阿寒国立公園の特別保護地区に指定されているので周囲はほぼ原生林のまま、ヒグマの生息地でもあり危険なため、車両の乗り入れはできなくなっています。
阿寒湖周辺は釣り客も多いのですが、さすがにパンケトー・ペンケトーは原則的に立ち入り禁止なのだそうです。
(阿寒湖/ペンケトー/パンケトー - Wikipedia)
阿寒湖に生まれ育ったNさんからも「さすがにパンケトー・ペンケトーは俺でも連れて行けないわ」と言われて諦めていたのですが、なんと「お前、運いいわ。許可もらったぞ」!!
たまたま管理のボス(詳しくは書けない)に会ったそうで、話をしたら「いいよ」って。あ、ありがとうございます〜!!!(T人T)


パンケトー・ペンケトーに行く道にはゲートがあり、また釣り人などが間違って立ち入らないように監視員も巡回しています。
この辺りやヒョウタン沼周辺は本当にヒグマの生息地で目撃情報も多いので、地元の人は特に近寄りたがらないスポットです。
「鹿がいればまだ安心。クマがいたら鹿は逃げる」とはNさん談。


ずーっとワイルドなダート道です。Nさんがポイントポイントで停めて、案内してくれました。
ここは阿寒湖の西側。50年くらい前までは、この辺りで材木を切り出していたそうで、飯場などもあったそうです。


今日は鹿をよく見かけるのでヒグマはいなさそう。
人がほとんど立ち入らないので水辺もとても綺麗です。阿寒湖の中でもマリモが生息しているのはほんのわずか。たまに、強風で波が強い日の翌日などにマリモが打ち上がっていることがあるらしい。
Nさんの子どもの頃の話を聞くと、軽いカルチャーショックを受けます。ブログには書けないな・・・(^o^;


阿寒湖を過ぎると、道は更に険しくなります。木々も草花も瑞々しく、沢の水もとても清しい。


パンケトーに到着です!(*´▽`*)
すっきりと透明度の高い湖、深い場所は綺麗な翠色です。鳥のさえずりが時折聞こえるくらいの、とても静かで澄んだ空気がしんと広がっているような、そんなところです。


半日くらい、ここでボ〜っとしていたいけど、残念ながらペンケトーまでの道はまた更に険しくなるのでヒグマに出会う確率も高くなるし、ここで折り返し。名残惜しや・・・。


阿寒湖とパンケトーは、この渓流で繋がっています。そしてパンケトーとペンケトーも、川で繋がっているのです。かつては阿寒湖・パンケトー・ペンケトーは一体だったものが、土砂の堰き止めにより3つの湖に別れたと考えられています。


こんな渓流があるなんて想像もしてませんでした。ちょっと菊池渓谷にも似てる(笑)
そうそう、研修で来ていたのでしょうか、大学生っぽいグループにも出会いました。末は研究員かな。


養殖場にも案内していただきました。キタキツネもこんにちは。


写真:左=鯉がたくさんいました。これも養殖? すっごく大きくて、陸に捌いた後のアラがあったんですけどウロコの直径が3cmはあった。
写真:右=今日の雄阿寒岳はお冠。手前の船は漁船かな。
感動的な夢の時間はあっという間の2時間ちょっと。
とても貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございましたm(_ _)m
撮影:Nikon D60
*阿寒湖周辺に関連する過去記事*
・2007年08月20日【阿寒湖とアイヌコタン】
・2010年09月11日【写真で綴る、阿寒湖畔『森のこみち』】
・2010年09月10日【雌阿寒岳登山】
・2010年09月12日【阿寒湖温泉街を満喫】
・2010年09月13日【阿寒岳神社 例大祭】
・2010年09月13日【阿寒湖温泉街の食べログ】
・2013年10月09日【紅葉の阿寒湖カヌー&オンネトー】
・2013年10月10日【阿寒湖まりも祭り】
・2014年08月20日【阿寒湖まりも夏希灯】
・2014年08月21日【阿寒湖カヌー+ヒョウタン沼+鶴見峠+双湖台】
・2014年08月22日【4年ぶり2度目の雌阿寒岳登山】
・2014年08月24日【白湯山自然観察路】
*SOTO Home Page┃Twitter┃Facebook┃YouTube
