

【多氣山 大火渡り祭】は今年で「第7回」とのことで、こちらでの開催が始まったのは最近なんですね。


正式には【柴燈大護摩供多氣山大火渡り祭】。
柴燈護摩(さいとうごま)とは、修験道に伝わる、野外で行う大規模な護摩祈祷です。当山では、昨年(2013年)高尾山より徒歩にて持って参りました修験の法燈を用いて御護摩を御修行します。
(公式サイトより)
高野山などから修験者(行者)さんたちが大勢集まっていました。
しかし、いわゆる観光客(見物人)はまばら。意外と知られてないのかなぁ〜などと、ちょっと寂しく思っていました。


ほら貝の奏上とともに修験者さんたちが列をなし、本堂へ。般若心経を唱えたところまでは解ったのですが、ほかはマントラ?お経?・・・錫杖のシャンシャン♪という音は破魔の役割があるのでしょうか、いい音だなぁ〜(*´∀`)


本堂からまた下りて、ぞろぞろ移動。どこに行くのかな〜と思いながら後を付いて行ったら・・・火渡りをする場所はここでした!
まるでイベント会場のようにテントや屋台も出てるし、見物人もたくさん!みんな、ここで陣取ってたのね〜(^o^;


しばし挨拶とか儀式的なものがあり、いよいよ着火!灯油かなにか浸してあるのか、もの凄い燃えよう!


30分ほどして火が落ちついたら、ヒノキで炭を払って火渡りの準備完了。何やらまた儀式があり、満を持して大僧正が気合いとともに熱々の灰の上を走り抜ける!
この場にはふさわしくないのかも知れないけど、思わず歓声と拍手が沸き起こりました。


続いて、行者さんたちが次々に榊やお札を抱えて火渡り。こうして清められたお札はこの場で授与(販売)されます。
また一般客も除災開運・無病息災の御利益を得ることのできる修行として火渡りすることができ、御守を授与されます。
そんなに火渡りする人いないだろう・・・なんて思ってたら大間違い!老若男女、長蛇の列!この炎天下、ただ観てるだけでもジリジリ焦げるのに、陽炎ゆらめく灰の上をナゼ好き好んで・・・。
って、実は渡る気満々で来ていたのですが(^▽^;、あまりにもアトラクションみたいに渡る人々を見ているうちに萎えてしまいました・・・。


あんなにたくさんいた人たちが、火渡りが終わったらさっさといなくなったのも寂しかった。そこだけなのね・・・。
とはいえ数々の儀式の内容も理解できてないので、ちょっとした解説とかチラシみたいなのを配ってほしかったかな。
例えば火渡りの最中、ずっと2時間くらい行者さんたちがマントラを唱え続けていたのだけど、その「オンバロダヤソワカ」(と聞こえた)の意味も解らないし。
マントラ(真言 - Wikipedia)=呪文みたいなもので、意味よりも「音」を重要視するようです。
ちなみに不動明王のマントラは「ノウマク・サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」です。
撮影:Nikon D60
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