2018年08月11日

アイヌモシリ一万年祭

アイヌの活動家:アシリ・レラさん(アイヌ語で「新しい風」の意/日本名:山道康子)主催の【アイヌモシリ一万年祭】。このイベントの事は数年前に知ったのだけれど、ネットで調べてみても公式なものがなく、参加された方や取材された方のサイトがいくつか散見されるくらい。その内容は玉石混合であるものの、【アイヌモシリ一万年祭】という名称から自分が勝手に想像していたものとはかけ離れていたので、参加しなくてもいいかな、と思っていました。

ところが今年、映画撮影をしている友人が「撮影で北海道に行く」とSNSに書いていて、それはきっとこのイベントだろうなと直感したのですが、それでも自分は行くつもりはなく(´▽`;ゞ 友人から連絡をもらって、後押しされるかたちで行ってみることにしたのです。で、釧路から平取まで一気に走ってきました。

アイヌモシリ一万年祭(2018-01)

案内板などには『アイ「ノ」モシリ』って書いてありました。
アイヌ - Wikipedia によると、大和民族(和人)はアイヌのことを「蝦夷(えみし)」「土人(土着人の意味)」と呼び、大和民族と混血したアイヌのことを「アイノ」(日本語の「アイノコ」の略語)と呼んでいたらしい。

アイヌモシリ一万年祭(2018-02)

アイヌモシリ一万年祭のスケジュール表。8/11〜18日まで一週間、けっこう盛りだくさん。
今年で30回目、つまり30周年!

参加費は2,000円で、1日だけでも何日いても構いません。参加者はテント持参で、電気も水道もない生活を体験します。仮設トイレとゴミ箱あり、お水は川へ汲みに行きます。

アイヌモシリ一万年祭(2018-03)

イベントスタッフが廃材などを利用して作った手づくりのステージ。

アイヌモシリ一万年祭(2018-04)

その隣に、受付本部。飲食ブースや、アクセサリーなどを販売しているテントもあって、何だか文化祭みたいな雰囲気です。

アイヌモシリ一万年祭(2018-05)

カムイ(神)ノミ(祈る)の準備。手が空いている人は、誰であろうとお手伝いするのが一万年祭のスタイル。イベント中は、参加者みんながコタン(村)の一員です。

アイヌモシリ一万年祭(2018-06)

夜はキャンプファイヤーをするのかな。

アイヌモシリ一万年祭(2018-07)

自前のマキリ(短刀/狩猟刀)でイナウ(御幣のようなもの)を製作する若者。堂に入っていました。

アイヌモシリ一万年祭(2018-08)

儀式の準備が着々と進んでいます…が、予定では10時からのはずが、押しに押して既に11時半(笑)

アイヌモシリ一万年祭(2018-09)

カムイノミがはじまりました。作法などを覚えているのは一部の方のみのようで、教えてもらいながら進行していきます。みなさん、衣装は自前なのでしょうか。使い古されているというか、身体に馴染んでいる「味」が出ていますね。

アイヌモシリ一万年祭(2018-10)

火の神にもお供え物を。
主催・参加者ともに老若男女、外国人まで様々な方々が集まっているのも意外でした。ネットで読んでいたネガティブな情報、たとえば「ヒッピーの集まり」とか「大麻を吸ってる」とか(^_^;、誤解されやすい風貌の方が目立つのは仕方ないものの、子どもが走り回っていたり、腰の曲がったおじいさんおばあさんが久しぶりの再会を喜んでいたり、同窓会みたいな、親族の集まりのような、手づくりのイベント(お祭り)という感じです。

ちなみに「大麻」と勘違いされていたのは、手巻きタバコのことだと思われます。参加している方で喫煙しているのは手巻きタバコが多かったです。わたしも初めて見ました。入れ墨率も高いし、現代日本社会では見慣れない光景なので、確かに「あやしい」と思ってしまいますね。

アイヌモシリ一万年祭(2018-11)

あとで知ったのですが、この場所は新冠のアイヌたちが強制的に移住させられてきた土地なのだそうです。その移住の理由は、新冠に広大な「御料牧場」(のちの新冠種畜牧場/現在の家畜改良センター・新冠牧場)を作るから、という横暴なものでした。

宮内庁下総御料牧場 - Wikipedia

アイヌモシリ一万年祭(2018-12)

だからこそ、この地で、このお盆の時期に慰霊祭≠行うというのが、アイヌモシリ一万年祭の意義なのだそうです。

アイヌモシリ一万年祭(2018-13)

ヌサ(祭壇)が建てられた場所にも意味があると言います。アシリ・レラさんのお話を聞いてみたいと思いはするものの、このイベントに参加している方は皆、アシリ・レラさんを慕って集まってきているので、なかなかそうはいきません。またの機会があればなぁ、と思います。

正直、はじめはガッカリしました。でもそれは、わたしが勝手に創りあげていたものと違っていたというだけのことです。ここに集っている方々は、年齢に関係なくアシリ・レラさんの教え子なんだなという印象を持ちました。アイヌ文化を「教える」というよりも、実践することで伝えていくのがアイヌモシリ一万年祭なのでしょうね。


ところで、二風谷で博物館や資料館を廻って様々なビデオなどを見ている最中なのですが、アシリ・レラさんはまったく登場しません。表に出る人、そうじゃない人、役割がそれぞれあるのでしょう。

アシリ・レラ/アイヌ活動家|PAPERSKY Interview | PAPERSKY


撮影:Nikon COOLPIX P900/スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)


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・2015年08月22日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(前夜祭)
・2015年08月23日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(本祭)
・2015年09月04日【平取・二風谷のアイヌ博物館&資料館

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タグ:イベント
posted by しう@SOTO at 22:39 | TrackBack(0) | 北海道
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