2012年09月01日

美利河☆ピリカ

週明けにはフェリーで離道〜とか言ってましたが、1週間ずらしました(^x^ゞ
という訳で、心置きなく寄り道!(笑)いつもは通過していた美利河(ピリカ)に立ち寄りました。

ピリカがある今金町(いまかねちょう)は珍しくアイヌ語が語源じゃないんだな〜と思ってたら、初期の開拓者である今村藤次郎と金森石郎の名字からとったんだそうです。
ピリカとは、アイヌ語で「美しい/きれい/かわいい」などを指す言葉なので、ずっと昔から素晴らしい土地だったのでしょうね。

ピリカ旧石器文化館(1)

国指定遺跡・史跡ピリカ遺跡に併設されている『ピリカ旧石器文化館』に行ってみました。建物前には何故かティピーが(笑)
(ティピーとは、ネイティブアメリカンの平原の部族が利用する移動用住居の一種)

開館時間はたいてい17時までだと思ってたら16時までで、この時ちょうど16時になっていたから諦めてきびすを返したら、中から管理人さん?が出てきて「時間ですけど、いいですよ」と入れてくれました! 入館料200円です。

ピリカ旧石器文化館(2) ピリカ旧石器文化館(3)

10分ほどの案内ビデオを観て、館内の資料を見学。とっても小さな資料館です。
ピリカ遺跡は美利河ダムの建設にあたって地質調査をしているときに偶然発見されたもので、昭和53年(1978)というから最近ですね。
え?「もう30年も前」?
ピリカ遺跡は縄文時代よりも古い旧石器時代の遺跡ですよ! 約2万年前! 30年がなんだってんだー(笑)

ピリカ旧石器文化館(4) ピリカ旧石器文化館(5)

石器を作ったり火を焚いたりした跡から3〜5つの時期に分かれていると見られ、細石刃・尖頭器、細石刃核・刻器・削器、ドゥナイト製の玉などが11万点以上も出土。その中の163点が重要文化財に指定されています。

珍しいのは、装飾用と思われる穴の空いた玉(ビーズみたいなの)も出土していること。首飾りかなぁ。旧石器時代からお洒落してたんですね!

ピリカ旧石器文化館(7) ピリカ旧石器文化館(9)

文化館の背後に広がるのがピリカ遺跡。なんとこの丘のうち、実際に発掘した面積はほんの1%! まだまだ数多の遺跡が眠っているのです。

ピリカ旧石器文化館(6) ピリカ旧石器文化館(8)

この建物内には発掘の様子をそのまま保存、展示してあります。不思議なことに縄文時代にヒトが住んでいた痕跡は今のところ見つかってないそうです。
ちなみに旧石器時代が約200万年前〜1万年前くらい、縄文時代は約1万6,500年前〜約3,000年前(範囲が広すぎるわ!)。

ピリカ旧石器文化館(10) ピリカ旧石器文化館(11)

こちらは、文化館駐車場の脇にある別棟に展示されているピリカカイギュウ化石の復元模型。頭部〜上半身あたりの骨が出土したんだそうです。大昔、ここは海だったのですね。

他にも、古い農具や木挽きの道具類、また昭和62年(1987)に廃止された国鉄瀬棚線を走っていた列車の一部なども展示されていました。

文化館では石器や勾玉づくりなどが体験できますよ。そういえば新潟県胎内の歴史資料館で購入した勾玉、最近磨いてないなぁ。

美利河ダム(1) 美利河ダム(2)

文化館から約500mほどの国道沿いにある美利河ダム。重力式コンクリートダム(755m)とロックフィルダム(725m)を合わせた複合ダムとしては日本一なんだそうです。ダムの堤防沿いに歩いて行ってみました。

美利河ダム(3) 美利河ダム(4)

一級河川・後志利別川は、毎年行われている水質検査で過去12度も「日本一きれいな川」と認定されているほどの清流です。

美利河ダム(5) 美利河ダム(6)

回遊魚を対象とした『魚道』がダム湖を迂回して約2,400mも整備されており、これも日本一。

美利河ダム(7) 美利河ダム(8)

階段式魚道の一部に設けられた観察窓からは、季節によりヤマメ、ウグイ、アメマス、アユの姿を見ることができます。ヤマメはすぐ判ったのですが、あとは…(^_^;

美利河ダム(9) 美利河ダム(10)

余談ですが400年ほど前は砂金採掘、100年ほど前にはメノウなどの鉱物採掘で賑わったそうで、豊かな恵まれた土地なんですね。砂金は今でもちょっとなら採れるらしいですよ(笑)

クアプラザピリカ

ダムから500mほど山間に入って『クアプラザピリカ・奥美利河温泉山の家』で日帰り入浴しました。
パークゴルフ場・キャンプ場・ゴーカート・スキー場に隣接する温泉宿泊施設で、レストランでお食事もできます。

撮影:Nikon D60


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2012年09月02日

まだまだ瀬棚は夏真っ盛り!

