2018年08月16日

新ひだか町アイヌ民俗資料館とシャクシャイン記念館

静内(しずない)の真歌公園に、【新ひだか町アイヌ民俗資料館】と【シャクシャイン記念館】が並んで建っています。
お隣の【ライディングヒルズ静内】の案内板の方が目立つので、それを目印にして行くと分かりやすいです。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(01)

新ひだか町アイヌ民俗資料館の開館期間は5月〜11月、開館時間は9:00〜17:00 、月曜日・祝日の翌日は休館日。入館は無料です。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(02)

アイヌ野草園もありました。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(03)

意外と言うと失礼ですが、けっこう家族連れや観光客が訪れていました。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(04)

チャシ(砦)から発掘されたものも多く展示されています。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(05)

チセ(家)

新ひだか町アイヌ民俗資料館(06)

和人との交易を示す刀剣や漆器類なども。
写真の手前にある刀剣の、刀身は交易で得たものですが鞘は木彫りの自作です。文様がうつくしい。

新ひだか町アイヌ民俗資料館(07)

やばいー。ここもビデオいっぱいあったー(;つД`)

シャクシャイン像

アイヌの英傑・シャクシャイン像。ここで、毎年9月23日に『シャクシャイン法要祭』が執り行われます。
第72回 シャクシャイン法要祭(ぐうたび)

ちょうどこの数日後、倒壊の恐れがあるとのことで立ち入り禁止になりました。後ろの石柱?の上部にツタがひらひら舞っていて、イナウみたいだなぁと思って見てたけど、根っこが張ると崩れるのが早くなるのかも。

シャクシャインの戦いは、1669年6月にシベチャリの首長シャクシャインを中心として起きた、松前藩に対するアイヌ民族の大規模な蜂起である。日本の元号で「寛文」年間に発生したことから、寛文蝦夷蜂起(かんぶんえぞほうき)とも呼ばれる。

シャクシャインの戦い - Wikipedia

シャクシャイン記念館(外観)

【シャクシャイン記念館】

シャクシャイン記念館(内観)

巨大なチセといった造りになっていました。資料などは、ほんの少しだけ奥の部屋に保管されています。

シベチャリチャシ跡(1)

『シャクシャインの戦い』の拠点であった、シベチャリチャシ跡へ。

シベチャリチャシ跡(2)

橋を渡って右側は壕(掘)、左側は崖になっていました。

シベチャリチャシ跡(3)

チャシ跡には東屋のようなものが建っていて、【真歌山展望台】と名づけられています。

シベチャリチャシ跡(4)

展望台からの眺め。天然の要塞です。

シベチャリチャシ跡(5)

海岸線からシベチャリ川(静内川)まで一望できます。川に架かっているのはシベチャリ橋。
写真で云うと左側が海で、浦河国道(国道235号)静内橋や、海辺を走る日高本線も見下ろせます。
余談ですが、日高本線は2015年1月の高波による路盤流出により鵡川〜様似間が運休中。もう復旧しないかもと思っていた通り、JR北海道が復旧を断念したそうです。

ところで、どうしてシベチャリが「しずない」になったんだろう。標茶(しべちゃ)町に倣って標茶利、とかでもよかったような。
調べてみたところ、「シベチャリ」自体が「シペ・イチャン(鮭の・産卵場)」が転訛したものと云われているらしい。

彩雲(2018/08/17)

関係ないけど、ふと空を見上げたら彩雲がたくさん見られました!
これ、ちょっと犬っぽく見えませんか(´ω`*)

静内灯台

資料館から徒歩約5分で静内灯台。

菊の花

松の根元に、1本だけ白い菊の花が咲いてて驚いた。お盆の時期だし「誰かが供えたのか?」と思ったけど、1本だけってのも変だし、自生するものでもなさそうだし…謎。

ホイナシリチャシ跡(1)

灯台のある敷地の脇から、ホイナシリチャシ跡へ。舌かみそう。
もう斜陽で森の中は薄暗くて、正直「こわいなぁ」と躊躇したけど意を決して!

ホイナシリチャシ跡(2)

壕が2つほど波打つように行く手を阻みます。

ホイナシリチャシ跡(3)

展望台などはなく、樹々の間から海が見えるだけでした。しかしシベチャリチャシよりも海に近い位置にあり、海岸線の向こう、日高門別あたりまで見渡せます。ここが正に「最後の砦」だったのです。

シャクシャインは、和人(松前藩)に騙し討ちにあって命を落としました。指導者を失ったアイヌの人々は、あっけなく陥落し『シャクシャインの戦い』も幕を閉じることになります。

コシャマインの戦い(1457)、シャクシャインの戦い(1669)と起こり、クナシリ・メナシの戦い(1789)以降は大きな蜂起は起きていないと云います。

アイヌの歴史 - Wikipedia

もっと詳しく知りたい・書きたいのですが、今回は時間もなくて急ぎ足だったのでここまで…。
次回は【新ひだか町博物館】にも行ってみたい。


※追記※
先日、二風谷で溝口尚美監督と出会い、ご厚意で映画【Ainu -ひと-】を見せていただきました。とても優しくあたたかく、胸にすっと入ってくる、まさに「あなたの心にそっと触れさせてください」(アイヌ語の挨拶「イランカラプテ」の意味)と語りかけてくるような映画です。
神戸・大阪で劇場公開されますので、お近くの方は是非!

9/15〜21 ドキュメンタリー映画Ainu|ひと=i監督:溝口尚美)神戸・大阪で劇場公開!


撮影:Nikon COOLPIX P900/スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)




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・2015年08月22日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(前夜祭)
・2015年08月23日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(本祭)
・2015年09月04日【平取・二風谷のアイヌ博物館&資料館
・2015年09月16日【モヨロ貝塚と北方民族博物館
・2018年08月11日【アイヌモシリ一万年祭
・2018年08月14日【二風谷の日々・ダイジェスト(※書き直しました)
・2018年08月15日【二風谷でアイヌ文化をたどるビデオ鑑賞の日々


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posted by しう@SOTO at 23:39 | TrackBack(0) | 北海道
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