2015年09月04日

平取・二風谷のアイヌ博物館&資料館

鮭釣りが終わって、新冠のSさん宅で洗車していただき、さぁ出発。
相変わらず「どこへ行こうかな〜」と地図を広げ、そういえば先日はお祭りを観ただけだから、きちんと資料館を廻ろう!と、ふたたび平取(びらとり)の二風谷(にぶたに)へ。

二風谷には、【二風谷アイヌ文化博物館】(400円)、【沙流川歴史館】(無料)、【萱野茂二風谷アイヌ資料館】(400円)があります。野外のチセ群は無料で自由に見学できます。
複数箇所を観るなら、共通券がお得です♪

・二風谷アイヌ文化博物館+萱野茂二風谷アイヌ資料館(700円)
・二風谷アイヌ文化博物館+びらとり温泉ゆから(700円)
・二風谷アイヌ文化博物館+萱野茂二風谷アイヌ資料館+びらとり温泉ゆから(1,050円)

二風谷アイヌ文化博物館 二風谷アイヌ文化博物館(1)

まずは【平取町立 二風谷アイヌ文化博物館】。入ってすぐのステージ上部左右にモニターがあり、アイヌの人々の暮らしや文化を紹介するビデオがリピート再生されていて、それをずーっと30分くらい観ちゃいました。他に誰もいなかったから、最初から再生し直してもらえばよかったな。
「アイヌの四季の暮らし」の部分は全て観ました。

印象に残っているのは、木(オヒョウやシナノキなど)の皮を剥ぐ時に1/4以上は取らないこと。取った後は供物を捧げ、「あなたの着物を少しいただきました。大切に使います、どうかわたしたちを怒らないでください・・・」と祈るシーン。
木の皮は敷物や反物にするので、かなりの量を取ると思うのですが、樹々の1本1本にそうした儀式をするのだと思うと、普段の自分がいかにずさんか身に染みます。

二風谷アイヌ文化博物館(2) 二風谷アイヌ文化博物館(3)

ユーカラ(ユカラ/叙事詩)もビデオで流れていたので4種類(話)観ました。というか聴きました。映像はあまり関係ないものです。

アイヌは伝統的に文字を使用せず、生活の知恵や歴史はすべて口承で伝承されました。ユーカラのほか、ウエペケレ(散文の昔話)もあります。
アイヌ語は縄文時代の言語をそのまま残しているという説もあるそうですが、現在、アイヌ語を話せる人はほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。

興味深かったのは「魔の国スマサムピウカ」に出てくる「金のシンタ(ゆりかご)」。
「どこからか、光り輝くもの、得体の知れない怪しいものがこちらの方へ飛んで来る。
 (略)よくよく見ると飛んで来たもの、その乗り物は金色に光る小さなシンタであった・・・」
UFOじゃん!?Σ(°ロ°;)

神話(神謡)って面白い。本が出てるようなので、探してみよう。
独特の単調なリズムと淡々としたビブラートが、ちょっと怖いというか重厚な趣がありました。

ユーカラ - Wikipedia

二風谷アイヌ文化博物館(4) 二風谷アイヌ文化博物館(6)

ちなみに、「アイヌ」とはアイヌ語で「人間」を指します。
アイヌの社会では、「アイヌ」という言葉は本当に行いの良い人にだけ使われました。丈夫な体を持ちながらも働かず生活に困るような人物は、アイヌと言わずにウェンペ(悪いやつ)と称したそうです。

アイヌの祖先は北海道在住の縄文人であり、続縄文文化、擦文時代を経てアイヌ文化の形成に至ったとみなされています。
(大ざっぱに言うとアイヌ民族も和人も縄文人を基盤として成立した集団で、共通の祖先を持つと目されているのです。)

アイヌ - Wikipedia

そう言われれば、アイヌの文様は縄文時代の遺物に刻まれた文様と似ていますね。

二風谷アイヌ文化博物館(5) 二風谷アイヌ文化博物館(7)

二風谷アイヌ文化博物館では、「木彫・刺繍」「講話」「舞踊」「ムックリ演奏」などの体験もできます(要予約→詳しくはこちら)。

沙流川歴史館 沙流川歴史館(1)

さて、お次。【沙流川歴史館】は無料です。
入ってすぐ左側の本棚前にテレビがあり、ニール・ゴードン・マンロー博士が撮影したビデオを紹介する特別番組のようなものが上映されていました。
他に誰もいなかったので、館の方に頼んで最初から見させてもらったのですが・・・「全部で何分なのか分からない」と。ここで働いてるなら知っててくださいよ(´・ω・`)

イオマンテ(熊祭り/1931年製作)の記録映像などとても興味深い内容でしたが、どうでもいい部分も多く、早送りしたかった(笑;)
結局、1時間半近く観てギブアップ。2時間くらいあるのかも。

ちなみにマンロー博士は、イギリス・スコットランド出身の医師、考古学者、人類学者。昭和7年(1932)北海道沙流郡平取町二風谷に移住し、医療活動に従事するかたわらアイヌの人類研究、民族資料収集を行った人物です。
映像の大部分は、網走の【北海道立北方民族博物館】で見ることができるらしい!

ニール・ゴードン・マンロー - Wikipedia

沙流川歴史館(2) 沙流川歴史館(3)

ずいぶん時間を消費してしまったので、展示物はサラっと流し見(´▽`;)

沙流川歴史館(4) 沙流川歴史館(5)

二階はオシャレな休憩所になっていました。沙流川を眺めながら、ここでボンヤリしてみたい・・・。


二風谷(1) 二風谷(2)

もうひとつ。ちょっと分かりづらいのですが【萱野茂 二風谷アイヌ資料館】は、国道237号線を渡った反対側にあります。

萱野茂二風谷アイヌ資料館(1) 萱野茂二風谷アイヌ資料館(2)

資料館は2013年にリニューアルされましたが、「あなたがここに来るまで10万円、入館料は400円」の看板は健在でした!(笑)

萱野 茂(かやの しげる)氏は、日本のアイヌ文化研究者(博士(学術))で、彼自身もアイヌ民族。アイヌ文化、およびアイヌ語の保存・継承のために活動を続けた人物です。
アイヌ初の日本の国会議員(1994年から1998年まで参議院議員)となったことでも有名です。

萱野茂 - Wikipedia

萱野茂二風谷アイヌ資料館(3) 萱野茂二風谷アイヌ資料館(4)

いち個人の資料館なので展示方法などの見せ方はいかにも雑多ですが、内容としては博物館に引けを取らないと思いました。
ところが公式サイトを読んでみたら、実はそれでも「再収集」したものだったのです!

