2011年01月18日

菊池三十三観音札所『九儀山大琳寺』

九儀山大琳寺(1)いつものコインランドリーでお洗濯の間にマリリンとお散歩。
たまには違った道をと歩いてみたら、菊池三十三観音札所 第二十九番所『九儀山大琳寺』を発見。


九儀山大琳寺(2)『肥後国誌』によると、もとは禅寺で開基年代は不明とあります。
菊池氏15代 武光により菊池五山が定められたときに、その一寺とされました。
もとの本尊は大日如来であったそうですが、現在は準胝(じゅんてい)観世音菩薩(Wikipediaの解説はこちら)が祀られています。

この観音様、あまり馴染みがないですが手がたくさんあるので一見、千手観音かなと思ってしまいました。
どういった経緯でこちらの本尊となったんでしょうね?

当初は現在地より南の『小堂』と呼ばれる地にあったそうですが、宝歴5年(1755)の台風で倒壊し現在地に移され、今では観音堂を残すばかりとなっています。


九儀山大琳寺(3)大琳寺区の公式サイトによると、正平14年(1359年)の筑後川の戦いで勝利し大宰府を占領し征西府を置き、大いに武威を振るった菊池氏が鎌倉・京都の五山にならって菊池五山の制を定め、五寺に格別の庇護をしたそうです。

ちなみに菊池五山のほか4つは、輪足山東福寺、手水山南福寺、無量山西福寺、袈裟尾山北福寺。


九儀山大琳寺(4)失礼して、お堂内に鎮座するご本尊を撮らせていただきました。
静寂の中にあっても重厚な佇まいです。




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前ブログの『菊池探訪〜三十三観音堂〜
『菊池の散策マップ』はこちら

撮影:ケータイカメラ(DoCoMo SH-02A)


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posted by しう@SOTO at 18:06 | TrackBack(0) | 熊本県菊池市
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