・はるにれの木 - 豊頃町HP


駐車場とトイレ、休憩施設「ハルニレハウス」(土足禁止/冬期閉鎖/8:00〜17:00)があり、十勝川の水害とあわせてハルニレの写真などを展示しています。
人感センサーで、中に入ると自動的に「ハルニレの詩(JUNCO&CHEEP)」が流れますよ。


写真:左=「ハルニレハウス」の2階からの眺め。窓は開けられません。
写真:右=この案内板は10年前のデータです。
「はるにれを愛する仲間の会」がボランティアで草刈りなど管理しているようです。


北海道ガイドブックで長年にわたり紹介されている木といえば、「セブンスターの木」とか「ケンとメリーの木」ですが、実は1度も見に行ったことがありません。
この「ハルニレの木」を見に行くきっかけとなったのは、同じく巨木好きの栃木のNさんが、写真絵本「はるにれ」をプレゼントしてくれたからなのです。
まず第一印象では「河川敷の芝生広場みたいなところだと思わなかった」ということと、「ハルニレの木が2本ある!」ということ。
多くの写真では、小さい方の木は無視されている感じで、写真絵本「はるにれ」にも載っていません。それが、とても哀しいやら腹立たしいやら(笑)
こんな近くにいるのに、それはないだろう!って。


有名な、大きい方のハルニレは推定樹齢は約140年、樹高約18m。実は2本の木が和合したものなので、よくカップルに喩えられています。ならば、小さい方は子どもということでどうでしょうか。
以前は、さらにもう1本(つまり、あわせて3本)のハルニレが立っていたのですが、2002年の台風により折れてしまったそうです。今は跡形もありません。


十勝川の氾濫に、幾度となく耐え抜いてきたハルニレの大樹。巨木には精霊が宿ると謂われています。
今は秋。かろうじで葉を残してはいますが、もう眠りにつく頃です。静かに佇み、穏やかに微笑んでいるようでもありました。
小鳥が1羽、可愛らしく鳴きながら枝を飛び遊んでいました。


しばし、木のそばで寛がせていただきました。大きく手を広げたような大樹の枝振りは、その影さえもおおらかで癒されますね(´ω`*)
余談ですが。
♪この〜木なんの木 気になる木♪でお馴染みの【日立の樹】初代と記載されているウェブページが散見されますが、誰が言い始めたか判らないけどそういう事実はありません。
本当の豊かさは 生きていくこと
すべを受けとめ 生き抜くこと
喜びも悲しみも やがて年輪にかわり
命の詩が 刻まれていく
ハルニレの木が 教えてくれる
たとえこの葉が 枯れたとしても
ハルニレの木が 教えてくれる
必ず新しい芽が 生まれてくると
・ハルニレの詩 - JUNCO&CHEEP
撮影:Nikon D5100
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