1972(昭和47)年、二風谷アイヌ文化資料館として開館、5年後の1977(昭和52)年に土地・建物・展示資料とも無償で平取町へ移管し、それから15年間は平取町営の資料館として運営されてきました。
1991(平成3)年、にぶたにダム湖のほとりに平取町立二風谷アイヌ文化博物館が仮オープンし、旧資料館の資料はすべて博物館へ移されました。
1992年(平成4)年3月、旧資料館の建物を再利用し萱野茂の新たなアイヌ民具コレクションと新たに製作した民具資料によって「萱野茂アイヌ記念館」として再スタートしましたが、後に萱野茂二風谷アイヌ資料館と改称(以下略)


萱野茂二風谷アイヌ資料館(5) 萱野茂二風谷アイヌ資料館(6)

写真:左=ユニークなまな板。木彫りの装飾も綺麗。
写真:右=チセ(家)の骨組み。

萱野茂二風谷アイヌ資料館(7) 萱野茂二風谷アイヌ資料館(8)

二階は世界のコレクション?
これまた雑多を極めます。「お宅に眠っている、要らない土産物なども引き取ります」って書いてありました(笑)

萱野茂二風谷アイヌ資料館(9) 萱野茂二風谷アイヌ資料館(10)

萱野氏の書斎を再現したスペースや、使っていた道具なども展示されています。
萱野氏が行った「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」「チセ・ア・カラ(われら・家を・つくる)」を姫田忠義 監督が映像化したそうですが、それはどこで観られるのでしょうか。

縁結びの石 復元チセ群

資料館の前には、縁結びの夫婦石や復元されたチセ群、金田一京助歌碑があります。

金田一京助 - Wikipedia

向かって右側の石は1975年、沙流川上流の幸太郎沢で発見されました。左側の石は翌年、幸太郎沢よりも10km上流で発見されました。この2つを合わせていたら、凹凸がぴったり合致!
おそらく数千年の歳月を経て再会したであろう、この岩を「縁結びの夫婦石」として祀ったのだそうです。願い事を念じながら石に水を掛けるか、手で触れると願い事が成就されるそうですよ。

舟下ろしの儀式・チプサンケ(本祭)の最初に行われるのが、この夫婦石を祀る「縁結び石祭り」。到着が遅くて見れなかったんですけどね・・・。


平取温泉ゆから

ラストは【びらとり温泉ゆから】。日帰り入浴は420円。昨年6月にリニューアルオープンしたばかりで、とっても綺麗!
公園に面する第2駐車場で車中泊の許可をいただきました(-人-)
※トイレは夜間閉鎖されます。


*関連する過去記事*
・2015年08月22日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(前夜祭)
・2015年08月23日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(本祭)

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

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2015年09月06日

収穫の秋

9月に入り、北海道はすっかり秋です。
昨夜は肌寒くて、早くもストーブたいちゃいました(´▽`;ゞ

コクワ メロン

一昨年、上富良野で知り合ったHさんに、今年もメロンとかトウキビとかトマトとかスイカとか、色々いただいちゃいました!(>人<;)
一人だから2〜3個もあれば充分です!って断らなかったら、あれもこれもと凄い量を「もってけ!」って気前よくくれちゃうのが北海道の農家さん。(Hさんは農家さんじゃないけど、農家さんの知り合いがたくさんいるのです)
ありがたや・・・(T人T)

コクワ(さるなし)も取りに連れて行っていただきました。天候が不安定で2〜3日待っている間に、狙っていたところが取られちゃったりしたそうですが(笑;)、レジ袋半分くらいゲットしました〜ヾ(*´▽`*)ノ
一昨年のコクワは果実酒にしたので、今年は柔らかく熟した実を選り分けてジャムにしてみようかな♪
固い実はまた果実酒に。今年はホワイトリカーじゃなくて贅沢に洋酒で漬けてみるか!?

ポニー親子 ポニー子馬

お知り合いの農家さんちのポニーに子馬が生まれたというので、見させていただきました♪
子馬は好奇心旺盛なようで、写真を撮ってたらどんどん近づいて来て最後にはハナしか写らないくらいに(笑)
毛色が母馬とも父馬とも違うのが面白い。成長するにつれ毛色が変わったりもするそうです。

ちなみにスイカはこちらからいただきました(^人^)
大きい鍋を持っていないので、トウキビも茹でてもらいました(笑;)

「ジャガイモ、カボチャ、人参、タマネギ、ゆり根もあるぞ。今月末くらいになったらヤマブドウも取り頃だろうし、新米も出るかな〜(^ー^)♪」
富良野は秋の味覚が満載です。つられて、また来ちゃいそう(*´Д`*)


2015/09/03の虹 2015/09/06の夕暮れ

*おまけ*
写真:左=2015/09/03の虹。ずいぶん低い位置に出ました。色がくっきりしてて綺麗だった(*´▽`*)
写真:右=2015/09/06の夕暮れ。怖いくらい綺麗だけど、また天気が下り坂っぽいなぁ。


*関連する過去記事*
・2014年07月15日【中富良野でさくらんぼ狩りとクワガタ発見
・2014年07月16日【ニングルの森・原始の泉と原始ヶ原

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

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2015年09月07日

糠平・旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群

糠平(ぬかびら)にある旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群と言えば「タウシュベツ橋梁」が有名ですね。わたしも過去2回ほど見に行きましたが、初回は糠平湖に水没していました(笑;)季節により、天候により、様々に姿を変えるタウシュベツ橋梁は、鉄道ファンならずとも人気です。

第五音更川橋梁(幌加除雪ステーション) 第五音更川橋梁(案内板)

糠平湖周辺には、そんな旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁がたくさん遺っています。その中から今日は国道273号沿い、幌加除雪ステーション(トイレ利用可)駐車場に停めて、遊歩道で【第五音更川橋梁】へ。徒歩5分足らずです。