瀬棚 三本杉岩

ピリカから国道230号で今金町〜旧北檜山町〜国道229号をちょっと北、旧瀬棚町に到着。現在は、北檜山+瀬棚=せたな町になったようです。

せたな町のシンボル的存在である三本杉岩の高さは約30m。周辺は三本杉海水浴場で、キャンプもできます。ペットもOKです♪

海水浴場の駐車場にクルマを停めて、マリリンとお散歩〜。

アレウト号慰霊碑 慰霊碑?

ひっそりと佇む露国軍艦アレウト号乗組員遭難慰霊碑。国際親善と海難事故防止の願いを込め、昭和47年(1972)に建立されました。
写真:右の方は分からないのですが、アレウト号慰霊碑と海岸の間に位置するのでアレウト号関連の慰霊碑だと思います。

立象山

巨象が立っている姿に似ていることから名づけられたらしい、立象山(りっしょうざん)。頂上は公園になっていて、展望台もあります。
真下に鎮座するのは事比羅神社。拝殿に大きく【金】の金文字があって一瞬引いたんですが(^x^;事比羅=ことひら=こんぴら=金比羅、の【金】なんですよね。そうですよね。

瀬棚郡(現せたな町・今金町)草創の神社ですが創立年月は不詳なんだそうです。ご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)、つまり金刀比羅宮と同じご祭神。
大物主 - Wikipediaの解説

毎年9月9〜10日は事比羅神社例大祭。今度の週末じゃないですか! 夜神楽もあるらしい…!

馬場川防潮水門

平成5年7月12日に発生した北海道東方沖地震による津波で甚大な被害を受け、その教訓を元に設置されたのが、この馬場川防潮水門です。
津波が川を遡らないよう自動的にゲートが閉まる仕組みになっています。

時間と体力に余裕があれば、せたな町にもフットパスコースがありますので景観を楽しみつつ散策するのも楽しそうです。

みずき(外観) みずき(店内からの眺め)

一昨年に引き続き、海水浴場駐車場で停泊させていただきました。
せっかくなので隣接するお土産&お食事処へ。左側は『わっかけ岩』、右側は『せたな物産 マリンショップみすぎ』というお店です。

みずき(メニュー1) みずき(メニュー2)

一昨年も『みすぎ』で食事したのに、また同じお店にしてしまった(^_^;

みずき(うに丼1) みずき(うに丼2)

一昨年は10月だったので生うにがなく『うにとじ丼』にしたのですが、今年は生うに丼(普通盛り1500円)で〜す♪
ホントはホタテ刺も入ってる方にしたかったのですが、今度は活ホタテがないとのこと… 無念(T_T)

新鮮なウニは生臭さがまったくなかったです。お昼から高級感いっぱいのご飯を堪能致しました(^m^)

瀬棚温泉

日帰り入浴は、せたな町公営の『せたな温泉やすらぎ館』。せたな町ホームページには入浴料350円と書いてありますが、360円になってました。
洗い場は8箇所で石鹸のみ、脱衣所は貴重品ロッカーあり、ドライヤー1つ、扇風機1台(笑)
狭いながらもジャグジー/サウナ/水風呂/露天風呂もありましたよ。

撮影:Nikon D60/『みすぎ』店内のみケータイカメラ(DoCoMo SH-02A)

↓過去ブログ↓
・2010年10月06日 瀬棚〜大成・太田神社〜熊石・鮪の岬〜元和台


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2012年09月03日

R229で奇岩ロード・大成〜熊石〜乙部

R229大成〜熊石(1) R229大成〜熊石(2)

瀬棚から国道229号を南下、いったん内陸部に入ってから海沿いの旧大成町へ。道の駅『てっくいランド大成』は定休日なのでスルー、奇岩群を眺めながらの快適ドライブです。
写真:左=北を眺める 右=南を眺める

