2017年07月05日

稚内・北門神社 例大祭

稚内からサロベツ原野、そしてまた日本海沿いを稚内に戻って来たわけですが、なかなか天気が好くならず。
だいたいこの時期の道北は風が強くて曇天または霧の日が多いと言います。
それにしたって、もう1週間。利尻・礼文島に渡るタイミングをず−−−っと待っているのですよ。
観光案内所の方も、「時間があるのなら、天気の好い日に行かないと。やっぱり利尻富士が見えなきゃ!」と。
天気予報では今週から晴れるはずだったのに、また曇天。

し か も・・・。
7/4・5・6と、北門(ほくもん)神社の例大祭ですってよ!

北門神社(北海道神社庁)

北門神社 宵宮祭(1) 北門神社 宵宮祭(2)

4日の夕方、宵宮祭がはじまりました。
もの凄い数の屋台(230店舗!)がずら−−−っと建ち並んでいます。こんな大規模な宵宮、初めてです!
正直、稚内にこんなに人がいたのかと!(失礼)

北門神社 宵宮祭(3) 北門神社 宵宮祭(4)

写真:左=狛犬さんが舌出してる!? 面白い(≧∇≦)

北門神社 宵宮祭(5) 北門神社 宵宮祭(6)

写真:左=【境内外末社】稲荷神社/太平山三吉神社
写真:右=拝殿前には出番待ちの方々が。お参りさせてもらって、ちゃっかり御朱印もいただきました!
こんな佳き日に御朱印をいただけるなんて幸せ♪
(翌日の祭り本番は、神職さんが全員出払っていて授与所は閉まっていました)

北門神社 宵宮祭(7) 北門神社 宵宮祭(8)

写真:左=【社宝】神輿(「六角型」昭和24年製作奉納)
写真:右=境内では様々な芸能奉納があり、これまた屋台が出ていてビアガーデンさながら(笑)
きっと神様も楽しんでいらっしゃることでしょう(´ω`*)

天明5年(1785)、松前藩の場所請負人であった村山伝兵衛が、宗谷の地(北海道((令制))北見国宗谷郡)に北門鎮護の守護神として天照皇大神を奉り、宗谷大神宮という小社を建立した。
明治29年(1896)7月15日、現在地に社殿を移築し、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)を合祀して、北門神社へ名称を変更した。
北門神社 - Wikipedia

旧瀬戸邸 野鳥

開けて翌5日。結局、フェリーに乗ることなく稚内市街地をぶらぶら散歩。

写真:左=国の登録有形文化財・旧瀬戸邸
写真:右=こういう猛禽類が電線に留まっているなんて、なかなか見ない。

北門神社 例大祭(01) 北門神社 例大祭(02)

神輿がどういうルートを通るかまったく分からないので適当に歩いていたら子ども神輿を発見。
その後、スーパーで買い物したりして(笑)いったんクルマに戻ろうと思ったら、稚内駅前に大人の神輿が! やったー!ヾ(*´▽`*)ノ

北門神社 例大祭(03) 北門神社 例大祭(04)

企業やお店などが、神様をおもてなしして1年の無事や商売繁盛などなどを祈願します。
ここから神輿についていきました。

北門神社 例大祭(05) 北門神社 例大祭(06)

商店街の中でも1ヶ所1ヶ所で丁寧に祝詞をあげられていました。
まず着いたら神輿を「わっしょい、わっしょい、わっしょーい!」と3回掲げて、ゆっくり下ろされます。このとき、周りの方々もみんな拍手。
そのあと神職さんが幣(ぬさ)で祓ったり祝詞を奏上したりして祈祷します。
終わったら、また神輿が担がれて「わっしょいわっしょい」何度か周囲を廻るように練り歩きます。

北門神社 例大祭(07) 北門神社 例大祭(08)

稚内プレス】によると、29団体370人が参加したそうです!
担ぎ手も大変ですが、太鼓チームもずっと叩きっぱなしです。子どもさんも叩いていました。

北門神社 例大祭(09) 北門神社 例大祭(10)

2基の神輿は、どちらがどの神様とかまったく不明。御祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)の三柱だから・・・?
あ、でも昨日、神輿庫には3基あったよね??
もう1基は子ども神輿だったのかなぁ。

北門神社 例大祭(11) 北門神社 例大祭(12)

さて、御輿渡御(とぎょ)のクライマックスがやってきました!
総代さんらしき方に教えてもらいました。神社前の、80段の階段を神輿を担いだまま一気に駆け上がるのです!!

北門神社 例大祭(13) 北門神社 例大祭(14)

すごい迫力!! 早い!!!

北門神社 例大祭(15) 北門神社 例大祭(16)

続いてもう1基!

北門神社 例大祭(17) 北門神社 例大祭(18)

ほんとうに「駆け上がって」います。さんざん町じゅうを練り歩いた後で疲れ切っているでしょうに、凄いパワーです。
あっという間でした。

北門神社 例大祭(19) 北門神社 例大祭(20)

15:45、北門神社に帰還。法被を見ていると、ノシャップや宗谷からも参加しているんですね。
沿道で見守っていた方々も、担ぎ手のご家族や友人、みんな和気あいあいとしてあたたかな空氣が流れていました。
「祭り」の元に、みんなが一体となって空間をつくりあげている、そんな雰囲気でした。

北門神社 例大祭(21) 北門神社 例大祭(22)

最後に、神輿を「わっしょい、わっしょい、わっしょーい!」と担ぎ上げ(というか胴上げみたい・笑)、拍手喝采。
神職さんの祝詞で神様は本殿に帰られ、神輿は神輿庫へ。メガホンで「はーい! 担ぎ手ー! 神輿を庫に収めるまでが祭りですよー! 最後まで頑張れー!」みたいに励まされているのがまた微笑ましかったです(*´▽`*)

思いがけず、素晴らしい祭りを見せていただきました。
稚内、いいですね(´ω`*)

ちなみに最終日、6日の海上渡御はシケのため中止になったそうです。もの凄い強風でしたからね・・・。
稚内市地方卸売市場で海上安全大漁祈願祭が執り行われ、そのあと神輿をトラックに乗せ、北船溜り〜恵山泊漁港を回り、大漁と安全を祈願したそうです。
(【稚内プレス】より)

撮影:Nikon COOLPIX P900

*関連する過去ブログ記事*
・2008年08月03日【稚内公園
・2008年08月04日【サロベツ原野と豊富温泉
・2010年08月21日【稚内で再会
・2010年08月22日【稚内から宗谷岬
・2012年07月21日【稚内・利尻富士・サロベツ原野
・2013年08月10日【宗谷〜稚内のラーメン店
・2013年08月18日【稚内のお蕎麦屋さん「はるな家」
・2014年08月12日【稚内から宗谷岬の間宮堂へ
・2017年06月28日【久しぶりに宗谷岬を散策


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タグ:神社 お祭り
posted by しう@SOTO at 23:55 | TrackBack(0) | 北海道
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