雨竜沼トレッキングは3回目になります。よかったら過去ブログもどうぞ↓(*^_^*)
・雨竜沼湿原へ(2008年07月09日)※登山前日
・雨竜沼湿原(2008年07月10日)
・写真で綴る【雨竜沼湿原】2013(2013年07月05日)


駐車場がけっこう斜めなので、左右に傾くよりは前後に傾いた方が寝やすいと思い、頭を下にして駐車しました。
が、ちょっと立ち上がったり歩いたりすると平衡感覚を失ってよろけ、船酔いみたいに気持ち悪くなる始末(´Д`;)
今日は快晴。でも、とっても涼しくて風が冷たいので厚手の秋用ジャケットにしました。
まずはゲートパークに入山届けを提出、環境美化整備等協力金500円を支払います。(協力金を支払うと、雨竜町の【いきいき元気村】での入浴が¥400→¥300になります)
なんと管理人さんが覚えててくれました!(正しくはキャンピングカーを、ですが・笑)
ブログも見てくれたそうで、嬉しくなりました(´ω`*) 次回は早めに来て一緒に飲むんだ〜(笑)


9:30出発、写真:右=第1吊り橋まで15分(9:45)。ここまでは車も通れるくらいの砂利道ですが、ここから登山の始まりです。


写真:左=台形の円山は標高853m、目指す雨竜沼湿原とほぼ同じ高さ! 中腹に断層らしきものが見えます。
写真:右=ウツギとヤマブキショウマ?
いつもながら、植物の名前は間違っているかもしれませんがご容赦くださいm(_ _)m
写真を撮り忘れましたが、紫陽花は蕾をたくさんつけていました。あとサンカヨウは紫色の実になってました。


白竜の滝への分岐(9:50)。過去2回とも滝壺まで行ってないので、今年は初挑戦。
ちなみに登山道からでも見下ろせるポイントがありますよ。


滝壺へは急な斜面をロープを頼りに降りて行かなければなりません。不動明王像が見守ってくれてますよ〜。
3〜4日前に雨が降ったせいなのか、今の時季は雪解け水が豊富なのか、けっこうダイナミックです! 水しぶきのミストが気持ち好い!


第二吊り橋(10:25)から先は岩場が目立ち勾配もきつくなる【険竜坂】に突入。
ペンケペタン川の清流でしばし癒されたあと、覚悟を決めいざ出陣(大げさ)。


ガレ場ではありませんが石が多くて足場が悪いです。
ところどころ地面がぬかるんだり水が流れていたりする箇所もあるので、長靴まではいかなくても撥水加工の靴で行くことをおススメします。


写真:左=坂道の途中、ふと振り返ると雨竜の町並みが垣間見えるポイントがありました!
写真:右=イトトンボがお目見え。このあたりはまだ川の流れが早いのですが、湿原が近づいてきたのかな?


お花を愛でながら、ゆっくりゆっくり登っていきます。ちなみに、目立って咲いている花はあんまりありません。オトギリソウ(写真:右の左上)はちらほら、ツルコケモモやイチゴ?は草むらに隠れているので宝探し状態です(^o^;


渓流を見下ろせるポイントに来たら、湿原が近くなってきた証し!
景色が開けてきて、植物も一気に湿原らしい顔ぶれになってきました。


そして辛かった登りに耐えることおよそ1時間、いよいよ湿原入り口に到着しました!(11:35)
小川で靴底を洗って、湿原エリアへ。写真:右=キンバイがお出迎え。
ウグイスなど様々な野鳥の鳴き声があちこちから聞こえてきます♪


時季的に、エゾカンゾウのお花畑を期待していたのですが・・・あれっ? まだワタスゲ?