親子熊岩と海 親子熊岩

長磯海岸は奇岩が多く、別名『奇岩ロード』と呼ばれています。
こちらが有名な『親子熊岩』。ウチのブログでも何度も紹介していると思いますが(^_^;
マンモス岩のたもとでキャンプ?してる人がいたので写真は遠慮しました。

親子熊岩〜奇岩群(コチラ セタナ情報局)

円空上人滞洞跡(1) 円空上人滞洞跡(2)

こちらは、円空上人(えんくうしょうにん)滞洞跡。円空(1632-1695)は行脚僧で、全国に木彫りの【円空仏】と呼ばれる独特の作風を持った仏像を残したことで知られています。
円空 - Wikipediaの解説

洞窟と言っても現在はご覧の通り。たぶん風化して崩れたんだと思います。
写真:右の真ん中あたりに、小さなお堂?祠?がありました。ロープが張ってあったので、お参りできるようでした。(危ないから行かなかったけど…)

以下、八雲町ホームページより↓
1665年、松前に渡った円空上人は約20ヶ月を蝦夷地で過ごし、その間、熊石地区黒岩の洞窟にも滞留し、いくつかの作仏を残した。根崎神社のご神体・聖観音立像や、北山神社、相沼八幡神社のご神体である二つの来迎観音像が円空仏である。(ただし、円空仏像は一般公開していない)

円空は生涯に12万体の仏像を彫ったと伝えられ、現存するものでも5000体を超えるそうです!
円空について興味を持たれた方は、【円空微笑み物語 - 円空連合ホームページ】をご覧ください。

乙部温泉(2) 乙部温泉(地図)

国道229号線を更に南下、道の駅『ルート229元和台』で休憩して、乙部町へ。町道?に左折して乙部温泉を目指すと、右側に館浦温泉公園があります。ゲートボール場と、健康遊歩道『素足の小道』を併設。ユニークですね!温泉に入って足ツボを刺激して血行促進(笑)
駐車場は砂利ですが広いので大型車でも余裕。ログハウス風の立派な建物があったのですが、どうやら閉鎖されてるみたいです。トイレは開いてました。

乙部温泉(神社) 乙部温泉(1)

館浦温泉公園のすぐそば、道路の行き止まりにあたる温泉旅館『光林荘』の脇に、温泉神社がありました。(写真:左)
案内板の文字が擦れてよく解らなかったのですが、温泉を掘っていた時に1000mを超えたので諦めようとしたら、その夜、枕元に神様?が現れて「もうちょっとだから諦めるな!」(松岡修造風)とのお告げをいただき掘り進めたところ、13??mでようやく温泉が湧出したーーーと読めました。

写真:右=今回入浴した『いこいの湯』(400円)。『光林荘』と同じ源泉で、100%源泉掛け流しです!
内風呂と露天風呂のみ。シャンプー類はないのでご持参ください(ドライヤーはありました)。

乙部の湧水(1) 乙部の湧水(2)

国道229号に戻る途中に寄り道して、町道を内陸側に走ること約2km、生命の泉『ひめかわの水』で湧水を汲みました。2カ所から湧出しています。
乙部町では、海道南西沖地震の際の水災を教訓に確認されていた21個所の湧水全てを調査し、災害時の緊急用として、また観光や生活用水として5箇所を整備したそうで、ここはそのうちの1つです。

このまま飲むことはできず、必ず沸かしてから飲んでくださいと書いてあります。
駐車スペースが普通車3〜4台分くらいしかないので、先客がいたら停められなかったかも知れません;;(Uターンするのも大変)

ほか4つは、『八幡さんの水(八幡神社)』『相泊 といの水』『能登(のど)の水』『こもないの水』です。
乙部の名水五選 - 乙部町ホームページ

撮影:Nikon D60

↓過去ブログ↓
・2007年08月30日 島牧〜大成〜厚沢部
・2010年10月06日 瀬棚〜大成・太田神社〜熊石・鮪の岬〜元和台


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タグ:温泉 湧水 奇岩
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2012年09月04日

土橋自然観察教育林『レクの森』

昨夜は、土橋自然観察教育林『レクの森』にて停泊させていただきました。道の駅『あっさぶ』と500mも離れていません。
旅生活のはじめは道の駅『あっさぶ』で停泊したのですが、『レクの森』で知り合ったボランティアガイドの方から「駐車場に停まってるだけなら無料よ!」と教えていただいて、それ以来ちゃっかり利用させていただいております(^_^ゞ

