

先日、陶器を見に朝倉郡東峰村小石原@道の駅【小石原】の近くへ行ったついでに【行者杉】を見てきました。
国道500号から、窯元が集まっている地区にちょっと入り込みます。
【行者杉】とは、山伏の修験場であった英彦山(ひこさん)へ峰入りする際に、修験者が杉の穂を植えたものが長い年月をかけて成長したものだそうです。


写真:左=多くの杉の幹は、こうして苔に覆われています。
写真:右=馬頭観音を奉るお堂。街道を馬で行き来する方も多かったのでしょうね。


写真:右=「霊験杉(行者杉の母)」。
かなり大きな杉の切り株もありました。平成3年の台風の際、100本を超える杉が被害に遭ったそうです。何百年もそこにあったものが、近年になって斃(たお)れるなんて・・・。


写真:左=賽銭国境石復元、と書かれています。
写真:右=【森の巨人たち百選(林野庁)】に選定されている、行者杉最大の巨木【大王杉(行者杉の父)】
樹齢約600年!樹高約55m、幹周約8.3m。


写真:左=境目杉。
写真:右=筑前福岡藩と豊前藩の境界を表す【国境の石碑】は、約50m間隔で置かれているそうです。長年続いた筑前と豊前の国境争いが解決した元禄14年(1701)、両藩によって設置されました。
周辺には、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)の木彫りが安置されているらしい【行者堂】や、山伏の飲用水であり五穀豊穣・病害虫駆除の霊薬【香水池】もあるので、お時間があればゆっくり散策してみてください。
撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)
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