第五音更川橋梁(遊歩道) 第五音更川橋梁(遊歩道)

遊歩道と言っても国道わきの「歩道」という感じ。除草されてないので歩きづらいですが、国道を歩くよりはいいかも。たくさんのルピナスが種をつけていました。7月〜8月初旬くらいは、花が見頃でしょうね。
ただし8月はムシが多そう。それに最終的には林の中に入り込むので、ヒグマがいそうで一人だとちょっと怖い(´▽`;)

第五音更川橋梁(1) 第五音更川橋梁(線路跡)

国道沿いから林に入って、ほんの数十メートルほどで第五音更川橋梁に到着。橋梁へはフェンスが張ってあり、立ち入り禁止です。
線路跡は先ほどの除雪ステーション方面へと続いています。除雪ステーションの先には、幌加駅のホームや線路が遺っているらしい。気づかなかった(;つД`)

第五音更川橋梁(2) 第五音更川橋梁(3)

第五音更川橋梁は、1938年に造られた全長109m(10m×6+23m+10m)のコンクリートアーチ橋(国指定登録有形文化財)。
連続する、アーチスパン(径間)10mの無筋コンクリートアーチ(音更川をまたぐところのみ23m)は、現存する旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中ではタウシュベツ川橋梁(130m)に次ぐ長さです。

第五音更川橋梁の右側にも小さな橋のようなものが見えますが、何かしら。

第五音更川橋梁(滝ノ沢橋から) 第五音更川橋梁(滝の沢橋から)

国道273号に戻って、滝の沢橋からも撮影。電線が写らないようにするのは至難の業。
音更川(川底)って岩盤のせいか変わった色合いですね。


ひがし大雪自然館 糠平川橋梁(道標)

続きまして、ぬかびら温泉郷にある【ひがし大雪自然館】から徒歩5分ほどの【糠平川橋梁】へ。
ひがし大雪自然館は後日、改めてレポします)

糠平川橋梁(線路跡) 糠平川橋梁(謎の小屋)

線路跡の両サイドは小川のような水たまり?になっていました。
写真:右=この小屋から、ずーっとパイプが川まで続いていたのですが、何だろう? ひょっとして浄化槽?(小屋の背後に「ひがし大雪自然館」)

糠平川橋梁(野鳥の看板) 糠平川橋梁(分岐点)

写真:左=野鳥もたくさんいました。
写真:右=左側、川沿いに降りる階段状の脇道。まずは真っすぐ、橋梁へ。

糠平川橋梁(1) 糠平川橋梁(糠平湖)

写真:右=糠平湖(ダム湖)
糠平川橋梁は、1955年に糠平ダムの建設に伴って付け替えられた、旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中では比較的新しい戦後生まれのアーチ橋です。
長さ63m、黒石平からメトセップまでの新線に建設されました。

糠平川橋梁(2) 糠平川橋梁(トンネル)

橋を渡り切った先には第7糠平トンネルが。遊歩道は、トンネルの右側を廻るようなかたちで先へと続いています。ここから三の沢橋梁まで2.4km、メトセップまで7.4km!

糠平川橋梁(階段) 糠平川橋梁(3)

橋を戻って、先ほどの階段で橋の下へ降り、糠平川から撮影。
寒冷地でも耐えられる、当時としては新しいコンクリートを使用しているので頑丈で古さを感じません。

糠平川橋梁へは、【国設ぬかびら野営場】からも遊歩道で繋がっています。
キャンプ場に隣接する【鉄道資料館】には行ったことがあるのでスルー・・・したのですが、思い出せず。しまった。


*関連する過去ブログ記事*
・2006年08月21日【鹿追から然別湖〜糠平湖〜層雲峡
・2008年08月15日【リベンジ糠平&足寄】
・2012年08月12日【夏休みの写真日記2012/08/12】(森のトロッコ鉄道エコレールなど)

*参照*
NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会
 (アーチ橋ガイドマップも掲載されています)
2015アーチ橋ツアー(かみしほろ観光情報)
NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター - NetBeet

撮影:Nikon D5100

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2015年09月08日

糠平・ひがし大雪自然館

2013年5月1日にオープンした【ひがし大雪自然館】は、環境省が「ぬかびら源泉郷ビジターセンター」(博物展示施設)、上士幌町が「ひがし大雪博物資料館」(博物展示・収蔵施設)を担当しています。また、旧「ひがし大雪博物館」の収蔵物の一部も引き継いでいます。

ひがし大雪自然館(1) ひがし大雪自然館(2)

少し寂れた雰囲気の糠平温泉郷において、真新しい建物は目を惹きます。
徒歩2〜3分ほど、糠平湖畔に【国設ぬかびら野営場】と【上士幌町鉄道資料館】もあります。
(野営場もテントサイトや休憩所などがリニューアルされています)

ひがし大雪自然館(3) ひがし大雪自然館(4)

写真:左=ここから、キャンプ場(ぬかびら野営場)や旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群・糠平川橋梁まで遊歩道が整備されています。糠平川橋梁までは徒歩5分程度です。

写真:右=入り口からすぐ正面に小さな売店とカウンター、休憩所があります。

ひがし大雪自然館(5) ひがし大雪自然館(6)

【ぬかびら源泉郷ビジターセンター】エリアでは、東大雪地域の自然や歴史についてパネル・ジオラマ・剥製や模型などで解説しています。

写真:左=絶滅したエゾオオカミの剥製

ひがし大雪自然館(7) ひがし大雪自然館(8)

パネル展示が圧巻。
各登山道の地図と、高山植物などの開花情報も展示してありましたよ。

ひがし大雪自然館(9) ひがし大雪自然館(12)

【ひがし大雪博物資料館】エリアでは、東大雪地域の自然や世界の昆虫についてのパネルや実物標本などを展示しています。

ひがし大雪自然館(13) ひがし大雪自然館(14)

昆虫の系統と進化の道筋。

ひがし大雪自然館(15) ひがし大雪自然館(16)

大雪の昆虫をはじめ、世界のガやチョウ、クワガタ、カブトムシなどなど展示されている世界の昆虫は約1万5千点!