レクの森(1) レクの森(2)

写真:左=レクの森 森林展示館 右=駐車場とトイレ

レクの森(3) レクの森(案内図)

バンガローやアスレチックフィールドの先に自然観察林が広がっています。
自然観察林に入林する前に、森林展示館に届け出ましょう。レクの森でもヒグマが出没したことがあるので、ひとりで散策する勇気がない場合はコーディネーターの方に案内していただくといいですよ♪ わたしもお願いしました。

レクの森は、1985年に『北海道の自然百選』、2002年に『日本の遊歩道百選』に選定されています。
ちなみにレク=レクリエーションです。

撮影:↑ここまでケータイカメラ(DoCoMo SH-02A) ↓ここからNikon D60

自然観察林(1) 自然観察林(2)

前回はお天気があまりよくなかったのですが、今日は快晴で木陰とはいえちょっと蒸し暑く、汗がダラダラ;; なのに飲み物を準備してなくて後悔しました…。
コーディネーターのMさんとの話も弾んじゃって、体力ないのにお喋りしながらのトレッキングは効いた(^o^;

写真:左=展望台から見た乙部岳 右=稜線の左側は広葉樹、右側は針葉樹で占められてます。不思議!

この森は今でこそ保安林ですが、元々はヒバなどの伐採を行っていたそうです。ヒバはヒノキの仲間なので成長が遅く、また山火事にも見舞われたりしてヒバが枯渇寸前になったために明和7年(1770)『留山』に指定され、托伐などの管理が行われるようになったいきさつがあります。
全国的にも明治以降(特に戦後)かなり森林を伐採しているので、そんな中で樹齢ウン百年の樹木が残っていることは感慨深いものがあります。
「文明が栄えると森が消え、文明が崩壊すると砂漠が残る」と言いますよね。世界的にも文明の跡地は砂漠化しているところが多いです。

自然観察林(3) re-birth.jpg

名前は解らないけど、チョウチョ。地味だけどたぶんチョウチョ。うまく自分と似た色のササの枯れ葉に止まるんですよね。自分がどんな色(模様)をしてるか、どうして知っているんでしょうね。
写真:右は、5〜6年前にレクの森で見つけたトンボの孵化シーンをハガキにしたもの(笑)タイトルは『Re-Birth!』お気に入りです♪

森の中にはたくさんの野鳥もいるのですが、なかなか撮影は難しいです;;
落ちている鳥の羽や、鳥の声、木の幹をつつく音などで想像が膨らみます。鳥の名前も覚えたいけど、かなりの難関っぽい(^x^;

自然観察林(6) 自然観察林(5)

こちらはお子さんに大人気の「望遠鏡の木」。うまい具合に真ん中の枝?に穴が開いてるんですよ。傾き具合といい、まさに望遠鏡。
ど〜してこうなったのか!? 興味は尽きません。
名前が付けられた木がいくつかありますが、自分の目線と感性で勝手に名付けちゃうのも楽しいと思います☆

自然観察林(7) 自然観察林(8)

「青年の木」「ブナ婆さん」を差し置いて(笑)ヒバ爺さんと記念撮影♪ 樹齢およそ500〜600年。誤差が多すぎるんですけど(笑)これだけ枝分かれしていると、正確な樹齢を測るのは難しそうです。

自然観察林(9) 自然観察林(10)

ヒバ爺さんのアップ☆

自然観察林(11) 自然観察林(12)

写真:左=ぐりぃ〜んと曲がった枝がカップの取っ手のようだから「コーヒーカップの木」。「ジェットコースターの木」でもよさそう。
写真:右=横ばいになっている木はブナ、その上にちゃっかり根付いちゃったのはヒバです。まだブナの木は頑張ってますが、いずれ力つきて倒れて、土に還るでしょう。
百年後にも文明が存続していて、この写真が残っていたら、「かつてはこんな状態でした」って紹介してもらえるかなぁ(笑)

花やキノコ、コケや菌類の写真も撮ったのですが、今回は割愛させていただきましたm(_ _)m
カエデも多いので、今月下旬くらいからは紅葉も楽しめそうですね♪
『レクの森』では、夏はセミの羽化観察、冬はスノーシュートレッキングなどの単発イベントも行っているそうです。

