たまたま、その月初めあたりに「女性の願いをひとつだけ聞いてくださる神様がいる」と知り、それがまた、たまたま三重県鳥羽市だったものですから、その日のうちに藁にもすがる気持ちでお参りに行きました。
【神明神社】境内にある「石神社=石神さま」です。
(2014年11月24日【女性の願いをひとつだけ叶えてくれる石神さま・神明神社】)
あれから1年。マリリンは亡くなってしまったけど、お礼参りに参拝しました。
すでに末期だったため、「病気を治して」とは、お願いできなかったのです。ただ苦しまないように、痛い思いをしないように、穏やかな余生を過ごせますようにとお願いしました。
しかし後々、どうして「治して」と願わなかったのか、もう既に自分が「死」を前提にしていたことに苛立ちと怒りが襲ってきて、「ダメ元でも願ってみればよかったのに」と後悔しました。
自分の不甲斐なさとか、身勝手さとか、さんざん自分で自分に失望して、それは今でも続いています。
でも、いつまでもそうしていてはマリリンが苦しむかも知れません。
きっと石神さまは、マリリンの苦痛は取り除いてくれたのだろうと思います。それを、わたしが無にすることは本末転倒です。


写真:左=参道には、平日にも関わらず人通りが絶えません。
写真:右=手前のお社は詳細不明です。


写真:左=右側が「石神さま」、奥は鎮魂社。
写真:右=去年の写真で失礼します。スマホに保存して、いつも語りかけている写真です。
石をご神体とする石神社のご祭神は、玉依姫命(タマヨリビメノミコト)です。
・玉依姫 - Wikipedia


写真:左=神明神社 旧拝殿の鬼瓦と巨木。
写真:右=新しく遷宮された拝殿(および本殿)。左側の祠は「長寿の楠」。


写真:左=長寿の楠。
平安時代末期、源氏と平家が戦った「石橋山の戦い」で敗れた源氏がこのクスノキの洞穴に身を潜めたとも言われており、古くから長寿の守りとして祀られてきたそうです。
写真:右=何となく気になった巨木。巨木って精霊が宿っていそうですよね。
今年は、海女さん手づくりのお守りをいただいてきました。助手席で、マリリンと一緒にいてもらっています。
来年はお礼参りに来れないかも知れないけど、マリリンが虹の国で元気に走り回っているといいな、と祈りながらあとにしました。
撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)
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