90歳を過ぎても矍鑠(かくしゃく)としていて、自分の足で歩いていたし、100歳くらい余裕余裕!って思っていたので・・・何だか今でも実感が湧きません。

こちらは《卒寿》のお祝いのときに祖母からいただいた俳句。達筆すぎて読めない文字が・・・(´Д`;)
[堰いくつ 超しくるながれ ○澄めり]?
大事な部分が判らないから、意味も解らないという・・・。
誰か教えて(´・ω・`)
俳句集を出版したこともあり、老人養護施設に入所してからも、そこで俳句を教えていました。
昨年10月末に生死の境を彷徨うほどの窮地に陥りながら持ちこたえ、以来ずっと寝たきりになってしまったのですが、驚いたことに意識が回復し主治医に俳句を教えていたというのです。
わたしが見舞いに行ったときは会話はできなかったのですが、叔父が言うにはたまに会話ができたそうで、そこで表題の「不思議だね 不思議も不思議 人生は」を口にしたそうです。
季語も入っていないし俳句とは言えないのですが、これが辞世の句みたいなものかなぁ、と喪主挨拶で語っていました。

大正7年というと、第一次世界大戦終戦の年。第二次世界大戦中の話も、たまに聞かせてもらいました。
お話の数々を歴史書風にまとめたかったのに、いつだって後悔先に立たず。
山鹿市菊鹿に住んでいた時期もあり、なんと歩いて熊本市内まで買い物に行っていたというから脅威です。30kmくらいあるんじゃないかな!? 現代では考えられませんよ。
(GoogleMapでルート検索したら5時間47分だと・・・(´Д`|||)
当時に培われた足腰の丈夫さが、晩年まで元気でいられた基なのでしょうね。背中も曲がってなかったし。
わたしたちからすれば元気だと思っていても、「長生きするのもきつかとよ」と、よく口にしていました。
99年もがんばってくれた肉体を離れ、今ごろは軽い足取りで祖父や親友たちと再会を楽しんでいるかも知れません。
※俳句に関してfacebookやメールで教えていただきました。
[堰いくつ 超しくるながれ 水澄めり]
水澄む=秋の季語。秋は大気が爽やかに澄み渡り、水の流れも清涼感が増す。
人生を振り返り、困難をいくつも超えて澄んだ水のようである心境を詠んだのかも知れません。
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【キャンピングカー放浪旅生活】と銘打っていながら、2016年度は地元・熊本で活動しておりますm(_ _)m