残念ながら、エゾカンゾウは霜にやられて無惨にも立ち枯れていました・・・。ほぼ全滅です。(右の写真は帰りに撮ったものです)
高山植物の見頃は「例年通り」とはいきません。ましてや、笹の進出が進んでるし植生も年々変化しています。
南暑寒岳、暑寒別岳は雲に隠れていました。


写真:左=水面に浮かぶ黄色い丸い花はコウホネ。右=たぶんヒツジグサ。遠くてよく見えない。
ちょうどお昼時なので、湿原エリアに入ってすぐの湿原テラスで昼食。
湿原には日陰がなく、前回はたくさんのムシにたかられたのですが(^_^; 今日は11時くらいから雲が多くなって日が陰ったので、風が吹くと汗が冷えて寒い!!
険竜坂を登っていた時は暑くて暑くて秋用ジャケットを着てきたことを後悔したのですが、一転、それでも鳥肌が立つくらい寒くなったことに山の寒暖差を思い知りました。着てきてよかった。


一方通行の分岐点(12:30)。前回はここまでで引き返したので、楽しみです♪
水辺にはより多くの植物が育ち、花も多いですね。
写真:右=黄色く見えるのはコバイケイソウ。やはり霜にあたって半ば枯れたように変色してるのです。


写真:右=タチギボウシ、ワレモコウの蕾が出始めています。


写真:左=ハクサンチドリとツマトリソウ
写真:右=クロバナハンショウヅル


写真:右=ミネヤナギはもう綿毛になっています。見えるかな(^_^; 興味のある方は写真をクリックで拡大表示してください★


南暑寒岳/暑寒別岳および湿原展望台への分岐(13:10)


ここからは若干、山の北側になるので植生が少し変わります。
写真:右=キンバイが増え、タチスボスミレがお目見えしました。


写真:左=左の花はどこにでもありそうなんだけど、平地に咲いているのとは違うんだろうな。右は、リュウキンカの花が散った後。
写真:右=けっこうな斜度の木製階段を登り、さらに「雨の日は川なんじゃない?」という石がゴロゴロしている斜面を登ります。


湿原展望台に到着〜!(13:35)
写真:右=展望台の周りだけマイヅルソウがまだ花を咲かせていました。険竜坂あたりでは、もう散ってしまっていたのですが。


写真:左=眺めは、こんな感じ。
写真:右=南暑寒岳からも眺めてみたいけど、わたしの足と遅起きぶりでは日帰りは無理・・・。


写真:左=湿原展望台から降りる途中の眺めもいいです。
写真:右=ちょうど降り切ったあたりがエゾカンゾウがもっとも多く咲いていたように思います。アヤメも。
それと、一見ツリフネソウっぽいオオバミソホオズキもたくさん咲いてました。エゾレイジンソウも涼しげなところに小さな群生をつくっています。そう言えばトキソウを見なかったなぁ。


写真:左=一昨年のブログ記事にも写真を載せた古い木道の跡は、だいぶ分からなくなってきました。
木道によってできた影のお陰で繁殖したであろう植物が、日向になったことで枯れたようです。
写真:右=これでも水が減ったんでしょうね。油が浮いたような水たまりがあったのも気になります。


写真:左=何種類もの野鳥の声が聞こえていたのですが、姿を写真に捉えられたのはこの野鳥だけ。名前は分からないのですが、肩のあたりに黄色いポイントがある、雀より一回り大きいくらいの鳥でした。可愛かった〜。
写真:右=再び湿原テラスに到着(14:40)。雲に隠れていた稜線が見えました!ヾ(*´▽`*)ノ また来れたらいいな。
あとはカメラをリュックに仕舞って、ひたすら下山。ゲートパークへは16時頃に到着しました。
管理人さんに挨拶しようと思ったけど、ちょうどチェックインなどで忙しそうだったので、入山届けの控えを下山届けポストに入れて、靴底を洗って、帰りました。
お花は少なかったけど、雨竜沼湿原の雰囲気、空気感はやっぱり最高でした♪
撮影:Nikon D5100/湿原地図のみスマホカメラ(Xperia Z SO-02E)
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