2019年10月10日

霊山県立自然公園・霊山(りょうぜん)登山

去年からの宿題だった霊山(りょうぜん)。
福島県伊達市と相馬市との境にそびえる標高825メートルの山である。国の名勝、日本百景、および「うつくしま百名山」に指定されている。また、南北朝時代の重要な城跡遺構として国の史跡に指定されている。
霊山 (福島県) - Wikipediaより)

そう、南北朝時代と関わりのある山城でもあったのです!
ということは菊池とも無関係ではないのです!(?)

新・日本百名山 霊山を登る|伊達市観光情報ポータルサイト「だてめがね」

霊山(01)

午前中ダラダラしてしまったので、お昼ご飯を食べてからのスタート。

霊山(02)

登山案内図。今回、歩くのは茶色のルートで、霊山城趾まで登ります。
コースタイムも書いてあるので助かる〜。

霊山(03)

かつての霊山を描いた鳥瞰図。かっこよすぎる。

霊山(04)

登山口まではなだらかな砂利道です。

霊山(05)

なに岩なのか判らないけど、何となく脆そう。

霊山(06)

この辺りは、いかにも山城らしい道です。
小さな沢が流れ、「鍛冶小屋岩」のそばには水が汲めそうな場所もあります。

霊山(07)

最初の見どころ、「宝寿台」へ。
鉄製の梯子で岩に登ります。

霊山(08)

素晴らしい景色が広がっていました!

霊山(09)

真下には公園があり、楽しそうな子どもの声が聞こえてきます。

霊山(10)

「見下ろし岩」

霊山(11)

すぐ下の岩にロープの残骸が。以前は下にも下りられたのだろうか?
さすがに命の危険を感じる…。

霊山(12)

赤松が岩の間から育っています。

霊山(13)

国司沢の分岐。日暮岩(右側)は最後に行くので、このまま真っすぐ行きます。

霊山(14)

遠くの山々を一望。

霊山(15)

断崖絶壁、堅牢な山城だったことでしょう。

霊山(16)

左=マムシグサの実。あとは分かりませんm(_ _;)m

霊山(17)

だんだんと険しい雰囲気が色濃くなってきました。

霊山(18)

岩を削って造られた道。
「親不知・子不知」

霊山(19)

谷を覗き込むと… 山水画のような世界。

霊山(20)

一応、鎖の手すりがあるけど心もとない。

霊山(21)

岩が折り重なるトンネルをくぐると「護摩壇」。

霊山(22)

ガサガサ、ガサガサ、けっこう大きな音が聞こえてきて「鹿か、サルか?」と目を凝らすと…イノシシだ!
まだウリ坊だけど、3頭くらいいた。ということは近くに母親がいるということ。
イノシシは突進するから嫌いなの! 大声を出して追いやる。

ちなみに、この日すれ違った登山客は5〜6人。
「カモシカがいたよ」って教えてもらった直後だっただけに、ちょっとガッカリ…。
カモシカには、まだ1回しか出会ったことがない。

霊山(23)

トリカブトだー!

霊山(24)

国司館跡を抜けると霊山城趾に到着。もう、あっちこっちにイノシシが地面を掘り返した跡があり、ここでオヤツにしよ〜♪って気になれない(^_^;
トイレもあるし休憩するにはいい広場なんですが、ささっと通過。

霊山(25)

霊山は貞観元年(859)、比叡山延暦寺の座主・円仁(慈覚大師)によって開山されたといわれ、釈迦が修行したというインドの霊鷲山(れいじゅせん)に因み霊山と命名され、山号を南岳山山王院霊山寺とし、南奥における宗教・文化の中心地として栄えた。

下って延元二年(1337)正月、陸奥守 北畠顕家は後醍醐天皇の皇子・義良親王を奉じて霊山に拠り、南朝再興を策してここに国府を開いたが、貞和三年(1347)、北朝方の勢力に抗しきれずついに落城し、山中の堂宇はことごとく焼失した。
霊山山中には数多くの遺跡群が埋もれており、往事の栄華を今に伝えている。

義良親王は後醍醐天皇の第7(8という説も)皇子、のちの後村上天皇。
菊池一族が奉じた懐良親王のお兄さんですね。

霊山(26)

「仙人水」に立ち寄ってみたところ、期待したような水汲み場ではなかった。
雪解け水や雨水が溜まる程度?
シカやイノシシにとってはいいヌタ場になっていそう。

霊山(27)

「学問岩」

霊山(28)

「蟻の戸渡り」

霊山(29)

「五百羅漢岩」は風化が激しい。

霊山(30)

「弘法の突貫岩」

霊山(31)

弁天岩入り口の分岐。

霊山(32)

あちこちの岩に、こうした穴が縦にも横にも遺っています。

霊山(33)

大山祇神社跡。小さな祠にお参りして、ここで折り返します。

霊山(34)

弁天岩に戻って写真を撮っていると…ん?
へ、蛇だぁ!
お腹が大きい。調べてみたところ、アオダイショウの幼体のようです。
蛇は弁天様の神使だといいますし、これは縁起がいい(´ω`*)

霊山(35)

なんて浮かれていてはいけません。ここは岩山の上なのです。
岩の凹凸に土が溜まり、苔などが生え、幼木が根を張り、その根にまた土が溜まり…というルーティンでできています。
いつ、こうしてベロンと木の根ごと道がめくれたり滑り落ちてもおかしくないのです。

霊山(36)

山椒は小粒でピリリと辛い♪

霊山(37)

さぁ、本日最後になる見どころ、「日暮岩」に到着です。
ここへ来て、また梯子か!

霊山(38)

岩の上からの絶景!
でも、どこから見ても人工物があるんだなぁ。

霊山(39)

*おまけ*
左=ドングリやヤマグリがたくさん落ちてました。これはイノシシも来ますわ。クマも来るだろうな。
右は何だろう? 何かのサナギかな? 落ちちゃって大丈夫なものなんだろうか。無事に羽化するかなぁ。

駐車場に帰り着いたのは16:45。山道は薄暗くなっていたので、ちょっと焦りました。
けっこう時間がかかったなぁ。

りょうぜん紅彩館

りょうぜん紅彩館】で日帰り入浴。400円♪

道の駅 伊達の郷りょうぜん(2)

今年はスルーしたのですが、もっとも近い道の駅【伊達の郷りょうぜん】は国道115号バイパスで約15kmです。






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・2018年10月10日【霊山〜飯館〜川俣・道の駅めぐり


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posted by しう@SOTO at 00:00 | TrackBack(0) | 福島
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