2017年07月29日

層雲峡で、ひと休み(後編)

層雲峡神社(1) 層雲峡神社(2)

ロープウェイ乗り場に向かって左側に鎮座する、層雲峡神社へご挨拶。
こちらの創建に関してはナゾなので、代わりに層雲峡の歴史をどうぞ↓

安政4年(1857)に、石狩在勤足軽の松田市太郎が石狩川水源調査に訪れたのが和人として最初であり、その際に温泉を発見。
翌年には「北海道」命名者でもある函館奉行所雇の松浦武四郎も石狩川を遡上して愛別町石垣山まで来ているが、層雲峡までは訪れていない。
しかし、当時の地図上に「上流の温泉」(層雲峡温泉のこと)と記載した最初の人物は松浦武四郎である。
層雲峡の歴史 - 層雲峡観光協会より)

明治33年(1900)には塩谷水次郎が温泉を発見して「塩谷温泉」と名づけた。
大正2年(1913)には国沢喜右衛門が温泉を発見して「国沢温泉」と名づけた。数軒の温泉宿が営業。
層雲峡温泉 - Wikipediaより)

アイヌ語でソウウンベツ(滝の多い川の意)と呼ばれていたことにちなんで、明治〜大正期の歌人・大町桂月(おおまち けいげつ)が大正10年(1921)に「層雲峡」と命名。
層雲峡 - Wikipediaより)

近代的な温泉地としての開湯は1950年代に入ってからであり、温泉名もその頃に「層雲峡温泉」と変更(統一?)されたようです。

ちなみに「富士山に登って山岳の高さを語れ 大雪山に登って山岳の大きさを語れ」という有名な一文を残したのが大町桂月。黒岳から旭岳に登り天人峡まで縦走するほどの健脚者だったそうです。

それにしても今では層雲峡と言えば登山やスキーというイメージですが、古い記述を見ると「温泉」「温泉」「温泉」(笑)
いかに温泉が貴重な宝であったかを物語ります。

層雲峡神社(3) 層雲峡神社(4)

大正14年(1925)、荒井初一(荒井建設初代社長)が「双雲別〜層雲峡温泉区間(上川町)」12kmを私費で道路開発しました(現・国道39号線)。
この道路が開通したからこそ、層雲峡温泉街も観光客や湯治客がたくさん訪れるようになったのですね。

また、私費で「大雪山調査会」を設立、大雪山一帯の学術的研究と高山植物保護の指定を目指し、その功績を称え層雲峡の父≠ニして層雲峡温泉街に銅像が建てられています。
き、気づかなかった・・・。

境内に建つ「樹霊碑」(昭和33年9月26日)によると、昭和29年に大型台風が上陸し、層雲峡一体が「地上一樹を見ず残骸相重なる」大惨事に見舞われたそうです。
もうひとつ「感謝の植樹」碑(昭和43年9月3日)には、地元の高齢者の方々が町民に大切にされていることへの感謝のしるしとして5年がかりで「大雪国道アカシア並木」を植樹したと記されていました。
層雲峡は緑深い峡谷で、いついつまでも変わらない姿であると思いがちですが、こうした経緯も過去にはあったのですね。

狛犬の台座には年号はないものの、「贈 野村豊次郎、舟橋新市、渡辺庄吉、松原石郎、原田豊」と刻まれていました。

荒井初一銅像(1) 荒井初一銅像(2)

*追記*
後日、荒井初一氏の銅像を見つけました!
層雲峡観光案内所・郵便局・バスターミナルの向かって左側、ホテル大雪などへの近道となる遊歩道入り口に建っていました。

層雲峡 層雲峡(ラーメン楓)

さて散策のあとは遅い昼食。層雲峡に来たら、わたしにとってはここ「ラーメン楓」さんに行かない訳にはいきません。ガス乾燥機のコインランドリーもあり、毎度お世話になっております(^人^)
ちょうど「土用の丑」シーズンで「ミニうな丼セット」がありました。ラーメンの方は我がまま言ってセットとは違う「ぎょうざラーメン」にしてもらっちゃった!(≧∇≦)
量を少なめにしてもらったんだけど、それでも食べきれないくらいお腹いっぱいになりました!

北海道鐵道路線図(1) 北海道鐵道路線図(2)

テーブルには、明治・昭和・平成の北海道鐵道路線図バンダナが飾られています。これ、鐵道マニアにはたまらないのでは!?
写真:左=明治31年、写真:右=昭和56年。この頃がもっとも鐵道が栄えていた時代。

北海道鐵道路線図(3) 北海道鐵道路線図(4)

写真:左=時刻表の最後に付録されていたという、全国交通地図。確かに地図が入っていた記憶はあるけど、こんなデフォルメされてたっけ?
昔は「青春18きっぷ」を活用して、あちこち行ったなぁ〜(´ω`*)

写真:右=鉄道路線の開通と閉鎖日を、店主さんが実際に旅行してメモっています。今やネットで簡単に調べられるけど、こうやって現地に行くことに意義がある!

途中まで造ったけど完成を待たずに廃線になったところもあり、今でも橋が見える場所があるなど教えてくれました。
でも本人いわく別に鐵道マニアというわけではなく、その土地の歴史を知るのが面白いのだとか。分かる気がする。

資料館を訪れても若い人ばかりで(店主さんは60代後半)、尋ねても「ちょっと待ってください」って史料を探すところから始まって、逆に「へぇ〜、知りませんでした!」って感心されちゃうことも多いらしい。
だからできれば現地へ赴いて、その近所のご老人に話を聞けたら最高なんだとか。
わたしも恥ずかしがらずに話しかけてみよう!

店内には、ほかにも「ケロリン」グッズや全道 道の駅マグネットなども展示されています。
毎年「北海道道の駅全制覇」してるそうです。利尻・礼文島とかに道の駅できたらどうします〜!?(笑)

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)



*関連する過去ブログ記事*
・2013年07月27日【層雲峡 火まつり
・2013年07月28日【層雲峡あれこれ
・2013年10月01日【層雲峡のラーメン屋「楓」さん
・2014年09月10日【鹿を追うものは山を見ず】※日常のひとコマ
・2015年09月19日【層雲峡ビジターセンター
・2015年09月22日【層雲峡・大雪山写真ミュージアム
・2017年07月28日【層雲峡で、ひと休み(前編)

*はじめての方はこちらもどうぞ*
 SOTO 松本周己 公式ウェブサイト
 TwitterFacebookInstagramYouTubeフォトライブラリー
 +SOTO+全国ご当地ソフトクリーム
 全国道の駅情報+SOTO+

人気ブログランキングへ ←応援クリックお願いします♪










posted by しう@SOTO at 15:53 | TrackBack(0) | 北海道
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/180505985
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック