
JR那智駅(写真の右側)に隣接し、温泉入浴施設(写真の左側2F)併設、直売所もあります。
新しいのでトイレもすっごく綺麗です。夜は、昼よりも明るいんじゃないかってくらい電灯が煌煌と点いていました。
駅の向こう側は、那智海水浴場(ブルービーチ那智)なので夏場は混雑しそうです。

出かけてすぐ、道向かいに目ざとく見つけた鳥居。神社だ〜★とお参りに。
『熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわしゃ)』でした。
写真は、根っこがツインになってる大樟、推定樹齢800年!


九十九王子のひとつである浜の宮王子の社跡に建つため『浜の宮大神社(はまのみやおおみわしろ)』とも呼ばれています。
境内は浜の宮王子社跡として和歌山県指定史跡に指定されています(1970年)。
(熊野三所大神社 - Wikipediaの解説より)
写真(右)神武天皇頓宮址の石碑


ご祭神は夫須美大神(ふすみのおおかみ)・家津美御子大神(けつみこのおおかみ)・速玉大神(はやたまおおかみ)の三柱であることから、名称の由来となっているのではないかと言われています。
主祭神像三躯は国の重要文化財に指定されているそうです。


境内には『閼伽(あか)の井』もあり、名前の由来などは判らなかったのですが、いつもお世話になっている三重県飯高町の水屋神社も所在地は『閼伽桶(あかおけ)』であり、ちょうど今日、春日大社へのお水送り神事のため『閼伽桶の井』からお水取りをしているはずです。
うーん、気になる! 明日には解明するかな?


神社の隣はお寺さんではないですか。こちらも神仏習合の名残でしょうか。
この『補陀洛山寺(ふだらくさんじ)』は、なんと世界文化遺産(「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部)に登録されていました!
決して大きなお寺ではないし、本堂も平成2年に建て替えられたのだとか。どうして世界文化遺産に?
明治初年、那智山で神仏分離が行われた際に那智山の仏像仏具類がこの補陀洛山寺に移されたそうです。
ご本尊である十一面千手観音は重要文化財指定。
補陀洛とは、古代サンスクリット語の観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳なんだとか。
補陀洛は『華厳経』ではインドの南端に位置するとされています。
またチベットのダライ・ラマの宮殿がポタラ宮と呼ばれたのもこれにちなんでおり、中世日本では、はるか南洋上に「補陀洛」が存在すると信じられ、これを目指して船出することを「補陀洛渡海」と称しました。
記録に明らかなだけでも日本の各地(那珂湊、足摺岬、室戸岬など)から40件を超える補陀洛渡海が行われ、そのうち25件がこの補陀洛山寺から出発しているそうです。
(補陀洛山寺 - Wikipediaの解説より)
その渡海船のレプリカも展示されていました。
軽いお散歩がてら…と思いきや、世界遺産に行き当たってしまうとは。
撮影:ケータイカメラ(DoCoMo SH-02A)
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