2016年11月07日

国指定史跡・隈部氏館跡

中世(16世紀代)肥後の有力国衆(国人)であった隈部氏の居館跡、山鹿市菊鹿町の標高345mほどの山腹にある「隈部氏館跡」を見に行ってきました。

「中世肥後を代表する隈部氏の居館であり、戦国時代の領主居館のようすを知る上で貴重」として、平成21年7月に国指定史跡となっています。

隈部氏館跡(説明板) 隈部氏館跡(駐車場)

ずいぶん久しぶりに来た気がしていたのですが、およそ4年ぶりでした。
(2012年02月20日【隈部氏館跡】)
新しくトイレと、普通車10台くらい停められる駐車場ができていました!

隈部氏館跡(入口) 隈部氏館跡(馬屋跡)

写真:左=駐車場からすぐ、あまり目立ちませんがここが入口です。
写真:右=馬屋跡。

江戸時代の書物などにも記されているなど古くからその存在は知られていましたが、昭和49〜50年に行われた発掘調査により、さまざまな遺構が良好な状態で保存されていることが確認されました。

<以下、リーフレットより>
 隈部親永は、戦国時代末期に山鹿・菊池の二郡を支配していた肥後の国衆(国人)を代表する武将です。
天正15(1587)年、豊臣秀吉は九州出兵の際、彼に降伏した肥後の国衆50余人にひとまずはその支配地を保証し、肥後国主に任命した佐々成政には新しい土地制度となる検地を3年間行わないように指示しました。しかし、成政は検地を強行しようとしたため、親永が反発。これを抑えるため、成政が親永を攻めたのが一揆の始まりとなりました。
 菊池の守山城(菊池本城)を佐々軍に落とされた親永は、息子の親泰が居城する山鹿の城村城(じょうむらじょう)で篭城します。その間、肥後国内の国衆たちが親永に同調して、成政居城の隈本城を包囲しました。この一揆を知った秀吉は激昂し、京都北山の大茶会を一日で取りやめて、西日本の大名たちに一揆の鎮圧を命じました。大群に囲まれた親永・親泰親子は必至に抵抗しましたが最終的に降伏し、天正16(1588)年、親永は柳川で、親泰は小倉で最期を遂げました。
 一揆鎮圧後、秀吉から全国へ向けて刀狩令が発せられ、兵農分離が進められました。そして、肥後でも太閤検地が行われ、肥後の北半分は加藤清正に、南半分は小西行長に与えられました。
 肥後国衆一揆は、肥後の中世の終わりを告げる重要な画期として位置づけられます。

隈部氏館跡(戦国時代 肥後の有力国人の居館跡)- 山鹿市
隈部館 - Wikipedia

隈部氏館跡(空掘) 隈部氏館跡(枡形虎口)

写真:左=堀切(空堀)
3本の堀切が残っていますが、ここ(主郭南側)が最も規模が大きいものだそうで長さは75mにも及びます。入口から主郭へは土橋で繋がっています。

写真:右=枡形虎口
敵の侵入を防ぐために設けられた、長方形状の空間。北壁と西壁の石積みは近年に復元されたものですが、基底部は元から残っていたものと伝えられているそうです。

隈部氏館跡(鳥居) 隈部氏館跡(鳥居) 隈部氏館跡(隈部神社)

現在の【隈部神社】は昭和11年建立だそうですが、当時から神社があったものと考えられているそうです。
また、背後にある北方の山には「猿返し城(山城)」「米の山城」跡があり、土塁や曲輪状の削平地が残っていることから、共に隈部館の監視網を構成する砦として重要な役割を果たしていたものと推測されています。

隈部氏館跡(庭園跡) 隈部氏館跡(館跡)

写真:左=立石組みを配した庭園跡。背後の杉林の中にチラっと見えるのは隈部神社。
写真:右=「主殿(公式の場)」「会所(社交や遊興の場)」「台所」「居間」と思われる建物礎石。

これほど好い状態で残っていた理由には、高地に在ったことと、地元・上永野地区の共有地として大切に管理されてきたことが大きな要因だと推察されています。
昭和の時代になるまで大切にされてきたというのは、隈部氏が地域の方々、子々孫々まで慕われていたからかも知れませんね。

隈部氏館跡(眺望の案内図) 隈部氏館跡からの眺望

今日は少し霞んでいましたが、素晴らしい眺望です!
霞がなければ雲仙普賢岳まで一望できます。
周囲には桜やツツジが植えられているので、春はお花見客でも賑わいそうです。

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)


※Wikipediaに掲載の座標を元にGoogleMapで表示しています。

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【キャンピングカー放浪旅生活】と銘打っていながら、2016年は地元・熊本で活動しておりますm(_ _)m









posted by しう@SOTO at 23:22 | TrackBack(0) | 熊本
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