ひがし大雪自然館(10) ひがし大雪自然館(11)

上士幌町と新得町にまたがる丸山(1,691m)にある丸山噴泉塔群の解説。
地表から噴出した温泉に含まれる炭酸カルシウムが沈殿し、固まったドーム状の「石灰華」のことで、北海道内には数箇所しか見られないらしい。見に行きたい!

ひがし大雪自然館(17) ひがし大雪自然館(18)

館内の窓ガラスには、野鳥の衝突事故を減らすための「バードセイバー」が貼られていました。

開館時間/9:00〜17:00 (7〜8月は 6:00〜17:00)
休館日/毎週水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)、12/30〜1/5
入館料/無料

*糠平に関連する過去ブログ記事*
・2006年08月21日【鹿追から然別湖〜糠平湖〜層雲峡
・2008年08月15日【リベンジ糠平&足寄
・2012年08月12日【夏休みの写真日記2012/08/12】(森のトロッコ鉄道エコレールなど)
・2015年09月07日【糠平・旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群

*参照*
ぬかびら源泉郷(旅館組合)
かみしほろ観光情報

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

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2015年09月10日

阿寒湖畔エコミュージアムセンター

ビジターセンター好きなのに、阿寒湖には何度も来てるのに、【阿寒湖畔エコミュージアムセンター(EMC)】を見学するのは初めて!

蛇足ですけど、公式サイトが素人の手づくり感満載でビックリしました(^^;
しかも肝心の施設紹介ページが全部「Not Found」だし。

阿寒湖畔EMC(1) 阿寒湖畔EMC(2)

写真:左=立派な外観。温泉街の外れにあり、国道からも離れているので立地的には目立ちません。
写真:右=フィールドニュースボード。情報は少ない。

ボッケ遊歩道のガイドなど、こちらで受け付けています。
イベントスケジュールなども公式サイトで開示してほしいです。

阿寒湖畔EMC(3) 阿寒湖畔EMC(4)

写真:左=書斎風の休憩室。ここでボケーっと寛ぎたい(笑)
写真:右=展示ゾーンは土足禁止なので、スリッパに履き替えます。「床に貼ってある航空写真を傷めないため」と書いてあったけど、傷めないようにガラスとかでカバーするとか、考えなかったんだろうか。

阿寒湖畔EMC(5) 阿寒湖畔EMC(6)

いろいろな木の幹を展示してあるのですが、どうせなら葉っぱや木の実なども一緒に展示してほしかった。

阿寒湖畔EMC(7) 阿寒湖畔EMC(8)

写真:左=真ん中の水槽にニンゲンが入っててビックリした(笑)清掃中でした。
写真:右=幻の巨大魚、イトウさん。

阿寒湖畔EMC(9) 阿寒湖畔EMC(10)

↓説明板より
マリモ集合には、大きく分けて「放射型」と「絡み合い型」の2種類があります。マリモの生体を学習する講座の一環として、児童・生徒が「絡み合い型」のマリモを作製し、生長の様子を調べています。個々のマリモ集合には電子タグが埋め込んであり、作製者がわかるようになっています。

阿寒湖畔EMC(11) 阿寒湖畔EMC(12)

写真:左=強風によって湖岸に打ち上げられたマリモを湖に戻しているところ。
写真:右=アワダチソウが根や地下茎から分泌するアレロパシー物質(ポリアセチレン化合物など)は、本当に植物の生育を阻害するのかの実験。一目瞭然ですね。

阿寒湖畔EMC(13) 阿寒湖畔EMC(14)

釧路市教育委員会阿寒生涯学習課に所属する、世界で唯一のマリモ専門研究施設。関係者以外の立ち入り禁止です。
絶滅が危惧される阿寒湖のマリモの保護対策の確立を目指して、国内外の大学・研究機関や地元のマリモ保護団体などと協力して「謎の生物」とよばれるマリモの生態解明に取り組んでいます。
(【マリモWeb】より)

ちょうど、とある大学から研修に来ていた学生が、温泉街でアンケートを募っていました。協力してきましたよ(笑)

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

*参照*
阿寒湖 - 一般財団法人 自然公園財団

*阿寒湖に関連する過去ブログ記事*
・2007年08月20日【阿寒湖とアイヌコタン
・2010年09月11日【写真で綴る、阿寒湖畔『森のこみち』
・2010年09月10日【雌阿寒岳登山
・2010年09月12日【阿寒湖温泉街を満喫
・2010年09月13日【阿寒岳神社 例大祭
・2010年09月13日【阿寒湖温泉街の食べログ
・2013年10月09日【紅葉の阿寒湖カヌー&オンネトー
・2013年10月10日【阿寒湖まりも祭り
・2014年08月20日【阿寒湖まりも夏希灯
・2014年08月21日【阿寒湖カヌー+ヒョウタン沼+鶴見峠+双湖台
・2014年08月22日【4年ぶり2度目の雌阿寒岳登山
・2014年08月24日【白湯山自然観察路
・2014年08月25日【パンケトーへゆく
・2014年08月26日【オンネトー展望台と白藤の滝
・2014年08月27日【ヒョウタン沼でカヌー
・2014年08月28日【阿寒湖遊覧船でチュウルイ島へ
・2014年08月29日【阿寒湖ボッケ遊歩道・湖の小道〜森の小道
・2014年08月31日【阿寒湖観光小ネタ集
・2014年10月07日【オンネトーの紅葉
・2015年08月04日【阿寒湖を拠点に観光案内(1日目)
・2015年08月05日【阿寒湖を拠点に観光案内(2日目)

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2015年09月12日

阿寒岳神社 秋季例大祭

阿寒湖の阿寒岳神社 秋季例大祭、5年ぶりに参拝しました。
(2010年09月13日【阿寒岳神社 例大祭】)

阿寒岳神社(1) 阿寒岳神社(2)

