2015年11月03日

大谷石採石場跡・大谷資料館

栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石材「大谷石(おおやいし)」は軽石凝灰岩の一種で、柔らかく加工がしやすいことから外壁や土蔵などの建材として古くから使用されてきました。
その大谷石地下採掘場跡でもある【大谷資料館】を見学してきました。

大谷資料館(1) 大谷資料館(2)

入館料:大人 700円、小・中学生 350円、未就学のお子様 無料。
9:00〜17:00(最終入館は16:30まで)

地下空間は年間を通して10度ほどと寒いので、上着を持参してください。ブランケットの無料貸出もありますが数に限りがあります。
一脚・三脚や自撮り棒などを使用しての撮影禁止、飲食禁止です。

大谷資料館(3) 大谷資料館(4)

採石場跡は巨大地下空間となっていました!

大谷資料館(5) 大谷資料館(6)

芸術作品の展示も。

大谷資料館(7) 大谷資料館(8)

当時をしのばせる裸電球や手掘りの跡もそのままに。

大谷資料館(9) 大谷資料館(10)

天井に反射する掘削の跡が星空みたいで綺麗☆

大谷資料館(11) 大谷資料館(12)

写真:右=チャペルもあります。

大谷資料館(13) 大谷資料館(14)

写真:左=水がたまっているのが判るでしょうか?
写真:右=暗闇に、外界から一筋の光。

大谷資料館(15) 大谷資料館(16)

ここで撮影されたドラマや映画、プロモーションビデオなどのパネルがズラ〜っと展示されていたのが、飲食店などに張られている芸能人のサイン色紙を連想させ、個人的には興ざめ。
それよりも採石場の歴史や古い写真などを展示してほしい。

大谷資料館(17) 大谷資料館(18)

入り口に戻り、小さな資料展示室へ。

大谷資料館(19) 大谷資料館(20)

こういうのをもっと大事に展示してほしいな。

大谷資料館(駐車場) 大谷石採石場跡

駐車場から、歩いて近くの採石場跡地などを散策。

大谷石は、日本列島の大半がまだ海中にあった新生代第三紀の前半、火山が噴火して噴出した火山灰や砂礫が海水中に沈殿して、それが凝固してできたものとされています。
大谷町付近の大谷石の分布は東西8km/南北37kmにわたり、地下200〜300mの深さまであることが確認されており、埋蔵量は10億トンと推定されているそうです!
大谷石 - Wikipediaより)

大谷石採石場跡(御止山) 大谷石採石場跡(御止山)

御止山(おとめやま)。

大谷石採石場跡(神社) 大谷石採石場跡(神社)

大山祇(おおやまづみ)命を祀る、大山阿夫利(おおやまあふり)神社。すべて大谷石で造られています。

大谷石採石場跡(姿川) 大谷石採石場跡(大谷元観音)

写真:左=姿川の川底も凝灰岩
写真:右=大谷元観音堂

大谷寺の本尊(大谷観音/千手観音)は、弘法大師みずから大谷石を彫ったと言われています。
大谷寺 - Wikipedia

大谷石採石場跡(廃屋) 大谷石採石場跡(奇岩)

写真:左=大谷グランドセンター(廃屋)


*関連する過去ブログ記事*
・2014年05月27日【宇都宮・大谷観音
・2014年05月28日【長岡百穴古墳

撮影:Nikon D5100/スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

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posted by しう@SOTO at 21:44 | TrackBack(0) | 栃木
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