2017年04月13日

山岳信仰の岩屋神社・岩屋まつり(前編)

2年前からチェックしていた、毎年4月の第2土・日に執り行われる岩屋神社の【岩屋まつり】。
今年こそはと心待ちにしておりました。

ところが週末は雨の予報だったため役場に電話してみたところ「よほどの大雨でない限りは決行します」との返事。
タイムスケジュールを調べてみたら、8日(土)の方が神様を招く「奉銭(ほうせん)の儀」や、暴れ神輿も神楽も見れるのですが、紫橙(さいとう)大護摩供養は9日(日)。わたしの目当ては、どちらかというと大護摩供養&火渡り神事。
8日当日は予報通り雨だったので断念しましたが、本命の護摩焚きが行われる9日は曇り! 天気が変わるかも知れないけど、早起きしたし東峰村へ2時間弱のドライブがてら出発♪
なんと晴れ間も見え、汗ばむ陽気となりましたヾ(*´▽`*)ノ

岩屋神社(岩屋まつり2日目) 岩屋神社(岩屋まつり)

イベント会場では物産品の販売や、天狗の下駄飛ばし大会、太鼓の演奏、カラオケ大会、餅まきなどが開催されます。

岩屋神社(案内図) 岩屋神社(吊り橋)

写真:左=岩屋山の全体図
写真:右=イベント会場から、吊り橋を渡って行きます。

岩屋神社(護摩行準備) 岩屋神社(石柱門)

写真:左=ご神木の一つでもある樹齢700年の大銀杏の前で、護摩供養の準備が進められています。
宝珠山一帯は、朝鮮半島の金剛山と対馬以外ではここにしか見られない玄海ツツジ、高さ約18メートルもの大ツバキが自生し、いずれも県天然記念物に指定されています。

写真:右=本来は、こちらが山門にあたると思われるので、一旦出てから撮影、あらためて入山。

岩屋神社(洞門) 岩屋神社(五百羅漢)

写真:左=大銀杏の脇から石段を登ると、大岩をくりぬいた洞門が。
写真:右=向こう側の高台、尾根を歩いてる人が! あそこまで行くのね。

岩屋神社(五百羅漢) 岩屋神社(五百羅漢)

写真:左=手前の真ん中に、お気に入りの「合掌童子」像。一昨年よりも苔むして、お顔が半分くらい隠れてきました。邪魔だろうなぁ。

写真:右=右側の洞門をくぐって、鳥居の先にそびえる権現岩、その懐に岩屋神社が鎮座しております。

岩屋神社(鳥居) 岩屋神社(石段)

最初の難関、急峻な石段です!
両サイドには数多の石仏が「がんばれー」と見守ってくれています。

岩屋神社(本殿) 岩屋神社(本殿からの眺め)

写真:左=岩屋神社本殿は権現岩の窪みを利用して造られた彦山山岳修行の第3窟で、国指定重要文化財。
およそ1500年前の継体天皇25(521)年、中国・北魏からの渡来僧「善正」が修行場「日子山(ひこさん/彦山・英彦山)」を開山した翌年(532)、宝珠山宝泉寺大宝院として開かれたのがはじまりとされています。

写真:右=本殿から見下ろすと、崖の角度がよく解ります。

案内板より↓
現在は岩屋神社と呼ばれている本社は、明治以前は、神仏混淆(こんこう)の天台宗系修験道寺院でもあったので、宝珠山宝泉寺大宝院岩屋三所大権現社と、また、彦山・宝満山を中心とした山伏たちの修行場、彦山四十九窟の一つとしては宝珠山窟、入峰修行の彦山春峰・宝満山秋峰四十八宿の一つとしては、玉置(玉来/たまき)宿とも呼ばれていました。

岩屋神社(本殿) 岩屋神社(本殿)

本殿には氏子総代さんが御神酒を振る舞われていて、本殿内部の写真も撮らせてくれました!
(ちなみに御神酒は飲めなかった・・・;つД`)

ご祭神は英彦山権現と同じく、観世音菩薩の化身・伊弉冉尊(いざなみのみこと)、釈迦如来の化身・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、阿弥陀如来の化身・天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)。

宝珠山には、とある伝説があります。
それは欽明天皇8(547)年、突然の霊光とともに空から「星の玉」(つまり隕石?)が降って来たというものです。
社僧はこれを「宝珠石」と名づけ、社殿を造ってご神体として大切に祀りました。
「宝珠」とは仏教用語で、仏の教えの象徴であり、何でも願いが叶う不思議な玉という意味。この宝珠石=宝珠山が村名・村章の由来です。(宝珠山村は小石原村と対等合併し2005年に東峰村が発足、現在は福岡県朝倉郡東峰村宝珠山という地名となっています)

大化4(648)年、村人に「星の玉・宝珠石を茅薦(かやこも)で包んでまつれ」と神のお告げがあり、以来、閏年の旧暦9月19日(10月19日)に「薦替えの儀」が行われています。
「宝珠石」を見ると目がつぶれるという言い伝えがあるため、薦替えの儀は目隠しをし、榊の葉を咥え、かつては夜中に手さぐりで行われていましたが、現在は昼間に行われているそうです。

写真:右の中央、柵で囲われた丸いものが、その宝珠石です!!!
まさか見られるとはー!来てよかったヾ(*´▽`*)ノ

岩屋神社(馬の首根岩) 岩屋神社(馬の首根岩からの眺め)

写真:左=一昨年は断念した、本殿・権現岩の東側にそびえる、馬の首根岩。いざ行かん!
写真:右=右も左も断崖絶壁の鎖場、と書くと大げさかも知れませんが(笑)その先には、こんな絶景が待っていました!

