2017年10月25日

唯一無二、空気を祀る神社

※昨日の続き、実際に訪れたのは10/24です。

八ツ沼(案内板) 八ツ沼

大沼・浮島稲荷神社から当初の目的地である神社へ向かう山道の途中、石仏群のようなものが見えたあと沼が現れたので、何となく惹かれて停車。
駐車場に案内板「八ッ沼ビジターマップ」があったので見てみたら…沼城跡、神社に湧水に、日本最北の柳? 何これめっちゃ見たいんですけど!!

でも今日は時間が〜〜〜(;つД`)
このとき既に14時50分。ここは次回に持ち越しだ…。こんな狭い道を、また来ることになるのか…。
近隣の方々、すみません…。

空気神社(入り口) 空気神社(参道)

写真:左=浮島稲荷神社から約18km、次なる目的地は【Asahi自然観】のすぐそばでした。
鳥居がないので不安でしたが、ここが参道入り口で間違いないようです。

写真:右=参道は、こ〜んな素敵な森の中♪ 紅葉も綺麗ですヾ(*´▽`*)ノ

空気神社(モニュメント) 空気神社(野鳥)

写真:左=参道を歩いていると、モニュメントがぽつりぽつりと建っていました。
最初に「木」、なるほど森の中だからかな?
次は「火」。ろうそくはあるけど火は消えていました。
そして写真の「土」。あー、わかった。五行だ。

五行説とは、「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる」という思想。
また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底にあります。(五行思想 - Wikipediaより)

最後の「水」は、手水舎の代わりでもありました。

写真:右=森には野鳥もたくさんいます♪

空気神社(由緒書き) 空気神社(境内)

ここに来たかったのです。空気神社。
平成2年建立。日本で唯一、空気そのものがご神体である神社です。
せっかくなら【氣】と表記してほしいなぁ。

以下、空気神社の由来(看板)より↓
古来、万物を生成する根源は、五行<木・火・土・金・水>であるとされている、この5つの働き<五気>を包容し、この世に生きるものの生命を保持し形成を促すのが空気である。
「空気の恩恵を人間は忘れている。世界に先駆けてわが町に空気神社を造ろう」と、故 白川千代雄が提唱したのは昭和48年(1973)である。この遺志を継ぎ、さらに自然崇敬の深まりを願って、昭和63年(1988)に空気神社建立奉賛会を設立、全国有志の協賛を得て、世界に類例のない、新しい理念による神社建立に踏み切る。

空気神社(縁起) 空気神社(社殿)

写真:左=空気神社縁起(看板)より↓
神社は2つの位相により構成されている。
1つは内部に閉じ込められた聖域であり、「音」の発生装置を内蔵する闇の空間である。内部に封じ込められた空気は音となり外気に放たれる。
もう1つは、外部に反射する光の空間である。四角に置かれた鏡面は、四季折々の自然を映し切り取る。そして消し去る。大気の中に…。
闇の空間の内部は、音響効果のため地中部に瓶が埋め込まれている。この空間は通常、公開はしないが、年に一度の祭りに見ることができる。
光の空間は耐候性の金属板で、神の「イツキノニワ」として山頂にある。

写真:右=空気神社の本殿がこちら、5m四方のステンレスでできた鏡が敷かれているのみ。
この床下は地下室になっていて、内部には御神体である空気が入った12個の素焼きの瓶が収められています。

空気神社(映す) 空気神社(映す)

うーん、ちょっと文章が的を射てない(´・ω・`)。
地下の暗闇に「閉じ込める」なんて、忌み神みたいじゃない。

この案内板だけじゃ今ひとつしっくり来なかったのでネットで調べてみました。

世にも珍しい「空気」を信仰の対象にした、山形県朝日町「空気神社」- ジモトのココロ
空気神社の誕生 - あさひまちエコミュージアム

鏡板は、森羅万象、春夏秋冬のすべてを映し出すもの。すなわち空気を光に変えて映し出します。
3mの深さの地下殿には素焼きの大きなかめが12個設置してあり、外部の振動を音に変えることができます。空気を音に変えて表すことができるのです。

空気神社(樹々) 空気神社(樹々)

空気神社の参拝の仕方は、ちょっと変わっています。
一般的には「二礼二拍手一拝」ですが、「二礼、四拍手(春夏秋冬をイメージ)、両手をV字に大きく挙げて天を仰ぐ(空気・自然に感謝)、一拝」です。

こんなに好い天気に恵まれて、紅葉も美しくて、小鳥のさえずりや木の葉のさざめきが優しくて、空気もとっても澄んでいます。
すっごく居心地の好い空間でした。

朝日町では世界環境デーに合わせ6月5日を「空気の日」に制定し、「空気まつり」を開催しています。
このお祭りの時に地下室が一般公開され、地元の小学生による巫女舞「豊栄の舞」が奉納されます。

ちなみに空気神社に神主さんはいませんので、御朱印もありません。

撮影:Nikon COOLPIX P900/スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)※魚眼レンズ着用




人気ブログランキングへ ←【人気ブログランキング】応援クリックお願いします♪


*山形県に関連する過去ブログ記事*
・2011年06月30日【湯殿山神社
・2011年07月02日【出羽三山神社
・2011年07月17日【上杉神社(松が岬公園)
・2012年06月20日【山形県小国町『赤芝峡』
・2012年06月25日【瑞宝山本山『慈恩寺』
・2012年06月28日【道の駅『鳥海』〜十六羅漢〜大物忌神社
・2015年10月18日【山寺そぞろ歩き
・2015年10月25日【月山・山形県立自然博物園
・2017年10月19日【道の駅たかはた・安久津八幡神社
・2017年10月24日【神池・大沼に浮かぶ浮島稲荷神社


*はじめての方はこちらもどうぞ*
 SOTO 松本周己 公式ウェブサイト
 TwitterFacebookInstagramYouTubeフォトライブラリー
 +SOTO+全国ご当地ソフトクリーム
 全国道の駅情報+SOTO+

*Facebookに関するお願い*
 Facebookの「友達」は実生活での直接の友達のみとなっております。
 「フォロー」していただければ幸いですm(_ _)m
 Facebook Messengerからのメールも「友達」制限設定しておりますので、
 SOTOホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。
 どうぞ宜しくお願い致します。







タグ:神社 紅葉
posted by しう@SOTO at 23:42 | TrackBack(0) | 山形
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/181414708
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック