、ガマ石があります。
筑波山が関東平野では滅多にない独立峰的な山であることから、気象観測や無線通信、アマチュア無線用中継局筑波山レピータなどなどのアンテナが建っていて、それがまたちょっと切ないです。
お土産屋さんに喫茶・軽食、展望台は360℃回転式という…登山するとまた印象が変わるとは思うのですが、霊山としての神聖さは感じられませんでした。


気を取り直して、またケーブルカーで下りて拝殿や境内をしんみりお散歩。
写真(左)樹齢800年以上と言われる、ご神木の大杉
写真(右)これは夫婦杉?
余談ですが、拝殿の右側に立つ『マルバクス』は、葉が著しく丸いクスノキの変種。ここの他には福岡県太宰府に一本確認されているだけなんだそうです。
下山後、地元キャンパーのTさんと再会して筑波山神社についても色々と教えていただいたのですが(ブログを書くのに助かりました・笑)、筑波山で日帰り入浴するのであれば、江戸時代から創業しているその名も『江戸屋』さんがオススメだそうです。
日帰り入浴¥1,000とお高いですが、筑波山の他の旅館・ホテルもほぼ横並びです(^_^;
皇族が参拝に訪れる際も、『江戸屋』に宿泊するんだそうですよ。
筑波山登山に関しては、(社)つくば観光コンベンション協会>筑波山をご参照ください。
撮影:Nikon D60
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