2011年06月05日

十五社の楠/粉河寺/根来寺

十五社の楠 十五社の楠2

笠田(かせだ)小学校そば、妙楽寺(小さなお堂です)のたもとに佇む、十五社(じごせ)の楠。
和歌山県の天然記念物、幹周/13.4m、樹高/20m、樹齢/600年以上。
全国43位/近畿1位の大楠で、キリンビールのポスターにも採用されてます。

支幹が八方に張り、その様子が森のように見えることから『十五社の森』とも呼ばれ、周囲にはあまり樹がないのですが、この1本だけが存在感たっぷりに鎮座しています。
昔から集落のご神木として大切にされているのでしょうね。

粉河寺(1) 粉河寺(2)

こちらは粉河寺(こかわでら)。
和歌山県紀の川市粉河にある天台系の寺院。西国三十三箇所第三番札所。山号は風猛山(ふうもうざん/かざらぎさん)。宗派は天台宗系の粉河観音宗総本山。
粉河寺 - Wikipediaの解説

粉河寺(3) 粉河寺(4)

(左)中門(重要文化財)
入母屋造、本瓦葺きの楼門。左右の間に四天王像を安置する。棟札によれば明和(1764 - 1772年)頃から長い年月をかけて天保3年(1832年)に完成した。「風猛山」の扁額は紀州十代藩主徳川治宝の筆。

(右)阿弥陀如来像(露座仏)
市指定文化財、1862年作、鐫字、総長210cm、像長144cm。紀州八代藩主徳川重倫らの寄進。

粉河寺(5) 粉河寺(産土神社)

(左)本堂(国指定重要文化財)
西国三十三箇所の寺院の中で最大級。

(右)産土神社
粉河寺を創建した大伴孔子古の子、船主が延暦年中(782〜806)に上丹生谷村の丹生神社を勧請したのが創祀とされています。神仏習合の名残ですね。
神仏習合 - Wikipediaの解説廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)- Wikipediaの解説
ご祭神は丹生都比賣命(にうつひめのみこと)、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと - Wikipediaの解説)。
昨日ご参拝した丹生都比売神社も、ご祭神はもちろん丹生都比賣命です。(昨日のブログ

粉河寺(大門) 粉河寺(手前の神社)

三間楼門の大門は、和歌山県では高野山・根来寺に次ぐ大きさ。
その門前にひっそり佇む神社にも、大楠がそびえ立っていました。
(神社の名称は分からず… すみません!)

根来寺(1)更に移動して根来寺
和歌山県岩出市にある新義真言宗総本山の寺院。山号を一乗山と称し、詳しくは一乗山大伝法院根来寺と号する。本尊は大日如来、開山は覚鑁(かくばん、興教大師)である。
根来寺 - Wikipediaの解説


根来寺(2) 根来寺(奥の院)

(左)大塔
高さ40m。日本で最も大きな木造大塔で国宝に指定されています。

(右)奥の院
興教大師覚鑁(こうぎょうだいしかくばん/康治2年<1143>没)上人の御廟所(ごびょうしょ/お墓)。

根来寺(3) 根来寺(庭園)

常光明真言殿(じょうこうみょうしんごんでん)
中央に興教大師覚鑁上人の御尊像を安置し、左右に紀州徳川家のご位牌をまつっています。
光明真言殿と本坊・名草御殿の間にある自然の滝と池を取り入れた池泉式蓬莱庭園の池庭(江戸時代作庭)、枯山水庭園の平庭(江戸時代作庭)、平安時代開創より遺る聖天池は、国の名勝に指定されています。

根来寺(大門1) 根来寺(大門2)

大門(和歌山県指定文化財)
高さ16メートル、幅17メートル、奥行6メートル。
天正の兵火を免れましたが、大和郡山に運ばれ、その後は明らかではありません。現在の大門は弘化2年(1845)上棟、嘉永5年(1852)落慶。

ちなみに今日は軽自動車で案内していただきました。
この辺りは道が狭いところも多く、事前に下調べした方が無難です。

撮影:Nikon D60


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posted by しう@SOTO at 23:58 | TrackBack(0) | 和歌山
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