『レクの森』ブログはこちら

↓過去ブログ↓
・2006年07月05日 厚沢部『レクの森』
・2006年07月06日 写真で綴る『レクの森』
 今、読み返してみたらビックリするくらいアッサリ終わってたよ!(爆)もうちょっと書くことあるだろう…(ToT)


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posted by しう@SOTO at 23:38 | TrackBack(0) | 北海道

上ノ国(かみのくに)

厚沢部からR227を日本海側に戻ってR228を南下、今回は江差をスルーして上ノ国をちょっと探索。
(過去ブログ→2006年07月09日『江差探訪』

上ノ国は北海道で最も早い時期に和人が定住した地とされており、北海道では数少ない中世の史跡・文化財を有する歴史の町で、1189年に源頼朝が奥州の藤原氏を攻めた際、糠部や津軽の人々が上ノ国付近まで逃れて来たといわれています。

道の駅『上ノ国もんじゅ』 上ノ国漁協付近からの眺め

写真:左=道の駅『上ノ国もんじゅ』。ドッグランができてました。
写真:右=道の駅から海岸沿いに下りて、上ノ国漁協付近から見た風景。右上あたりに道の駅が見えます。

夜明けの塔(1) 夜明けの塔(2)

道の駅から夷王山(いおうざん)方面に登ったところに、開基800年を記念して八幡牧野の丘陵地・中世の丘に造られた上ノ国のシンボルタワー『夜明けの塔』が建っています。節電のため、現在は夜間ライトアップを中止しているそうです。

夜明けの塔からの眺め(夷王山) 夜明けの塔からの眺め(パノラマ)

写真:左=夜明けの塔から見た夷王山(鳥居が見えますか〜?)
写真:右=夜明けの塔からのパノラマ風景

夷王山レストハウス 勝山館跡ガイダンス施設

またちょっと戻って、写真:左=夷王山レストハウスへ。休業中なのか、閉鎖してしまったのか…? ここは、バーベキュー場、キャンプ場としても利用できるようです。もちろん無料!
ここからなら眺望も楽しめますが、トイレや炊事場が見当たらなかったので、キャンプ場はだいぶ下の方になるのかな。

写真:右=レストハウスから更にちょっと戻って(下って)勝山館跡ガイダンス施設へ。中世に松前氏の祖が勝山館を築いた地で、当時の墳墓群も残っています。

夷王山 夷王山からの眺め

勝山館跡ガイダンス施設の脇から夷王山(と言っても小さな丘みたいなものですが)へ登ってみました。檜山道立自然公園の一部でもある夷王山周辺は野草の宝庫です。

写真:左=フウロ、ツリガネニンジン、ナデシコなどなどが咲いています。
写真:右=振り返ってみた勝山館跡ガイダンス施設。真ん中ちょい左あたり、ぽっかり空いた丘の上に建つのがレストハウス、その左側にピョコっと建ってるのが夜明けの塔。

夷王山神社(鳥居) 夷王山神社(拝殿)

写真:左=頂上に鎮座する夷王山神社の鳥居
写真:右=拝殿 風雪に耐えるためか両サイドに石垣?が配されています。

6月中旬には『夷王山まつり』が開催され、たいまつ行列や歴史探訪&ウォッチング&ウォークラリー、歌謡まつりにカラオケ大会などで賑わうようです。
町内には八幡宮もあり、上ノ国八幡宮渡御祭(9月中旬)で行われる御徒士行列(おかちぎょうれつ)は、ここでしか見られないそうですよ! 今年の3月には駐車場も増設され観光バスでも停められるようになったそうです。

夷王山神社 夷王山神社からのパノラマ

写真:左=太陽をバックに夷王山神社
写真:右=夷王山からの眺めも素晴らしいです!

墳墓群 墳墓群案内板

ついでに?『勝山館跡ガイダンス施設』(入館料200円)を見学。
館前にある墳墓群のあたりは特にドクゼリ(たぶん)の花が群生していて満開でした。

ナゾの多い少女の骨 勝山館跡ガイダンス施設

写真:左=ナゾの多い少女の骨
写真:右=お椀の底には何が見える?

