

菊池氏初代・藤原則隆公が、延久二年(1070)に山城国の大宝山円通寺から本尊を移し開いたと伝えられる【円通寺】(菊池三十三観音 第9番)。
写真:左=円通寺の石門。熊本県指定重要文化財<有形文化財 - 建造物>
天保年間(1830〜1844)頃、この寺を復興した自忍和尚によって造られたものと考えられています。


石門をくぐって(くぐらなくても入れますが)右奥に、お堂があります。


その裏手から【石仏八十八ヶ所】を巡ることができます!
実は花に釣られて石門をくぐって真っすぐ歩いて行ってしまったので、逆に廻ってしまった・・・(^_^; 写真も順番を入れ替えているので、知ってる人は角度とか「おや?」って思うかも。
ついでに懺悔しますと、先日、夜桜を撮った時の設定のままだったので妙に明るく写ってしまっています(爆)
Photoshopを駆使すれば直せるのですが、そのまま載せます・・・。(コントラストをちょっとだけ加工しました)


木の根が岩を抱くように這っている姿に年月を感じます。石仏もかなり風化している部分があり、また、お留守のところも・・・。


足場が悪いので、お年寄りや足腰に不安がある方にはおススメできません。さらに、一昨年の水害で落石や崖崩れに遭い、石仏が埋まったり石楠花(しゃくなげ)も枯れてしまったりして、まだ完全には復旧していません。【石仏八十八ヶ所巡り】も、一部、見ることができなくなっていました。


それでも、今ちょうど石楠花が咲き始めたところなので観光客も訪れています。(石楠花園は清掃協力金100円)
色々な観光サイトで【円通寺史跡公園】として紹介されていますが、それほど広くはないんですよ。ど真ん中に家が建っていて、住職さんなのかな?と思ったら全く関係ないとのこと!石楠花園と、そのお宅のミカン畑の境もパっと見では分からないくらいです(^_^;


遠くに見えるのは鞍岳(くらだけ)かな?
これから初夏にかけて、池のアヤメやハスも楽しめますよ♪
撮影:Nikon D60
* 参 照 * 岩本円通寺公園(なごみ紀行)
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