だって行く先々に山があるんだもん。そして山を祀ってる神社があるんだもん。
一宮めぐりのはずが山岳系神社めぐりになるのは、やっぱり山が好きだからなのねん(*´▽`*)
「いつまで神社シリーズが続くんだろう?」と思っているアナタへ!
本日・岩手山神社の次は田沢湖(浮木神社と御座石神社)、その次は八幡平(八幡平神社と八幡平山トレッキング)、そのまた次も八幡平(大場谷地園、御在所湿原)、そのまたまた次は桜松公園(不動の滝と桜松神社)、も一度戻って八幡平(大沼)でっす!(≧∇≦)


岩手は広い。早池峰山はじめ八幡平、姫神山、鞍掛山などなど名峰も多いのですが、岩手を代表する山といえば、やはり岩手山ではないでしょうか。
岩手山(いわてさん)は日本の東北地方、奥羽山脈北部にあり二つの外輪山からなる標高2,038mの成層火山。岩手県の最高峰であり、県のシンボルの一つとされている。日本百名山に選定されている。(岩手山 - Wikipedia)
岩手県八幡平市、滝沢市、雫石町にまたがる。西に姥倉山、大松倉山が続くものの、奥羽山脈の主稜からは離れており、独立峰に近い。
東の盛岡側から見る姿は富士山のように長い裾野を引く整った形で、「表岩手」と呼ばれる。南の雫石町や北の八幡平市松尾方面から見ると、外輪山の連なりが凹凸をなし、「裏岩手」と呼ばれる。
山域は、昭和31年(1956)に十和田八幡平国立公園に指定された。山頂には一等三角点『岩手山』(重点整備点)が設置されている。
そんな岩手山に神社がないはずがない。手持ちの地図には載ってなかったけど、カーナビで探して出発!
※6/4に訪れました


道すがら、カーナビにセットしたのとは違うけど【巌手山神社】を発見!
「あれ? ここって岩手山神社??」と鳥居の前で戸惑っていたら後ろからクルマがスーッと鳥居をくぐって入って行ったので「あ、入っていいんだ」と安心して駐車。よかった。


写真:左=少し薄暗くて、深(しん)と静まりかえった境内。
写真:右=狛犬さまは、ずいぶんと風化していますが「阿(あ)」形さんが「よぐきたねし!」って感じですっごい親近感ある〜!(笑)


写真:左=この剣は、某高校の創立記念に昭和33年に奉納されたもののようです。
写真:右=第2の狛犬さまはまだ新しそうに見えますが、100年くらい経ってるかも。


この静かで冴えた空氣感が伝わるでしょうか?
滝沢市役所の公式サイトに載っているのは、こちらの岩手山神社でした。
岩手山の表玄関、柳沢口にある神社。・滝沢市|岩手山神社(GoogleMapはこちら)
岩手山神社の写真現在は馬返し登山口まで車で入ることができますが、かつてはここが登山コースの入口でした。宮沢賢治が岩手山へ登山するときは、ここの社務所で休憩をとってから登ったと言われています。
歴史的に見ると、この神社は延暦20年(801)、坂上田村麻呂が蝦夷討伐のおり、国土鎮護を祈願して建てたと言われています。康平5年(1062)には源頼義が安倍貞任、宗任を討つために、この神社に祈願してようやく勝つことができたと伝えられています。
さてカーナビで見つけた方の【岩手山神社】は、小岩井農場の敷地内(北側)にあるっぽい。
小岩井農場前の広域農道から町道?に入って、更に砂利道に突入します。入口に「岩手山神社」の木柱が立ってたけど、目立たないのでうっかり通り過ぎてしまうところでした。


写真:左=砂利道を行くこと1km弱ほどで鳥居が見えてきました。しっかり「岩手山神社」と書かれています。
ここで降りて歩いて行こうと思ったら、またしても後ろから来たクルマがスーッと鳥居をくぐって行ったので、足腰の弱いおとーさんは喜んで拝殿前までゴー(笑)
写真:右=町指定天然記念物の夫婦杉。
推定樹齢 不明(400年以上/伝承1,200年)、目通周囲/北側:408cm 南側:523cm、高さ/北側:約26m 南側:約24m(平成23年調査時)。
この夫婦杉が位置する新山宮(遙拝所)にいつから神社が創建されていたかは定かではないが、古文書によると延宝2年(1674)に再建されたとあることから、それ以前から存在していたことは確実である。(雫石町|岩手山神社の夫婦杉より)


写真:左=由来書。どうやら、当初こちらは「新山堂(新山宮)」と呼ばれていたようです?
写真:右=一枚岩に彫られた、いかめしい龍の石柱。
個人の方のブログに、夫婦杉の近くのモニュメントに皇紀2600年(昭和15年)建立と刻まれてあったと書かれていたので、辰年だからかな? とも思ったのですが・・・真相は不明。


こちらは何のための建物か不明ですが、休憩所っぽい感じ。
注連縄などが保管されていました。


写真:左=「鎮守奉献」と刻まれた石柱の裏側には「岩鷲山新山宮」の由来が書かれていました。
隣のお社には「巖鷲山大権現」の文字が。
別名に巌鷲山(がんじゅさん)があるが、本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが「岩手」の音読み「がんしゅ」と似ていることから、転訛したものだとも言われる。(岩手山 - Wikipedia)
写真:右=中央に拝殿、左側は先ほどの休憩所?、右側は手水舎。


岩手山遥拝所。霧で真っ白〜〜〜(´Д`;)
岩手山は、かつては女人禁制。男性も精進潔斎(しょうじんけっさい:肉類と酒を断ち、心と体を清める)して登山に臨んだそうです。


写真:左=現在の社殿は昭和56年(1981)再建。
写真:右=「神山の秘水」と称される岩手山からの湧水(雪解け水)。
平日なのに、水汲みに来る方が後を絶ちませんでした。ペットボトル持って来ておいてよかった!(*´▽`*)
大同2年(807)、宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)・大穴牟遅命(おおあなむじのみこと/大国主)・日本武尊(やまとたける)の三神を勧請し、田村麻呂みずから祭祀したと伝わっています。ーーーと、あちこちのサイトに書かれていますが、柳沢の巌手山神社と、ここ雫石の岩手山神社(新山堂)を混同しているみたいです。
外見では確かに雫石の岩手山神社の方が立派だし、岩手山も見えやすいし、お水も汲めるし(笑)。
どちらがどちらとかではなく、両宮とも参拝するのがベストですね。
撮影:Nikon COOLPIX P900
*はじめての方はこちらもどうぞ*
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