勝山館跡ガイダンス施設(2) 勝山館跡ガイダンス施設(1)

写真:左=天河の湊と上之国三館跡
写真:右=コマシャインの戦いと蠣崎(かきざき)氏の台頭

下北半島でチラっと見た『蠣崎』という単語がここで繋がるとは。
2012年07月02日の日記に写真だけ載せています

勝山館跡ガイダンス施設(3) 勝山館跡ガイダンス施設(4)

写真:左=刀(こしらえ)の構造
写真:右=荼毘(だび)の跡と火葬墓

勝山館跡ガイダンス施設(5) 勝山館跡ガイダンス施設(6)

写真:左=かつての夷王山〜上ノ国ジオラマ
写真:右=夷王山墳墓群のアイヌ墓

他にも旧笹浪家住宅および付属土蔵(国指定重要文化財)/勝山館跡(国指定史跡)/上國寺本堂(国指定重要文化財)/神の道など見どころがたくさんあります。今日は日差しが殺人的な暑さだったのでここまでm(_ _;)m

撮影:Nikon D60

上ノ国町ホームページ
上ノ国町観光協会
上ノ国町 - Wikipedia


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2012年09月05日

トラピスト修道院

昨日は上ノ国から、初めて道道5号を走り湯ノ岱温泉郷を横目に峠を越えて木古内〜国道228号で知内へ。北海道最古の温泉・知内温泉で疲れを癒し、道の駅『しりうち』に停泊。
小雨が降ったり止んだりで、気温26度/湿度75%と北海道なのに熱帯夜でした(ToT)

明けて今日、国道228号を知内町〜木古内町に戻って佐女川神社に参拝するつもりだったのですが、カーナビに載ってないのと道路上にも案内板が見当たらなかったのでスルーしてしまいました。

トラピスト修道院(案内板)

で、そのまま函館方面に走り、トラピスト修道院へ。ガイドブックでもお馴染みですが、観光地という気分ではない場所なので今まで立ち寄ったことがなかったのです。
トラピスト修道院 - Wikipediaの解説

国道から修道院に続く町道がちょっと狭くて躊躇しましたが、観光バスも通るくらいなので大丈夫☆
余談ですが、電光掲示板などに『渡島 雷注意報』とか出てて「渡島ってどこだよ」と思ってたら、日本海側の寿都と太平洋側の長万部を結ぶ黒松内低地以南の地域を『渡島半島』っていうんですね。しかも「おしま」って読むんですね。

トラピスト修道院(1) トラピスト修道院(入り口)

正式名称は『厳律シトー会 灯台の聖母トラピスト修道院』。明治27年(1894)、当時の函館教区長ベルリオーズ司教がトラピスト会総長に日本に創立の可能性を打診したのが始まりで、日本で最初に建てられた修道院となります。

トラピスト修道院(5) トラピスト修道院(4)

ここは男子修道院なので見学は男性のみ。事前の予約が必要で、日曜は受け付けていません。
入口の脇にある小部屋に、内部の様子などの資料(写真)が展示されています。

ちなみに函館市上湯川町には女子トラピスチヌ修道院 天使園があります。

トラピスト修道院(2) トラピスト修道院(3)

かつてのトラピスト修道院の写真。

トラピスト修道院(6)

「祈り働け」をモットーに、各修道院にて労働と祈りの日々を送っているそうです。

トラピスト修道院(ルルド1)

ルルドの泉を模した『ルルドの洞窟』があるということで、行ってみることに。ここで受付というか、お声かけしてから敷地内へ。
姿は見えなかったけど、ここで酪農をしているみたいです。牧草が積まれた倉庫?があり、動物の匂いが漂ってきました。

トラピスト修道院(ルルド2) トラピスト修道院(ルルド3)

途中、墓地が右側にあります。その向かい側は牧草地。

トラピスト修道院(ルルド4) トラピスト修道院(ルルド5)

牧草地の先は杉林です。曇りだったので暗くなるのが早い!
杉林が二手に分かれ、左に行くと展望所、右の階段を上るとルルドの洞窟にたどり着きます。徒歩でおよそ20分くらい。
ルルド - Wikipediaの解説

トラピスト修道院(ルルド6) トラピスト修道院(ルルド7)
 
ツタで覆われた岩窟に佇むマリア像。このツタは秋には真っ赤に色づきます。
泉は再現されていませんでした。

トラピスト修道院(ルルド8) トラピスト修道院(ルルド9)

ここにも展望台が設けられています。今日は雲が覆っていて、こ〜んな感じ。
写真:右=展望台から振り返ったルルドの洞窟。

トラピスト修道院(駐車場と売店) トラピスト修道院(ソフトクリーム)

受付の方にご挨拶して駐車場に戻り、隣接する売店でお土産に絵はがきとバター飴を購入。ここで作られるトラピストバターやバター飴、クッキーなどは函館名物として全国的に有名なんだそうです。神父さま、喜んでくれるかな?(^_^ゞ

で、やっぱり気になったのでソフトクリームも(笑)
ワタシは変わり種ばっかりでバニラは滅多に食べないんですが…これがまたすっごく美味しい! ミルクが濃厚でなめらかな舌触り。ワッフルコーンでもカップでも320円です。オススメ!

