

R123号沿い、栃木県芳賀郡茂木町馬門(リンク先はMapFanWebの地図)にある『馬門(まかど)の滝』、俗称『一箱滝』です。那珂川県立自然公園に含まれています。
那珂川の両岸の河岸段丘から流下する小さな滝が、浸食で次第に後退し、飯野地区から馬門地区まで遡ってきた幼年期の滝です。
両岸は安山岩が切り立つ天然の岩滝で、高さ7.6m、幅27.3m。かつては、ここから上流へ魚が遡れなかったということから、「魚止めの滝」とも呼ばれていました。
また、ここには水力発電所(大正期)があった所で、芳賀最初の電灯がこの滝より灯りました。(案内板より)


道の駅『もてぎ』から約3km、道の駅『かつら』まで約10kmくらいかな?『ツインリンクもてぎ』の近くでもあります。
普通車4〜5台くらいの駐車場と、小さな東屋&展望所があります。
あまり大きな滝ではないですが、ここ数日は雨が降ったりしたお陰か水量が多く、迫力がありました。
写真(右)の岩が階段のようになっているのは自然にできたのでしょうか?

↓の写真をよ〜く見てみてください。拝殿妻上から、鬼が見下ろしています。こ、怖いよ〜!


安永3年(1774)創建、御祭神は倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)。
馬門稲荷神社は、江戸時代中期の神社建築最盛期に建立された。
本殿は、権現造り切妻で正面裏面の狐の群れや人物と花の彫刻は精密で美しい。
幣殿・拝殿も本殿と同時に建築された精巧な建造物である。(案内板より)


稲荷神社ということで、狛犬さんではなく狐さんがお出迎え。
ずいぶん風化していて、歴史を感じさせます。
名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。京都・伏見稲荷大社の主祭神になっていて、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。
別名をミケツカミ(御饌津神)という。キツネの古名である「ケツ」と混同し同一視されることがあるが、キツネの姿をしているのは稲荷神のお使いである。
穀物の神としてだけでなく、農耕の神、商工業の神としても信仰されている。
(ウカノミタマ - Wikipediaの解説より)


拝殿の彫刻が見事です!


写真(左)本殿の左脇にひっそり鎮座する祠/(右)手水岩
手水岩にはたくさんの文字が刻まれているのですが、こちらもだいぶ風化していてうっすらとしか読めません。
どうやら天保十一年(1840)五月吉日に奉納されているようです。
この辺りは那賀川の恵みがあって土地も平らだし、昔から人が住み、豊かに暮らしていたのでしょうね。
撮影:ケータイカメラ(DoCoMo SH-02A)
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