天気予報では雨、もしくは曇りだったのですが、ご覧の通りの秋晴れとなりました!ヾ(*´▽`*)ノ

阿寒岳神社 由緒

↓以下、案内板より「阿寒岳神社 由緒」。何カ所か読めないところは想像で埋めています(^_^;
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御祭神:大山祇神、大国主之大神、少彦名之大神
由緒:創立 明治三十八年、現在地に阿寒岳神社として創始さる。阿寒湖畔在住人々の心の拠り所として奉斎されて参りました。昭和五十年に神社の造営し愛媛県 大山祇神社より御分霊し、阿寒湖畔の発展に寄与して参りました。
一、家門(いえかど)高く、身(み)健(すこやか)に
一、家内安全、商売繁盛
一、観光客の平穏や、旅行安全
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阿寒岳神社秋季例大祭(1) 阿寒岳神社秋季例大祭(3)

阿寒湖温泉街の主立ったホテルや旅館などを神輿が練り歩き、踊りなどが披露されます。

阿寒岳神社秋季例大祭(2)

幸せを招き、厄病や魔を祓う獅子舞。頭を噛まれると、その年は無病息災でいられるといわれますが・・・子どもたちは「ギャーーーーーッ!!!」阿鼻叫喚(笑;)

阿寒岳神社秋季例大祭(4) 阿寒岳神社秋季例大祭(5)

5年前はタイミングがつかめなくて見れなかったので、今日はアイヌコタン前で待ち構えました!

阿寒岳神社秋季例大祭(6) 阿寒岳神社秋季例大祭(7)

紋付袴に「祭」の法被(はっぴ)とアイヌ民族衣装のコラボレーション(?)が不思議!
先頭を行く天狗さんは、どうやら猿田彦神のようです。(サルタヒコは天孫降臨の際、ニニギノミコトを道案内したとされる神です。)

阿寒岳神社秋季例大祭(8) 阿寒岳神社秋季例大祭(9)

アイヌコタンの守り神・シマフクロウのモニュメントと御神輿のツーショットが見られるのは今日だけ!
ミスマッチのような、何とも不可思議な光景でした。いろんな文化が鬩(せめ)ぎあうことなく、尊重し合うことを願います。


9月1日〜10月31日まで【千本タイマツ】(※10月9日は休み)、10月9日 〜10月10日は【第66回まりも祭り】が開催されます。
詳しくはこちら→阿寒湖観光ナビ - 季節の行事

撮影:Nikon D5100

*阿寒湖周辺に関連する過去ブログ記事*
・2007年08月20日【阿寒湖とアイヌコタン
・2010年09月11日【写真で綴る、阿寒湖畔『森のこみち』
・2010年09月10日【雌阿寒岳登山
・2010年09月12日【阿寒湖温泉街を満喫
・2010年09月13日【阿寒岳神社 例大祭
・2010年09月13日【阿寒湖温泉街の食べログ
・2013年10月09日【紅葉の阿寒湖カヌー&オンネトー
・2013年10月10日【阿寒湖まりも祭り
・2014年08月20日【阿寒湖まりも夏希灯
・2014年08月21日【阿寒湖カヌー+ヒョウタン沼+鶴見峠+双湖台
・2014年08月22日【4年ぶり2度目の雌阿寒岳登山
・2014年08月24日【白湯山自然観察路
・2014年08月25日【パンケトーへゆく
・2014年08月26日【オンネトー展望台と白藤の滝
・2014年08月27日【ヒョウタン沼でカヌー
・2014年08月28日【阿寒湖遊覧船でチュウルイ島へ
・2014年08月29日【阿寒湖ボッケ遊歩道・湖の小道〜森の小道
・2014年08月31日【阿寒湖観光小ネタ集
・2014年10月07日【オンネトーの紅葉
・2015年08月04日【阿寒湖を拠点に観光案内(1日目)
・2015年08月05日【阿寒湖を拠点に観光案内(2日目)
・2015年09月10日【阿寒湖畔エコミュージアムセンター

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2015年09月14日

能取湖のアッケシソウ(サンゴ草)

能取湖のアッケシソウが見頃を迎えたと聞き、さっそく見に行ってきました!
能取湖 - 旅なび!網走

能取湖サンゴ草群生地(1) 能取湖サンゴ草群生地(2)

アッケシソウ(厚岸草/サンゴ草)はアカザ科に属する一年性草本で、世界的にはヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布しています。
潮汐の干満に規定される、平均冠水位から満潮水位の間の海に接する陸地や内陸に発達する塩湿地に生育する塩生植物です。
アッケシソウ - Wikipediaより)

能取湖サンゴ草群生地(3) 能取湖サンゴ草群生地(4)

園内には「サンゴ草咲く日に」という歌がエンドレスで流れていました。

能取湖サンゴ草群生地(5) 能取湖サンゴ草群生地(6)

遠くから見ると一面が赤い絨毯のようですが、木道の突端まで行くと、ずいぶんまばらです。
この遊歩道を整備したのが、サンゴ草が大規模に枯れた原因ではないかとも聞きました。

白っぽく見えるところがあって、もう見頃を過ぎたのか? 枯れてるのか? 分からなかったので「観光案内所」と書かれた売店の方に訊いてみたのですが、「さぁ〜? これから、まだ赤くなると思うよ」という返事。
今が干潮か満潮かも答えられなかったので、あまりアテにはならないっぽい(´・ω・`)
網走の潮位表はこちら(気象庁)

ネットで調べてみたところ【みんなの花図鑑】によると、花は白らしい。つまり、蕾の段階は赤いけど、咲き始めたら白っぽくなっていくのです。

能取湖サンゴ草群生地(7) 能取湖サンゴ草群生地(8)

能取湖南岸の網走市卯原内地区では塩湿地をトラクターを用いて耕起し、他の塩生植物を抑制させる事によって国内最大級のアッケシソウ群落を維持し、毎年秋には20万人が訪れる観光名所になっていました。
しかし、環境改善を目的にした杜撰な土砂の搬入がかえって悪影響を与え2011年には大幅に縮小。2012年から網走市や東京農業大学などで再生協議会を組織して土壌改良などが行われ、2015年8月秋までに8割程度まで回復させました。
アッケシソウ - Wikipediaより)

隣にいた観光客「こんな汚い水でも育つなんて強いんだね〜」、同感です。

能取湖サンゴ草群生地(9) 能取湖サンゴ草群生地(10)

アップで見ると、ちょっと鶏の足っぽくも・・・(´▽`;)
驚いたことに、ヨーロッパでは「シーアスパラガス」とも呼ばれ、葉と茎は食べられるらしい!

