

春日神社に伝わる【このみやおどり】を見に行ってきました。菊池市指定無形文化財、曜日に関わらず毎年2月27日に行われます。
春日神社は菊池氏20代目 為邦公(1430-1488)が玉祥寺を建てた際、その守護神として創建したといわれています。
「このみや」の意味や由来、起源などは不明ですが、およそ550年前から伝わる神事なのだそうです。
(『このみやおどり』菊池観光協会HPより)


見物客も上がっていいということで、ちゃっかり末席へ。お神酒が振る舞われますがクルマで来ているのでそこは我慢(笑)
写真:左=褞袍(どてら)に編み傘、腰に頭陀(ずだ)袋、背中に杵(きね)を背負った【御大将】2人が監視する前で、
写真:右=姉さんかぶりに襷(たすき)がけの女装をした男衆(踊り子)2人組が、太鼓をたたきながら讃頭(さんがしら)の歌に合わせて踊ります。


4番までありますが単調で踊りも同じような感じです。
踊りは30分くらいで終わり、そのあと地区民の安全と五穀豊穣を祈って手締め、そのまま親睦の直会(なおらい)に突入。
おにぎりやおかず類が振る舞われましたが、こちらの地区の者ではないので、そこは遠慮しました。
『玉祥寺のこのみやおどり』(あれんじHP)によると、御大将が持っている杵=男性、種もみの入った袋=女性と見立て、生命の誕生を象徴していると考えられているそうです。
昔は自分のお嫁さんの長襦袢をまとった新婚の若者が舞っていたらしく、なるほど子孫繁栄の意味合いも込められているのでしょうね。
ちなみに御大将は、祭りの中で神様の役割を担う神聖なものという位置づけにあるようです。

こういった地域に根ざしたお祭りって、いいですね(*^_^*)
余談ですが、熊本市春日3丁目にも菊池氏初代 藤原則隆が奈良の春日大社を勧請し創建した春日神社があります。
撮影:Nikon D60
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