

菊池の市街地、「御所通り」にある【わいふ一番館】は、手前に【まちづくり寄合所】(写真:左)、奥に【まちかど資料館】(写真:右)という2つの建物の総称です。


【まちづくり寄合所】では、「吊るしびな愛好会」による吊るしびな展示会が開催中です(3月13日まで)。


【まちかど資料館】では、「菊池十八外城展」が開催中(3月27日まで)。お察しの通り、お目当てはこっち(笑)入館料 200円。


1階は常設展示で、菊池の歴史を古墳時代から紹介しています。


「菊池十八外城」という呼び名は、江戸時代、隈府に家塾を開いた渋江公正が著した『菊池風土記』が元になっていますが、実際には二十余りあったようです。
それぞれの城跡を解説パネルや地図で展示されてます。また、菊池一族にまつわる掛け軸や、菊池千本槍のひとつ、刀、拓本などが展示されています。


写真:左=「水島の戦い」解説パネル
写真:右=平成5年に、菊池北小学校5年生が学校行事で制作したという刀。菊池川の砂鉄を使い、菊池の刀鍛冶(現在は引退されてます)が鍛錬したそうです。


写真:左=「袖ヶ浦の別れ」を描いた掛け軸
写真:右=菊池千本槍のひとつ。箱に収めるため短くしてありますが、本物です。


2階も半分は常設展示です。江戸後期〜昭和の菊池ゆかりの偉人などを紹介。
写真:右=江戸後期に描かれた、菊池川流域地図。10mくらいあり、ほぼ現在の地図と変わりない精度らしいです。見ていると面白い!


写真:左=昭和初期の隈府町。今も残っている建物が載ってます。
写真:右=隈府町の「所得納税番付」。個人情報無視(笑)
案内してくれた方(館長さん?)が、時代に関わらず詳しくて驚きました! 何を質問しても答えてくれます。地方で資料館を見学することがありますが、だいたいは「受付係」「お留守番」という感じで、これほど知識が豊富な方はなかなかいません。ほぼマンツーマンで解説してもらっちゃいました(^▽^;
それもそのはず、ご自分の足で外城を見に行ったり菊池一族の墓を探し歩いたり拓本をとったりしてるそうです。ボランティアガイドもされてるのかなぁ〜? 名刺をいただいておけばよかった!
・2016年くまもと菊池さくらまつり - 菊池観光協会
・わいふ一番館・まちかど資料館 - 菊池観光協会
・わいふ一番館の紹介と利用方法について - 菊池市
*関連する過去ブログ記事*
・2007年02月27日【菊池探訪〜御所通り〜】
・2010年05月10日【わいふ一番館】
・2013年03月02日【初市と御所通り】
撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)
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