2016年06月13日

妙蓮寺の樟(クス)

昨日に引き続き・・・という訳ではありませんが、久しぶりの菊池探訪は妙蓮寺(みょうれんじ)です。
ずい〜〜〜ぶん前にも紹介したことがあるのですが、実はその日、何枚か「大樟」の写真を誤って消してしまい、記事にはサラっと書くにとどまったことをずっと気にしていたんです。
前を通る度に「あっ」と思うものの、いつもクルマなので、そのままスルー・・・。
今回は「行くぞ」と決めて、歩いて行ってきました!\(^o^)/

妙蓮寺(1) 妙蓮寺(2)

どうです、遠くからでも大樟のこんもりとした様子がよくわかります。まるで小さな森のようです。
境内には墓地もあり、墓石がいくつか倒れてしまっていて心が痛みます。

妙蓮寺(3) 妙蓮寺(4)

正等山妙蓮寺は、日円上人(Wikipedia)が寛永8年(1631)に開基した日蓮宗の寺院です。
熊本市西区にある本妙寺(加藤清正廟があります)の末寺といわれていますが定かではないようです。

当初は隈府(わいふ)切明(きりあけ)に建てられていましたが、寛文12年(1672)の大火によって類焼したのを、安永8年(1779)に町内の豪商・宗伝次が現在の院馬場に私財をもって再建。しかし、これも明治27年(1894)に焼失し、現在の本堂はその後に再建されたものです。

写真:右=明治9年(1876)、「神風連(しんぷうれん)の乱」(Wikipedia)に県令襲撃の部隊長として加担し、弱冠32歳で処刑された吉村義節(ぎせつ)の墓。
「大丈夫の踏むべき路のまさ路(正道)を ふみつつ千代に語りつたえよ」という辞世の句を残しています。

妙蓮寺(5) 妙蓮寺(6)

妙蓮寺の樟は熊本県指定天然記念物、樹齢およそ600年、根廻り9.5m、目通り幹囲7.8m。
地上10mのところから大枝が6本に別れ、枝張り東西30.3m、南東31m、高さ33mに達する・・・とは、昭和63年3月に建てられた案内板に書かれていることなので、現在はもっと成長していると思われます。

度重なる火事で枝を焼失したほか、落雷で樹幹を損傷し内部が腐朽していると言われていますが、空洞にはなっていませんし樹勢も衰えているようには見えません。

根元には小さな石碑?と観音様?が安置されていますが、それを抱きかかえるような、飲み込んでしまいそうな力強さを感じます。


撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

*関連する過去ブログ記事(旧ブログ(2005〜2010)の「熊本県菊池市」カテゴリはこちら)
・2007年03月01日【菊池探訪〜廣現寺〜
・2007年03月03日【菊池探訪〜檀林寺〜
・2007年03月09日【菊池探訪〜熊耳山正観寺〜
・2007年12月21日【菊池探訪〜妙蓮寺〜
・2009年09月16日【相良寺(相良観音)
・2010年01月05日【本妙寺(熊本市)
・2010年03月27日【写真で綴る『本妙寺桜灯籠』
・2010年04月24日【アイラトビカズラ


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タグ:お寺 巨木
posted by しう@SOTO at 23:41 | TrackBack(0) | 熊本県菊池市
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