あ、湖岸にはヤブ蚊がいるので、お気をつけて。

能取湖アッケシソウ(1) 能取湖アッケシソウ(2)

*おまけ*
オホーツクサイクリングロード(網走常呂自転車道)の、能取湖畔駐輪場からの眺め。

ちなみに能取湖では潮干狩りも楽しめるそうです。
能取湖の潮干狩り - 網走市公式サイト

能取湖の海側・能取漁港 湖口地区と能取岬、卯原内駅跡にも行ってきましたので、明日はそちらをご紹介します♪

撮影:Nikon D5100

*能取湖周辺に関連する過去ブログ記事*
・2010年08月29日【常呂から能取岬】(ところ遺跡の森)
・2013年07月09日【写真で綴るワッカ原生花園
・2014年09月30日【能取のアッケシソウ(サンゴ草)

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2015年09月15日

能取湖・能取漁港 湖口地区〜卯原内駅跡〜能取岬

能取湖は何度も訪れているのですが、海側の先端には行ったことがなかったのでドライブしてきました。

能取漁港 湖口地区への道 能取漁港 湖口地区カーナビ画面

写真:左=国道238号線から町道?で約5km。最後は砂利道になりました。
写真:右=カーナビの画面。北は左ですので、時計回りに90度回してみてください(笑)

能取漁港 湖口地区(1) 能取漁港 湖口地区(2)

能取漁港 湖口地区に到着。
静かな湖面(海面?)すれすれに野鳥が飛んでゆく。なんと長閑な風景でしょうか。

能取漁港 湖口地区(3) 能取漁港 湖口地区(4)

対岸は、ほんの数百メートルです。ここが橋で繋がれば能取岬まで5〜6kmというところでしょうか。逆「Ω」のような形状なので、実際は30kmくらいぐるっと回ります。

海側の海岸では鮭釣りの人々がズラリと竿を立てていました。釣れたかな〜?
今日は天気もよく波も穏やかで、1日のんびりするには最高ですね。ただ、トイレなどはありませんが。

卯原内交通公園(1) 卯原内交通公園(看板)

湖口からまた国道に戻って、能取湖を反時計回りに走り、ちょうど湖の南側に【卯原内(うばらない)駅】跡地があります。【卯原内交通公園】という名称になっていて、【網走市鉄道記念館(卯原内小学校資料館)】を併設。1階は喫茶店、2階に資料などが展示されています。鍵がかかっているので、見学したい場合は喫茶店で鍵を受け取ってください。

卯原内交通公園(6)

3階屋上も鍵がかかっています。この写真は窓越しに撮りました。右側に、サンゴ草群生地が見えます。

卯原内交通公園(サイクリングロード) 卯原内交通公園(自転車道地図)

卯原内駅は、旧国鉄湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃駅となりました。
卯原内駅 - Wikipedia

湧網線跡は、網走市内からサロマ湖までオホーツクサイクリングロード(網走常呂自転車道)になっています。湖を眺めながらのポタリングは気持ち好いでしょうね♪

卯原内交通公園(2) 卯原内交通公園(3)

ホームおよびレール、またホームに横付けされ現役当時を再現する形で9600形蒸気機関車49643号機と、それに連結して国鉄の旧型客車であるオハ47形オハ47 508が静態保存・展示されています。
卯原内駅 - Wikipedia

卯原内交通公園(4) 卯原内交通公園(5)

以前は夏期のみライダーハウスとして宿泊が可能でしたが、利用者が少なかったのか現在は廃止されました。

能取岬(サンゴ草) 能取岬(道道76号線)

さらに能取岬へ向かうべく、道道76号線へ。途中の道すがらでも、湖岸にサンゴ草を垣間見ることができます。
写真:右=美岬トンネル駐車帯付近からの眺め。

能取岬(1) 能取岬(ロケ地看板)

能取岬に到着。一昔前までは売店などが軒を連ねていましたが、今はすっきりとしました。トイレは残されています。
写真:右=いろんな映画のロケ地になったようです。

能取岬(牧場) 能取岬(知床連山)

隣接する網走市営美岬牧場の放牧地には、たくさんの牛や馬が優雅に草を食んでいました。
バックには雄大な知床連山が。素晴らしいロケーション!

能取岬(2) 能取岬(3)

能取の海も、とっても綺麗に澄んでいて、アザラシの群棲地としても知られています。
八角形の能取岬灯台は、大正6年(1917)建造、塔の高さは約21m。

能取岬(モニュメント) 能取岬(パノラマ)

写真:左=灯台より更に奥へと続く遊歩道の最終地点には「オホーツクの塔」というモニュメントが。
本郷新 記念札幌彫刻美術館 - オホーツクの塔

ここから折り返し、牧場の柵のわきを通って駐車場に戻りました。草が伸びて歩きにくいので、スカートや短パンの方は灯台側を戻ることをおススメします。

二ツ岩(1) 砂浜の足跡

*おまけ*
道道76号線を網走市内方面に走って10kmくらいのところにある二ツ岩。
こっちから見ると分かりませんが・・・

二ツ岩(2) 帽子岩

写真:左=ちょっと離れたところから見ると、二つだった!
写真:右=二ツ岩のお向かい、対岸にある帽子岩。道の駅【流氷街道網走】の近くです。

撮影:Nikon D5100/パノラマのみスマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

*能取湖周辺に関連する過去ブログ記事*
・2010年08月29日【常呂から能取岬】(ところ遺跡の森)
・2013年07月09日【写真で綴るワッカ原生花園
・2014年09月30日【能取のアッケシソウ(サンゴ草)
・2015年09月14日【能取湖のアッケシソウ(サンゴ草)

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2015年09月16日

モヨロ貝塚と北方民族博物館

すみません、写真メインで失礼しますm(_ _;)m
真面目に感想を書くと、ものすごく長くなってしまいそうなので… 追記できるかどうか(-_-;