撮影:Nikon D60


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2012年09月06日

きじひき高原キャンプ場

昨日は入浴および停泊地で当てが外れてしまい、ちょっと苦労しました(^_^;

当てが外れたその1=茂辺地福祉浴場
ここは浴室が1つしかないのか、男性=火曜日&土曜日/女性=木曜日&日曜日のみの営業でした。無念!

他に茂辺地に日帰り入浴できる施設はないので、自動的に湯の沢水辺公園キャンプ場も却下。
「無料なのにこの設備どうよ!?」といわんばかりの個人サイト(ブログ)を見て心躍る思いだったのですが…(ToT)

せせらぎ温泉

で、手持ちの地図を頼りに20kmほど離れたせせらぎ温泉で入浴。300円、備品なし。綺麗な施設で、露天風呂もあり意外と広かったです。

地図を見ると近くに八郎沼公園があり、けっこう見応えがありそうなので行ってみたら17時で閉鎖(ToT)
既に夕暮れ時だったので、すごすごと上磯ダム公園キャンプ場へ向かう。ここはダムのほとりだからキャンプ場じゃなくてもダムの駐車場に停められそうだと踏んだのですが… 道が… わからない(爆)
手持ちの地図では、桜の名所でもある松前藩戸辺地陣屋跡の先にあるようなのですが…実際に行ってみると陣屋跡が行き止まりっぽいんですけど…。砂利道だし…。
陽が暮れてきたので無理は禁物と諦めました(T_T) ここは無難に一昨年も停泊させていただいた、とある店舗へ。慣れないことはするもんじゃないな…。

ということで、今日は予めキャンプ場に「大きめのキャンピングカーなんですけど大丈夫ですか? 周辺の道路状況はどうですか?」と電話確認。観光バスも通るくらいなので大丈夫ですよ〜と、イン時間や料金などを聞いて安心! 意気揚々と向かいます(笑)

しんわの湯

その前に、先ずは入浴♪
北海道といえど、道南はけっこう暑い。今日は朝から小雨で気温は27度くらいだったんですけど湿度が75%くらいで蒸しました。
『ホテル秋田屋』に隣接の『しんわの湯』はアルカリ泉とナトリウム泉、2種類の源泉があり、飲用もできます!お持ち帰りも自由!
入浴料400円、備品なし、ドライヤー¥50。

さっぱりしたところで、きじひき高原キャンプ場へ。
ところが電話に出た方は帰られていて、17時から交代のおじさんが「本当はキャンピングカーはダメなんだよ」と言いつつ、今日は他にお客さんがいないからいいよと入れてくれました。
ちょっとモヤモヤは残りますが(^_^;今から移動はツライのでお言葉に甘えさせていただきました。しかし、電話に出たのは誰なんだー!?

きじひき高原キャンプ場(1) きじひき高原キャンプ場(2)

駐車場に停めるだけなので、テント1張ぶん=300円でした。北海道のキャンプ場って安いよね!(≧∇≦)b
はじめトイレに近い方に停めたら、おじさんが「もうちょっと先の方に停めた方が夜景が綺麗に見えるよ」と教えてくれました(笑)

きじひき高原キャンプ場(3)

貸し切り状態、超贅沢な風景独り占め!。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・

ちなみに木地挽(きじひき)山へ向かう町道?は、キャンプ場の先から17時で夜間閉鎖されます。通行できるのは、夜景を見る観光ツアーのバスだけなんだそうです。

きじひき高原キャンプ場(夜景) きじひき高原キャンプ場(4)

函館の夜景が一望できます! びゅーりほー!! 。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・
誰もいないキャンプ場で、三脚を片手にえっちら丘に登って撮りました。ちょっと怖かったけど、この景色を観たら吹っ飛びました!

