まずは水屋神社の宮司さんが、近所の激レアスポットを案内してくださいました。
メモをとっていた訳ではないのでうろ覚えですが…m(_ _;)m


水屋神社の正面にあたる南側に小さな山があり、国道166号から細い道を上ると地域の方々の先祖代々の墓地があります。
写真(左)そこから見渡した飯高町。
写真(右)ちょっと手前に昔は池があったそうですが、道路ができたために埋め立てられたので、お地蔵様だけこちらにお引っ越し。


その山の頂きに鎮座する浅間(せんげん)神社はとっても小さなお社ですが10年ごとにお祭りがあり、餅撒きをしたり、花火をあげたりするそうです。


10年近く前にここから撮った水屋神社の写真があるのですが、現在は木々が育ち、神社は見えなくなっています。
中心に見えるのが“水屋の森”。


道なき道をかき分けて山を下りて、茶畑の間を縫って国道166号の手前にある滝野神社跡地へ。
(水屋神社に合祀されています)
先日ご紹介した『姿見の池』の道向かいあたりに位置し、ここに倭姫が宿泊したんだそうです。
(で、姿見の池で白馬を洗い、水面を鏡代わりにして化粧をされたと伝わっています)
ちょろちょろと流れているこの小さな川?は、五十鈴川と呼ばれているそうです。
五十鈴川といえば、伊勢神宮(内宮)を連想されると思いますが、別にここが源流であるという訳ではなく、どうして“五十鈴川”なのかは今となってはナゾ。


国道166号に出て、水屋神社方面に戻る途中で横道へ。
昔でいうところの“国境(くにさかい)”にあたる茶畑の中にポツンと南天が見えています。
ここには逆木(さかき)と呼ばれる榊があり、葉っぱが上向きではなく下向きに生えていたのだそうで、それが榊(さかき)の語源ではないかとする見方もあるそうです。
現在は埋もれて確認が難しいですが石碑があり、茶畑のど真ん中であるにも関わらず撤去されずに遺っていることに感慨深いものがあります。
滝野神社とココの間に元・滝野神社宮司さん宅があるのですが、今もそちらの方が管理されています。
滝野神社 - 逆木 - 礫石(国分け伝説の岩)、と点が線で繋がり、それが国境の印なんでしょうね。
*興味のある方、道の駅『飯高駅』を起点として飯高町の歴史スポットを巡る『珍布(めずらし)峠ウォーキングコース』が整備されていますよ〜。
撮影:Nikon D60
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