モヨロ貝塚は、網走川河口左岸、オホーツク海のそばに位置するオホーツク文化の代表的遺跡。国の史跡に指定されている(指定名称は最寄貝塚)。
貝塚名は、当時のアイヌ人がモヨロ・コタンと呼んでいたことから、大正7年(1918)に発見者である米村喜男衛によって付けられました。「モヨロ」とは「入江の内、あるいは所」という意味です。
モヨロ貝塚 - Wikipedia米村喜男衛 - Wikipedia

モヨロ貝塚館(1) モヨロ貝塚館(2)

モヨロ貝塚館】入館料300円。

モヨロ貝塚館(3) モヨロ貝塚館(4)

写真:左=復元された貝塚
写真:右=発見者・米村喜男衛について

モヨロ貝塚館(5) モヨロ貝塚館(6)

写真:左=オホーツク文化について
写真:右=モヨロ貝塚の復元ジオラマ

モヨロ貝塚館(7) モヨロ貝塚館(8)

写真:左=モヨロの人々の道具類
写真:右=発掘された土器

モヨロ貝塚館(9) モヨロ貝塚館(10)

写真:左=モヨロの人々の装い
写真:右=米村喜男衛さん。これ、ホントにビビった(T△T) 館内に誰もいなかったんだもん…。

モヨロ貝塚館(11) モヨロ貝塚館(12)

写真:左=竪穴式住居の内部。別室になってたので、これまた怖くて中に入れず(TロT)
熊の頭骨を積み重ねた祭壇(?)があり、反対側には胴体部分の骨も積んであります。これは信仰なのか? 単に「こんなに穫ったんだぞ!」というトロフィーか?

写真:右=オホーツク文化の変遷

モヨロ貝塚館(13) モヨロ貝塚館(14)

モヨロの墓。こちらもニセモノとはいえ人骨(以下略)

モヨロ貝塚館(15) モヨロ貝塚館(16)

野外の住居跡や復元住居などの展示エリアは、ただいま一部のみ公開。夕暮れ時で薄暗くなっていたので、一周できなくてよかったかも…(T▽T)
写真:右=土の家

モヨロ貝塚館(17) モヨロ貝塚館(18)

写真:左=発掘された竪穴式住居跡
写真:右=墓域

縄文時代の次は弥生時代と教わりましたが、3世紀から13世紀まで、オホーツク海沿岸を中心とする北海道北海岸〜樺太〜南千島の沿海部ではオホーツク文化が栄えていました。同時期に北海道に存在した続縄文文化や擦文文化とは異質の文化です。
このうち、北海道に分布している遺跡の年代は5世紀から9世紀までと推定されています。

9世紀に北海道北部では擦文文化の影響が強まり、オホーツク文化は消滅しました。
同じ頃、北海道東部ではオホーツク文化を継承しながら擦文文化の影響を受けたトビニタイ文化が成立。一方、樺太ではオホーツク文化がなお続き、アイヌ文化の進出によって消えたと考えられていますが、その様相はまだはっきりしていません。
オホーツク文化 - Wikipediaより)

北方民族博物館(1) 北方民族博物館(2)

この流れで、翌日は【北海道立 北方民族博物館】へ。
入館料 550円。今回は特別展とセットで800円。(HP割引券はこちら

北方民族博物館(3) 北方民族博物館(4)

アイヌだけでなく、様々な北方民族の生活文化について展示・解説がなされています。

北方民族博物館(5) 北方民族博物館(7)


北方民族博物館(6) 北方民族博物館(8)

ビデオ映像もたくさん放映されています。西シベリアにも「熊送りの儀式」があったんですね!

北方民族博物館(9) 北方民族博物館(10)


北方民族博物館(11) 北方民族博物館(12)

特別展示【森と川の精霊とともに - ロシア・アムール地方のアート&クラフト】
ロシア・アムール川流域に暮らしてきた民族が生活の中から創り出してきた、洗練された形やデザインをもった道具や、よりアートの部分が強調された作品の数々を展示しています。10月25日(日)まで。

衣服に靴、タペストリー、器、刀などの道具、木の皮の切り絵などなど、文様の美しさにうっとりします。

網走市郷土博物館】にも行きたかったのですが、時間がなくて…。またの機会に持ち越しです。

北方民族博物館(13) 北方民族博物館(14)

実は最大の目的は、このニール・ゴードン・マンロー博士のフィルム映像を見ることでした。
視聴覚室的なところで見れるのかなと思っていたのですが、念のため事前に電話確認してよかったです。いきなり行って見せてもらえるような感じじゃないので、もし見てみたい方はアポイントを取ることをおススメします。

こちらも感想を書くと長〜〜〜〜〜くなってしまうので、ここでは割愛しますm(_ _)m

縄文時代というと遠い昔で、現代のわたしたちからすると神話や異世界も同然のような気がしますが、こうして辿っていくと連綿と受け継がれているものの片鱗を垣間みることができます。
それにしても、ここ数百年の時代の変化といったら、まるで早送りのようです。

撮影:スマホカメラ(Xperia Z SO-02E)

*今日の記事に何となく関連すると思う過去記事*
・2011年07月10日【三内丸山遺跡(と、青森県立美術館と、アスパム)
・2012年09月01日【美利河☆ピリカ】(ピリカ旧石器文化館)
・2013年06月04日【南茅部・大船遺跡〜しかべ間歇泉公園〜ひょうたん沼公園
・2013年06月09日【余市・フゴッペ洞窟と西崎山環状列石
・2013年07月27日【層雲峡 火まつり】(イオマンテ、アイヌ民族舞踏など)
・2015年07月23日【白滝ジオパーク交流センター&遠軽町埋蔵文化財センター
・2015年07月29日【ポー川史跡自然公園&標津湿原
・2015年08月22日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(前夜祭)
・2015年08月23日【舟下ろしの儀式・チプサンケ(本祭)
・2015年09月04日【平取・二風谷のアイヌ博物館&資料館

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2015年09月17日

大雪山系・銀泉台の紅葉2015

今年もまた、紅葉を堪能すべく大雪山系・銀泉台へとやって参りました!
10:00 大雪湖レイクサイト(駐車料200円)からシャトルバス(片道500円)に乗車!