岩屋神社(馬の首根岩からの眺め) 岩屋神社(馬の首根岩から権現岩を振り返る)

写真:左=ちょうど後から来た男性2人組がいいポジションに座ってくれたので写真を撮らせていただきました。
そして驚いたことに、読経を始めたのです!
会話を聞いていたら(盗み聞き;;)ここで3日間、断食をしながらUFOを待っていたことがあるらしいΣ(°ロ°;) おにいさん、ナニモノ!?

写真:右=法螺貝の音が聞こえて来て、振り向いたら本殿近くで吹いているではないですか。
おにいさんたち「あ、●●ちゃんだ」Σ(°ロ°;) 知り合い!? つか女性だよ!!
なんとコアな人たちが集まってるんだ、岩屋まつり・・・。

岩屋神社(針の耳) 岩屋神社(針の耳 胎内くぐり)

馬の首根岩から本殿に戻り一礼して、西となりに位置する権現岩と梵字岩の境目(割れ目)へ。ここも、一昨年は忘れてスルーしてしまった場所です。
この割れ目は「針の耳」と呼ばれ、親不孝者が通ると上から石が落ちてくるという伝承があります。
(そこそこ大きな石が引っかかってます)
また、左側の「梵字岩」には、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が彫ったという梵字がかすかに遺っているそうです。通るのに気を取られていて、確かめるのをすっかり忘れてしまいました! 絶好調トリ頭!(T▽T)

岩屋神社(熊野神社) 岩屋神社(修験道)

写真:左=熊野岩に抱かれた熊野神社。
写真:右=その東側から、奥社への修験道が続いています。前回は時間がなくて廻れなかったので、今日は張り切って行きますよ!

岩屋神社(修験道) 岩屋神社(修験道)

烏帽子岩を回り込むような感じです。鎖がかけられているので助かります!

岩屋神社(修験道) 岩屋神社(修験道)

烏帽子岩を過ぎ、見晴岩へ登ります。
お社があるわけじゃないし、登らなくても修行に支障はなかったと思われますが、きっと名前が示すように見晴らしがいいに違いない!!

岩屋神社(見晴岩からの眺め) 岩屋神社(基準点)

写真:左=見晴岩からは、「竹地区の棚田」が一望できました!ヾ(*´▽`*)ノ

案内板より↓
標高差160mの急斜面と約11ヘクタールの土地には、石積みの棚田が約400枚と24戸の集落が広がる日本の原風景に立ち返ったようなのどかな景色。
「竹地区の棚田及び岩屋神社などの山岳信仰遺跡群」は「日本棚田百選」や「美しい日本の歴史的風土100選/準100選」にも選定されています。

写真:右=基準点に写るわたし♪

岩屋神社(見晴岩からの眺め) 岩屋神社(烏帽子岩)

案内板より↓
岩屋山内に林立する奇岩は天から神が降りてくる依代(よりしろ)・目印で「陽」を、また窟は他界への入口・神仏の母胎内で「陰」を現し、奇岩と窟とで陰陽が一体となった、神仏が降臨する神聖な場所として考えられており、山伏たちは、この宝珠山窟に籠り、神仏と一体化するため断食・瞑想・読経などの荒行を行っていました。

写真:右=さっき通って来た烏帽子岩。上から見ると凄いな!

岩屋神社(鎖場) 岩屋神社(鎖場)

眺めを堪能したら、見晴岩を降りて登って・・・鎖場に次ぐ鎖場。

岩屋神社(道標) 岩屋神社(鶯窟)

写真:左=要所要所に、こうした道標があるので心強いです。
写真:右=鶯窟。こちらは特に“何か”を感じる場所でした。

岩屋神社(お大師様) 岩屋神社(舟玉地蔵)

写真:左=岩肌をくり抜いた穴に、お大師様が鎮座しておりました。
写真:右=舟岩には、舟玉地蔵。

岩屋神社(修験道) 岩屋神社(舟岩)

そろそろ佳境だと思われるのですが・・・この先は行けるのか?

後編へ続く!

岩屋まつり(東峰見聞録|東峰村観光情報サイト)

撮影:Nikon COOLPIX P900/スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)※魚眼レンズ着用



*関連する過去ブログ記事*
・2011年07月02日【出羽三山神社
・2011年11月04日【筑波山
・2013年04月06日【秋月の町並み
・2014年05月18日【多氣山不動尊・大火渡り祭
・2015年01月15日【樹齢約200〜600年の巨木群・行者杉
・2015年04月18日【筑前岩屋駅前の釈迦岳湧水
・2015年04月19日【彦山山岳修行の第3窟・岩屋神社
・2016年02月16日【巨木を訪ねて〜津江神社の樟(クス)
・2016年04月06日【久留米つつじまつり〜朝倉市秋月の町並み散策
・2016年06月06日【白山比め神社と弘法池

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posted by しう@SOTO at 14:38 | TrackBack(0) | 福岡
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