2016年02月16日

巨木を訪ねて〜津江神社の樟(クス)

14日、迎えに来てくれたおとーさんと菊池に帰る途中、ただ帰るのは癪なので(?)黒木町を廻ることにしました。
黒木町といえば大藤が有名なのですが、藤が咲くのはまだまだ先のこと・・・。
(蛇足ですが、この「黒木の大藤」は懐良親王の甥・良成親王のお手植えと伝えられています)

津江神社(1) 津江神社(2)

ちょっと道がうろ覚えでスムーズに走り過ぎなかったお陰で、巨木を発見!【黒木の大藤】から1kmも離れていません。(GoogleMapはこちら
ぐるっと廻ってUターン。【津江神社】の境内にありました。

津江神社(3) 津江神社(4)

すっくと雄大な立ち姿、すごい大きさです!
わたしが今まで見た中では、「水屋神社の大楠」や「寂心さんの大楠」に匹敵します!

案内板には、以下のように記されていました。(少し加筆しています)
【津江神社の樟】
津江神社の樟由来記に、平安末期の嘉応元年丑年(1169)2月初丑日、初代城主・黒木大蔵大輔 源助能(みなもとのすけよし)の創設とあります。
助能氏は豊後(大分県)の大友氏に疑いをかけられ、豊後津江山浦(現在の大分県日田市中津江)に閉じ込められました。助能は、「この無実の疑いが晴れ黒木に帰城できたときは、津江宮を黒木庄中の宗廟としてお祀りします」と願をかけお祈りしました。やがて疑いがとけ帰城ができたので、津江宮の神霊をうつし津江神社と名づけ建立しました。
樟は樹齢800年余年。根元土ぎわ周囲36m、地上1.5m、幹部周囲12m、枝下9m、樹高40m、枝張東西43m/南北40mの老樹。巨木で境内をこんもりとおおい、なお今日も樹勢は旺盛です。末社 春日社の御神身体となっています。
昭和29年12月13日、県の天然記念物に指定を受けました。
<平成8年3月20日 黒木町教育委員会>

なお、【日本樹木医会】が選定する「健康優良樹」にも県内で初めて選ばれたそうです。

津江神社(5) 津江神社(6)

写真:左=手水舎のそば、橋のたもとから起き上がるように立っている樟もかなりの大きさ!
写真:右=鎮守の森に佇む拝殿。左右の社は由緒が分かりませんでした。

津江神社(7) 津江神社(8)

写真:左=撫で牛? 創建も「丑年」「丑の日」だし、牛を大切に祀っているのでしょうね。
写真:右=狛犬の台座に刻まれた家紋と文字が、うっすら読めました。
天保十四年
卯三月十丑(?)
筑後国上妻郡
●●村
領主
松浦●●


津江神社(9) 津江神社(10)

もういっかい、巨木にご挨拶(´ω`*)
写真:左=樟2号(勝手に命名)、右=1号。3枚の写真を重ねてみました。
今日は曇天で写真写りがイマイチだったのが心残り。夏には枝葉の隆盛も比べ物にならないでしょうね。


*参 照*
津江神社のクスノキ | 福岡観光地検索 | 福岡県観光情報 クロスロードふくおか

*関連する過去ブログ記事*
・2010年04月13日【黒木の大藤


撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

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タグ:神社 巨木
posted by しう@SOTO at 23:47 | TrackBack(0) | 福岡
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