2011年06月30日

湯殿山神社

本道寺口之宮(1) 本道寺口之宮(2)

本道寺口之宮(3) 本道寺口之宮(4)

道の駅『にしかわ』と月山湖(寒河江ダム)の間くらいにある湯殿山神社 (本道寺口之宮)です。

もとは本道寺という真言宗寺院であり、全国の他の湯殿山神社と区別するため、口ノ宮湯殿山神社とも呼ばれています。
神仏習合の修験道(羽黒派修験)の山、出羽三山湯殿山派の別当寺4ヶ寺の1寺である月光山本道寺であり、大同4年(809)に、湯殿山参拝のためにこの地を訪れた空海によって開基されました。

この地を旅立つ際、空海は従僧の一人に対し、「ここは、湯殿山大権現へと通ずる本道である。汝は私の代わりにここを守り、湯殿山への日月の代参を行うべし。さすれば大権現の霊験が世に現われるだろう」と言い残したといいます。
湯殿山神社 (西川町本道寺) - Wikipediaの解説より)

ご祭神は、湯殿山の祭神である大山祇神・大己貴命・少彦名命。さらに月読命(月山の祭神)・伊弖波神(羽黒山の祭神)を配祀。

本道寺口之宮(5) 本道寺口之宮(6)

佛足石。日本国内に現存する3尊のうちの1尊!
それが、こんなぞんざいに屋外に放置されてていいのだろうか!?Σ(´Д`lll)

↓案内板より
西川町指定文化財 第8号 『佛足石』
佛足石の信仰は、遠く奈良時代に始まります。
ここの湯殿山神社は、月光山本道寺と申しまして、湯殿山の別当寺として栄えました。そのために、仏教関係の遺品があるのです。
この佛足石は、大蔵教第77巻のうち「千輻輪相顕密集」にある図像が典拠となっています。この図様は他に類例がなく本邦唯一とも言える佛足石であります。
建立者宥勝は、文化14年から文政12年まで13年間本道寺33世住職として、寺の発展に寄与し、また俳号を淋山と号し地方俳壇を指導した高僧であります。


本道寺口之宮(7) 本道寺口之宮(8)

十二面山神・地蔵尊の裏手には八日塔碑、太神宮碑、金比羅大権現碑、百万遍供養塔、湯殿山供養塔なども。

本道寺口之宮(9) 本道寺口之宮(10)

写真(左)冬は豪雪に耐えているであろう本殿
写真(右)池には魚など生き物を確認できませんでした

湯殿山神社(1) 湯殿山神社(2)

更にR112〜湯殿山有料道路(普通車¥400)で湯殿山神社へ。
語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな
と松尾芭蕉も詠んだ、湯殿山山頂に鎮座する神社です。
旧社格は国幣小社、現在は別表神社。ご祭神は大山祇神・大己貴命・少彦名命の3柱と、湯殿山大神・彦火火出見尊。

ご神体については、Wikipediaでも<御神体:「語られぬ」ためこの項では『不明』とする>となっております。
湯殿山神社 - Wikipediaの解説より)

シンボル的存在の大鳥居は平成5年10月竣工! 意外と最近!(笑;)

湯殿山神社(3) 湯殿山神社(4)

湯殿山神社参籠所駐車場に車を停めて、参詣用シャトルバス(片道¥200/往復¥300)もしくは徒歩(登りはおよそ30分)で湯殿山神社へ。シャトルバスの終点からも5分くらい歩きます。
ここからは撮影禁止なので写真はありませんm(_ _)m

参拝料¥500を支払い、禊場で裸足になりお祓いを受け、紙の人形(ひとがた)で全身くまなく擦ってから川に流すという禊(みそぎ)をすませてから境内に入ります。
湯殿山神社には、本殿や拝殿は存在しません。
さぁっ、そこに何があるのか、ご神体は何なのか、真相はご自分の目で確かめてください(≧∇≦)b
(って、公式サイトには写真が載ってますが…)

ちなみに足湯があります。茶褐色で、とっても効きそう♪
昔から修験僧を癒してきたのでしょうね。
調子に乗って、底に沈殿していた温泉成分と思われる茶色い泥?にべったり足型をつけてきたのですが、何故か足が筋肉痛になりました(爆)
そんな歩いてないのに… ふくらはぎが痛いです(ノ_T)

湯殿山から月山への登山道(約3時間)があり、月山の山頂には月山神社があります。
月山神社はまた後日!

旧道である六十里越街道は湯殿山詣の道であり庄内藩主の参勤交代路としても利用されていた古道です。
月山山麓湧水群や、かつての宿場・田麦俣に残る茅葺き屋根の多層民家など、今も当時の姿を垣間見る事ができます。
残念ながら、大型車の通行は禁止です…。

2011年版 出羽の古道「六十里越街道」トレッキングカレンダー

撮影:Nikon D60


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タグ:神社
posted by しう@SOTO at 23:23 | TrackBack(0) | 山形
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