

今日、11月23日は勤労感謝の日ですが、全国的に神社では新嘗祭/秋季例大祭が執り行われていることと思います。
三重県飯高町にある『水屋神社』も、今日は秋季例大祭です。
祭事がはじまる前に、久しぶりに『閼伽桶(あかおけ)の井』へ。
水屋神社から1kmくらいなので歩いて行きました。
お水送り神事では、こちらのお水を春日大社へ送ります。


神社に戻ってみると、もう準備万端です!
はじまりは13時で、まだまだ時間があるので更に散策。
水屋神社のご神木・楠はいつ見てもおおらかに手を広げているようです。


すぐ傍を流れる櫛田川には数々の伝説が残っています。
写真(右)の『姿見の池』も、そのひとつ。(こちらも神社から約1km)
倭姫命(やまとひめのみこと)がこの池に自分の姿をうつして化粧をされた、といわれています。
また倭姫命が天照大神の鎮座地を求めて諸国を巡行の際、この地で櫛を落とされたことから、その地に櫛田神社を定め、櫛田という地名もそこから起こったとされます。
また、曲がっていることをクシ、クネと呼ぶことから名付けられたとも言われています。
(櫛田川の歴史 - 国土交通省HPより)
櫛田川には『国分け伝説』の『礫石』も遺っています。


また神社に戻って来ましたが、まだ時間があるので(笑) 裏手にある禊場へ。
この一帯だけ水の色がエメラルドグリーンみたいな、翠がかってるんですよね。
櫛田川の両岸に切り立つ岸壁の特徴が、中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん - Wikipediaの解説)ぽいよね、って言われてはじめて「あ、そういえば…」と思った(^_^ゞ


さぁっ 秋季例大祭がはじまりました。
拝殿の左側にそびえる、和合のシンボル楠2号と杉2号。根っこが手を取り合っています。
(写真・右の、右端にチラっと写ってます)
広葉樹の楠と針葉樹の杉がこのように共生して大木に成長することはとても珍しく、たいていはどちらかが負けてしまうそうです。
神事はここからスタート。本殿を中心として時計回りに廻って行きます。


写真(左)本殿の真後ろに立つご神木に礼
写真(右)祖霊社に礼

神宮遥拝所より、伊勢神宮に礼


ひと周り終えて拝殿にて神事。
お稚児さんたちの可愛らしい舞が奉納されました。


約1時間半の神事も無事に終え、しばらくおいて16時から、ご近所さんお待ちかねの餅撒きです!。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・
みなさん本気です!(笑)
ワタシも1個だけゲットしました〜(≧∇≦)b
宮司さんが不憫に思ったのか、4個もくださいました(笑)


1年のうちでもっとも重要だという秋季例大祭が無事に終了。
氏子さんたちとの直会(なおらい)にお邪魔させていただきました。みなさま、お疲れ様でした〜。
三重県の神社でしかいただけないお神酒『三重の新嘗(にいなえ)』は、甘いにごり酒です。
総代さんいわく「飲みやすいからって飲み過ぎると後で利く」(^△^ゞ
撮影:Nikon D60
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