2018年01月11日

大津山阿蘇神社(大津山生目八幡宮)

南関町に鎮座する【大津山阿蘇神社(大津山生目八幡宮)】。
特産品センター【いきいき村】の斜向い、国道443号線沿いに大きな鳥居があるので解りやすいと思います。
※実際に訪れたのは2017/12/31です。

大津山阿蘇神社(1) 南天に蝉の抜け殻

写真:左=大津山阿蘇神社の門松、竹が長〜〜〜い!
写真:右=門松に植えられている南天に、蝉の抜け殻がついてました! 何だか縁起がいい♪

大津山阿蘇神社(2) 大津山阿蘇神社(3)

写真:左=立派な楼門は、築400年以上!
写真:右=楼門の中には、かなり古そうな狛犬が安置されていました。あちこち欠けてます。

大津山阿蘇神社は正治元年(1199)、阿蘇神社より勧請したのが始まりで、もちろん御祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)と阿蘇津姫命(あそつひめのみこと)。
創建当初は現在の南関第一小学校の椋の木のあたり(その地を「下つ宮」といいます)に鎮座していましたが、その後(南北朝時代)大津山氏が領主となり入国し、応永2年(1395)に三代城主 大津山経稜(つねかど)公が、関町葉山(現在の温泉施設「うから館」の地)に改築し、朝夕参拝したそうです。
さらに、五代城主 大津山資秋(すけあき)公が、朝夕参拝に不便なため現在地である大津山(別名 つららが岳)に社殿を移したと伝えられています。

大津山阿蘇神社(4) 大津山阿蘇神社(5)

写真:左=藟(つづら)石。
南北朝時代、大津山山頂の藟嶽(つづらがだけ)に大津山一族が大津山城を築き、約200年間、本拠地としていました。その大津山城の基礎になった石を戦後すぐに下ろしてきたものです。南関≠フ地名にかけて、「難関突破」の願掛けに訪れる受験生が多いのだとか。

写真:右=腰が曲がったような大杉。

大杉のすぐそば(写真でいうと左側)に、目の神様・大津山生目八幡宮が鎮座しています。
御祭神は平景清(たいらのかげきよ)。

2016年02月23日【大津山阿蘇神社】に詳しく記載していますので、よかったらご一読ください。
5月3日には大津山生目八幡宮大祭が執り行われます。

大津山阿蘇神社(6) 大津山阿蘇神社(7)

写真:左=石段は楼門から数えて108段。提灯がズラ〜〜〜っと並んでます!
拝殿まで行くのが難しい人のために遥拝所があり、神社の優しさが垣間見えます。

写真:右=拝殿・本殿。お正月準備の真っ最中でした。拝殿内にお守り授与所ができてた!

ところで阿蘇神社は「互い鷹の羽」なのに「並び鷹の羽」になっているのは何故なんでしょうか。
大津山一族の家紋なのかな? ちなみに菊池一族も「並び鷹の羽」です。

大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/1) 大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/2)

写真:左=豊臣秀吉が島津征伐の折に宿泊したという正法禅寺跡。矢印が示す方向は竹林なのですが。
写真:右=今は木が生い茂っていますが、南側は町が一望できます。

大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/3) 大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/4)

不動明王像とか石柱などが無造作に置かれていました。
丸いのは井戸の跡なんだろうか?

大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/5) 大津山阿蘇神社(正法禅寺跡/6)

振り返った場所には祠が建っていますが、詳細は不明です。龍の瓦が二対、安置されていました。

境内には桜が約500本、ツツジが約2000本も植えられており、見頃を迎える3月下旬〜4月下旬にはお花見客でも賑わいそうです。

2月11日は紀元祭、11月29日は大津山阿蘇神社大祭(献幣祭)が開催されます。

秀吉にお茶を献じたといわれる「太閤水(湧水)」や、琵琶法師が語ったことで有名な【平家物語】の一説にも出てくる【大津山の関】(ただし、関の正確な場所は実は不明で「たぶんこのへん」という感じで復元されているものです)なども一昨年に見てきたのですが、ブログにアップしてなかったので今更ながら追記します。

大津山(観音堂) 大津山(太閤水)

写真:左=神社周辺および大津山一帯は大津山自然公園として整備されています。こちらは大津山観音堂。
写真:右=太閤水の看板。

大津山(太閤水の池) 大津山(太閤水 湧水)

写真:左=太閤水…かなり放ったらかし? 水量が少ないせいか、藻が生えてます。
写真:右=源泉(湧水場所)は綺麗でした。お水を汲む氣満々で行ったのですが、さすがにこれでは無理ですね。
大津山生目八幡宮の手水舎のお水が、かなり美味しかったです。

大津山(麻扱場橋 案内板) 大津山(麻扱場橋)

江戸末期、種山石工の流れをくむ地元石工架橋と伝えられている麻扱場(おこんば)橋。平成5年、甫場整備にともなう河川改修で解体され、ここに移転・復元されました。
昔々、内田川で麻のさらしが行われていて、橋の付近を「麻扱き場」と呼んだことに由来するそうです。

大津山公園 大津山公園(鳥獣供養文碑)

写真:左=公園内は遊歩道が整備されています。
写真:右=鳥獣供養文碑。

大津山頂駐車場からの眺め 大津山登山道

写真:左=大津山(標高256m)の頂上を目指してクルマ@軽自動車で行けるまで行ってみました。道幅が狭いので、普通車同士の離合も大変です。
写真は、終点の駐車場からの眺め(北側)。

写真:右=ここから登山道が続いていました。おそらく30分くらいで頂上に到着するのではないかと思われましたが、この日は時間がなく諦めて引き返しました。
天気の好い日にリベンジしたい。山頂は眺めがいいかなぁ?

ところで【大津山の関】の写真を撮ってなかった…すみませんm(_ _;)m
大津山公園の入り口、【いきいき村】からでも見えるくらいの位置にあり、けっこう大きいのですぐに判ると思います。
今度また行った時に撮っておきます!

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)




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・2016年02月23日【大津山阿蘇神社

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タグ:神社 湧水
posted by しう@SOTO at 22:50 | TrackBack(0) | 熊本
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