洞爺湖および有珠山を中心として伊達市・豊浦町・壮瞥町・洞爺湖町を含む【
洞爺湖有珠山ジオパーク】は、日本で最初の世界ジオパーク。
ジオサイト好きとしては見たいところ目白押しなんですが、実は洞爺湖周辺の火口散策路すら歩いたことがありません。
そこで今日(※実際に訪れたのは10/6です)は張り切って【西山山麓火口散策路】へ行ってみます!

まずは【
洞爺湖ビジターセンター】で「ふたつの火口散策路」パンフレットをいただく。
方向音痴だし事前に下調べというのをしないので、これは大事。

ビジターセンターの職員さんに「西山散策路に行きたいんですが、駐車場は有料ですか?」って確認したら「無料です」って答えだったのに、有料じゃないか!Σ(°ロ°;)

そろ〜り様子を見ながら侵入したら「←無料駐車場」の看板が。
今日は平日だしガラガラ。よかったー。
しかしここで大きなミスをしたことに気づきませんでした。
大事なことなので散策路を紹介する前に、ここの最重要注意事項を書きます。
【西山山麓火口散策路】と【金比羅火口災害遺構散策路】という2つの散策コースがあるのですが、ビジターセンターでもらったパンフレットはイラストマップで位置関係が非常に分かりづらい。
さらに、実はこの2つの散策路の間に【金比羅山火口展望台(洞爺湖展望台)】というのがあるのですが、パンフレットには載っていないのです。
【La.TOYA】という小冊子の観光パンフレットと【フットパスマップ】も持っているのですが、それにも載っていません。
初めて来たので【西山山麓火口散策路】がどんなところか、頼りはパンフレットのみなのにですよ。

「←金比羅山火口」って大きな看板があるから、散策路はこっちなんだなと思ったわけですよ。
金比羅山火口展望台(洞爺湖展望台)というのは散策路に含まれているんだと思ったわけですよ。
で、看板の細かい文字をよく読まずに「火口の駐車場は有料なんだな」と思ったわけですよ。
無料駐車場に停めて、砂利道を1km歩いて登ったわけですよ。
入り口にスーパーハウスがあって、管理人さん「入場料1,000円です」。
はっ!?Σ(°ロ°;)
「え、ここ西山散策路ですよね?」
「違うよ、ここは展望台。看板に書いてあったでしょ。」
…よく読んでなかった。
というか、駐車料金の部分しか読んでなかった。
クルマで来ようが歩いて来ようが、1,000円だったのである!
(クルマ1台5名まで1,000円。複数人で来れば安いんだけど…。)
パンフレットに載っていない理由も管理人さんの話で理解しました。ここは私有地≠ネんです。管理人さんの土地なんです。
正直「やっちまったぁ−−−!!!」と思いました…。が、ここまで汗だくで登って来たんだもん、そのまま帰るのは悔しい…。
管理人さんは(当然だけと)「西山散策路より、断然こっちの方が眺めがいいよ!」と力説するし、しぶしぶ(笑)料金を支払って入場。

写真:左=ここ、クルマでそのまま展望台まで行けます。利便性がいいため、観光バスも来るそうです。
写真:右=展望台からのパノラマ、これは凄い!
洞爺湖が一望できます! 金比羅山火口もバッチリ!!

写真:左=発見してしまった。その名も「珍小島」というらしい…。
写真:右=2000年の噴火で埋もれた桜ヶ丘団地。ちなみに、この団地の周囲を廻るのが【金比羅火口災害遺構散策路】。ビジターセンターから歩いて行きます。

金比羅山火口に溜まった水は綺麗なエメラルドグリーン。
火口近くまで行けるフットパスコース【金比羅山コース】もありました。全長約2km。次回は歩くぞ〜!
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洞爺湖有珠山ジオパーク/散策路・フットパスコース一覧

写真:左=写真中央手前が桜ヶ丘団地。ほんとうに洞爺湖温泉街のすぐそばまで火砕流が流れ込んできたことが分かります。
写真:右=またまた見つけてしまった。中島の手前、湖面に建つ三重塔。

写真:左=西山火口群は、ここからだと草木に覆われてよく分かりません。
写真の真ん中あたりを平行に家屋などが見えますが、あのあたりが西山火口散策路の入り口っぽい。
写真:右=ちょっと凹んでいるのは火口かなぁ? 廃屋も見えます。
一通り眺めたあと、管理人さんと色々とお喋りしました。
2000年の噴火で一帯を火砕流が覆い、その廃土は13万リューベにのぼったそうです。「リューベ」って単位がピンとこないんですが…。
そしてここ、管理人さんの土地だけで8万リューベも出たそうです。全体の半分以上!
※1リューベ=1㎥(立方メートル)
ブログには書けないようなトラブルや苦労もたくさんあったようですが、「それでもここで暮らしてるんだから、逞しいだろ?」と笑って言います。
管理人さんが、どうしてこの展望台を作ろうと思ったかというと、散策路は足腰が丈夫な人じゃないと火口も遺構も見ることができないから。
息子さんも身障者だし、お年寄りなども歩くのはしんどいから散策路の入り口で待っていたりするのを見ていて「だったら、自分の土地に展望台を作ろう!」と奮起したそうです。
確かにここならクルマから降りてすぐ、歩かずに景観を堪能できます。
来年にはキャンプ場も完成させたいと整備している真っ最中。管理人さんたった一人で全部をこなしています。凄いエネルギーです。
現在はまだ何もないけど、ただ停泊するだけならいいよと管理人さん。
やったー!っと思ったら2,000円だって!(笑)
キャンプ場が完成したら1泊1台3,000円にする予定だそうです。
湖畔周辺のキャンプ場に比べたら高いけど、それだけこの土地に愛着と自信があるんでしょうね。

これだけの眺めですもの.。・:*:・°`☆、。・:*:・°`
この日は薄曇りで満月だったので星空は見えなかったんですが、ここには街灯もついてないし、きっと素晴らしい満天の夜空が見られるはずです。

洞爺湖では毎年4〜10月もの間【洞爺湖ロングラン花火大会】が毎晩(20:45〜21:05)開催されています。
写真:左=洞爺湖遊覧船エスポアール。花火を上げる小舟と並走します。
写真:右=ホテル・旅館の室内からでも見られるように温泉街の近くで打ち上げられます。
湖畔の無料駐車場からでも見られるので、夜になるとどこからともなくクルマが集まって来るんですよ。
ここ洞爺湖展望台からだと、花火はちょっと遠いかな。
でも道を間違ったお陰で、いい場所を見つけました。
欲を言えば、もうちょっと安くしてもらえると助かるんだけど(笑)
【金比羅山火口展望台(洞爺湖展望台)】
渋谷観光 090-1646-5111(管理人さんの許可を得て掲載してます)
撮影:Nikon COOLPIX P900

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*近隣に関連する過去ブログ記事*
・2006年08月30日【
洞爺湖畔でキャンプ】
・2007年07月07日【
写真で綴る洞爺湖。】
・2008年09月04日【
洞爺湖を満喫】
・2010年10月02日【
洞爺湖『とうや水の駅』】
・2012年08月30日【
洞爺湖のロングラン花火】
・2017年10月06日【
ぐるっと洞爺湖を一周、紅葉はもうちょっと。】
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