きじひき高原キャンプ場(5) きじひき高原キャンプ場(6)

夜中もけっこうクルマが来たのですが、ゲートが閉まっているのでキャンプ場の自販機あたりで談笑している声が聞こえる程度。
たまに牛の鳴き声が聞こえるのが気になったのですが、朝になったら丘の上に牛がいっぱいいてビックリしました!いたのね!(笑)

きじひき高原キャンプ場(パノラマ)

朝のパノラマ風景。左から駒ヶ岳〜大沼〜七飯町〜箱館山が一望できます!こんな絶景スポットがあったんですね♪
来れてよかったです(*^_^*)

撮影:Nikon D60/入浴施設はケータイカメラ(DoCoMo SH-02A)


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2012年09月07日

きじひき高原 2つの展望台

パノラマ展望台(1) パノラマ展望台(2)

写真:左=きじひき高原『パノラマ展望台』。右端に写っている山は駒ヶ岳。
写真:右=パノラマ展望台から見た駐車場と、函館方面の風景。トイレもあります。

パノラマ展望台(三十三観音1) パノラマ展望台(三十三観音2)

パノラマ展望台には、地元の方が建てた『太平三十三観音』が安置されていて、毎年8月30日には盛大に例大祭が執り行われるそうです。

パノラマ展望台(3) パノラマ展望台(4)

写真:左=駒ヶ岳と大沼・小沼
写真:右=函館の町と函館山

噴火湾眺望台(1) 噴火湾眺望台(2)

さらに『噴火湾眺望台』。こちらはトイレなし、駐車場も普通車3〜4台分程度です。
ここからも駒ヶ岳がくっきり見えます。
きじひき高原には大野町公共育成牧場があり、約1,000頭もの赤牛・黒牛・ホルスタインが放牧されているのを間近に見ることができますよ。

きじひき高原キャンプ場からパノラマ展望台〜噴火湾眺望台に続くルートは冬期閉鎖(10月中旬〜5月中旬)、また開通時期でも夜間(17時〜9時)は閉鎖されます。

撮影:Nikon D60


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タグ:展望台
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2012年09月08日

函館・立待岬

立待岬(1)

函館山の南東、津軽海峡に面した立待岬(たちまちみさき)です。ここもパジェロやレンタカーで旅していた10〜15年くらい前以来ではないかと思うのですが、まったく記憶になかったので再訪問しました(^_^ゞ
立待岬 - Wikipediaの解説

住宅街を通り抜け、石川啄木一族の墓などがある墓地を過ぎ、かなり道幅が狭いのでヒヤヒヤしましたが観光バスも通るし一方通行になっています。
駐車場も意外と広く、岬側に普通車用、1段上に大型車用と分かれています。売店も営業していました!

立待岬(2) 立待岬(3)

写真:左=与謝野寛・晶子の歌碑
写真:右=岬側駐車場と立待岬の碑

立待岬(4) 立待岬(パノラマ)

断崖絶壁といった雰囲気の岬ですが、遊歩道で下まで降りることができます。
写真:右=降りたところからのパノラマ風景

立待岬(5) 立待岬(花)

道なき道を海岸沿いにちょっと歩いてみました。水平線の向こうには下北半島も見えます。
写真:右=これはツリガネニンジンではないと思う…。

撮影:Nikon D60

森昌子さんの『立待岬』(YouTube)
ちあきなおみさんの『立待岬』(YouTube)


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タグ: 景勝地
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2012年09月09日

写真で綴る函館・元町

まずは写真のみ掲載ですm(_ _)m

函館観光(ロープウェー) 函館観光(案内図)

写真:左=箱館山ロープウェー
写真:右=案内図

函館観光(函館護国神社/1) 函館観光(函館護国神社/2)

函館護国神社

函館観光(函館護国神社/3) 函館観光(函館護国神社からの眺め)

函館護国神社からの眺め

函館観光(函館聖ヨハネ教会) 函館観光(函館教会)

写真:左=函館聖ヨハネ教会
写真:右=函館教会

函館観光(坂道) 函館観光(おみせ)

写真:左=八幡坂
写真:右=お店の雰囲気がよかったので撮ってみた(^_^ゞ

函館観光(町並み) 函館観光(おみせ)

写真:左=函館・元町は坂が多い
写真:右=和風レトロがあれば洋風レトロも

函館観光(船魂神社/1) 函館観光(船魂神社/2)

船魂神社

函館観光(旧函館区公会堂) 函館観光(元町公園)

写真:左=旧函館区公会堂
写真:右=元町公園


撮影:Nikon D60

参考サイト
・函館市公式の観光情報ウェブサイト『はこぶら


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タグ:神社 函館
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