銀泉台の紅葉(地図) 銀泉台の紅葉(駐車場)

写真:左=銀泉台〜赤岳登山コースの地図。
写真:右=10:30 銀泉台駐車場に到着(トイレ、水場あり)、トイレに行ったり入山届けの記入待ちなど何だかんだで、10:45 ようやく登山開始。

銀泉台の紅葉(1) 銀泉台の紅葉(2)

写真:左=11:00 最初の見所に到着。
駐車場からしばらくはなだらかな砂利道で、「赤岳登山口」石碑から足場が悪く急な登りになります。それなりの靴で行った方が無難です。バスツアー客などで渋滞しますが、ここで満足して引き返す人も多いです。

写真:右=頭上も見事な黄葉ですよ〜.。・:*:・°`☆、。・:*:・°

銀泉台の紅葉(3) 銀泉台の紅葉(4)

写真:左=足下も紅葉してます(´ω`*)
写真:右=先ほどの見所から、少しだけ上がったところ。ここも撮影者の列ができます。

銀泉台の紅葉(5) 銀泉台の紅葉(6)

写真:左=柱状節理の、アタマ部分。
写真:右=雲の流れがやや早く、タイムラプス動画を撮影している方がいました。

銀泉台の紅葉(7) 銀泉台の紅葉(8)

写真:左=アザミとチングルマ(綿毛)
写真:右=11:30 第1花園。ナキウサギをじっと待ってるカメラマンもいました。出会えたかしら?

銀泉台の紅葉(9) 銀泉台の紅葉(10)

12:00 眺めのいいところで、お昼休憩。な〜んて贅沢な時間ヾ(*´▽`*)ノ

銀泉台の紅葉(11) 銀泉台の紅葉(12)

写真:左=12:30 第2花園。このあたりは8月初旬くらいまで雪渓が残っています。
写真:右=12:55 奥の平。チングルマの綿毛が可愛らしい。

銀泉台の紅葉(13) 銀泉台の紅葉(14)

写真:左=オトギリソウも紅葉してます。
写真:右=ここを登り切ったらコマクサ平。(13:35)

銀泉台の紅葉(15) 銀泉台の紅葉(16)

写真:左=ウラシマツツジの群生がたくさん見られます。黒い実も。ウラシマツツジの紅葉は、すぐに赤黒くなってしまいます。
写真:右=コマクサ平から振り返ったパノラマ風景。

銀泉台の紅葉(17) 銀泉台の紅葉(18)

写真:左=コケモモかな?
写真:右=13:50 銀泉台から2.5km/赤岳まで1.8km地点、第三雪渓。

銀泉台の紅葉(10) 銀泉台の紅葉(19)

写真:左=14:00 赤岳が見えた!
写真:右=あの風景へ〜飛んでいきたい♪ 居合わせた登山者に頼んで撮ってもらいました(笑)

本日は、ここで折り返しです。3度目の銀泉台、今日も赤岳山頂までは行けませんでしたが満足です!!ヾ(*´▽`*)ノ
14:15 下山開始。雲行きが怪しくなってきたので、カメラをリュックに仕舞って歩くことに専念。
15:30 レイクサイトゆきバスに乗れた。早っ(笑)


過去の記憶をたどると、大雪山系の紅葉シーズンは旭岳・黒岳・銀泉台(9/10〜20)→高原温泉沼・愛山溪・沼の平(9/15〜25)→天人峡(9/25〜30)といった感じでしょうか?
シルバーウィーク期間中はシャトルバスを有効利用して黒岳〜銀泉台〜高原沼を縦走するのもいいですね!

シャトルバスは、大雪湖レイクサイト⇔銀泉台:9月12日〜9月23日まで、大雪湖レイクサイト⇔高原温泉:9月19日〜9月27日まで運行。
片道料金:大人500円(小人250円)。お支払いは現金のみ、今年からICバスカードは使用不可になりました。
層雲峡発着便もあります。→詳しくはこちら(北海道上川町|紅葉期の車両交通規制

蛇足ですが、登山の際にあちこち岩にぶつけたカメラレンズ(18-55mmの方)のピントが合いづらくなっていましたが、いよいよAUTOが効かなくなりました。
シャッターが下りる際にレンズがブレたりしてたのですが、今はマニュアル撮影で指で固定してるので、ピントだけでいえば意外と不自由していません(笑;)
しかし、これから望遠レンズ+ケータイカメラで凌ぐか、買い替えるか・・・悩む(;つД`)

撮影:Nikon D5100/最初と最後、パノラマのみスマホカメラ(Xperia Z SO-02E)


*大雪山系に関する過去ブログ記事*
・2007年07月16日【トムラウシ温泉
・2007年07月24日【温根湯〜層雲峡〜旭川】(石北峠も)
・2013年07月24日【写真で綴るカムイミンタラ・旭岳編
・2013年07月26日【写真で綴るカムイミンタラ・黒岳編
・2013年07月30日【雲井ヶ原湿原と愛山渓温泉
・2013年07月31日【ニセイカウシュッペ山
・2013年08月02日【銀泉台トレッキング
・2013年08月04日【高原温泉沼めぐり(不完全燃焼)
・2013年09月27日【大雪山・赤岳 銀泉台の紅葉
・2013年09月28日【大雪山 高原温泉沼の紅葉
・2013年09月29日【大雪山 愛山渓〜沼の平・六の沼の紅葉
・2013年09月30日【雲井ヶ原湿原ふたたび
・2013年10月03日【天人峡・羽衣の滝 滝見台と森の神様
・2014年07月30日【大雪山・黒岳〜石室〜御鉢平
・2014年08月03日【大雪山・旭岳 神々が遊ぶ庭
・2014年08月04日【旭岳ロープウェイ周辺情報
・2014年09月12日【天気待ちの3日間、雨の銀泉台へ。
・2014年09月20日【黒岳で奇跡が起きた
・2014年09月21日【高原温泉沼の紅葉は今年も見事でした
・2014年09月22日【雨に降られて〜愛山渓・沼の平の紅葉
・2014年09月24日【紅葉の大雪山旭岳・姿見の池コース
・2014年09月25日【紅葉の大雪山系・天人峡
・2015年09月17日【大雪山系・銀泉台の紅葉2015
・2015年09月18日【愛山渓〜沼の平の紅葉、今年も天候に恵まれず。
・2015年09月21日【大雪山・初の縦走!銀泉台〜黒岳


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